物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ZimmerとRaumとのちがい

2021-05-27 19:09:34 | 本と雑誌
ドイツ語で部屋を示す、ZimmerとRaumという語はどう違うのか。
 
いつだったかそのことを聞いた。Zimmerは個人的に使う部屋であり、Raumは多くの人が共通に使う部屋だと聞いた。
 
ホテルなどで朝食を食べる部屋はFr"uhst"ucksraumというが、確かに朝食場は多くの人が共通に使う部屋である。
 
私の経験でもKopieraumというのをドイツの大学に行ったときにすぐ教えられた。コピー室、これも確かに多くの人が共通に使う部屋である。
 
そういう違いはドイツ人というかドイツ語を母語にしている人には当然だろうが、悲しいかな我々はドイツ語を母語にしているわけではないので、教えられないとわからない。
 
いま辞書でRaumをみたら、Duscheraumというのもあった。これはシャワー室である。これも多くの人が共通に使う部屋である。

(2024.10.5付記)元々Raumは空間とか、日本語でいえば、宇宙も意味する語である。いま部屋としての用法しか上には書いていないので、これらの意味を知らないのかと思われるといけないので付言する。Raumfahrtと言えば、宇宙旅行である。

もちろん空間とか宇宙とかの意味を私だって先に知ったのである。Weylの有名な書にRaum, Zeit, Materie(空間、時間、物質)というタイトルの本がある。相対論の関係の書だと言っていいのであろう。本はドイツで買ってもっているのだが、読んだことはない。

いまどき理系の人でドイツ語を読む人などほとんどいないのだろう。


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