雑談会のレポーターにお願いした隣人が急な転勤でレポーターを務められなくなったので、急遽自分で話をすることにした。
三角関数の還元公式のグラフの移動による導出である。こういう方法で還元公式を導くとは本で読んだことはない。
かなり以前に大学で同僚だった、Kさんが学生に指導していたのを傍で見ていて知った方法だと思う。
そういう方法で余角の公式だとか補角の公式だとかを導いたことのある人がもしいれば、その人はかなりの独自の世界をもった人だと思う。
私にしてみてもこの年にならないとそういうことを考えたことはなかったのだから。
これは今日は話さないつりだが、三角関数の導入のしかたも独自に考えている。こちらはもっとも私の独創ではなかろう。しかし、こういう導入なら、三角関数は難しいなどとは誰も思わなくなるだろう。
しかし、この導入のしかたと三角関数の加法定理とのつながりをどうつけるのかはまだわからない。
というのは三角関数の加法定理はなかなか重要な定理というか公式であるからである。