「中学生の数学」がどういうものかよく知っているわけではない。私にも中学生時代はあったのだが、あまり数学を懸命に学ぶという気持ちがなかった。むしろ英語の方に勉強の重点があったのである。
それでいうわけでもないが、私は中学校や高校で数学のできないとか、わからない人にいつでも同情的になる。実際私がそうだったから。
いま私自身が数学がわからない方かどうかはわからない。数学があまりよくできる方ではいまでもないだろう。これは生まれつきのものもある。
高校受験を来春受けるはずの中学3年生の勉強を8月から見る約束をしている。いまクラブ活動で忙しい最中であり、テニスクラブのキャプテンをその子はしている。このキャプテンの任務は6月末に終わるので、1か月の猶予期間の後、8月からその子の勉強を見ようとしている。
とりあえずは数学、英語、国語を見なければならないだろう。どれくらい勉強がおろそかになっているのか、またわかってはいないのか、私はまったく知らない。
高校受験の試験の問題を解けるような力をつけることもだが、それだけではなく、学校での不断の成績を上げておかなくてはならないだろう。
小さいときから知っている子である。