「他人から見た武谷三男」とは私が徳島科学史雑誌に連載している論文のタイトルである。現在このシリ-ズを8まで書いている。
あと私の取りあげる予定のテーマは中村静治の『技術論論争史』(創風社)だけが残っている。しかし、これを取りあげることがいまなおできていない。
シリーズを終えるにはどうしてもこれを取りあげないわけには行かないのだが。
先日も徳島科学史会のSさんから「あのシリ-ズは終わりですか」とか聞かれたのだが、取りかかる気がいまのところ起こらない。というより現在の時点としては、もっと優先したいことが私にあるのだ。
現在の課題としてはNさんの『武谷三男の生涯』の原稿を点検することが優先されるであろう。これは私の著作ではないが、きちんと世に出す必要が武谷三男の研究をしている者としてはあるだろうと判断している。
これが9月になったのに「数学・物理通信」の発行に私がなかなか移っていけない大きな理由である。『「数学・物理通信」は休刊します』といいたい気持ちがすこしはあるのだが、そうもいかない。
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