物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

県立図書館に本を返しに行った

2021-05-11 12:57:36 | 本と雑誌
県立図書館に本を返しに行った。その2冊の本のうちで1冊は本当はこの本を借りに行ったのにあまり読まずにもう1冊の本の方をもっぱら読んだ。

こちらは三角関数のことを書いた本であり、それこそ表表紙から裏表紙まで読んだ。

もう1冊の方は『コンピュータの数学』であったが、こちらは必要な部分をコピーしようかと思ったが、それもせずに返してしまった。

まあ、人生というのは不思議なものである。人生などという、たいそれたことではむろんないが。

数学エッセイを改訂している

2021-05-10 13:20:33 | 数学
最近、昔書いた数学エッセイをつぎつぎと改訂している。

これは昔はwordで書いたエッセイに学生さんに頼んで図を描いてもらい、本として出版した『数学散歩』(国土社,2005)の中に所載した数学エッセイである(注)。

現在では数式はlatex入力するのできれいに仕上がる。ただ図の入力はかなり手間がかかるが、それもtikzを使って昔ほど手間がかかるわけでもなくなった。それでも図を描くのは大変であることには変わりない。

体系的な本を書きたいとは思うが、それにはどうも程遠い。しかたなく、古い数学エッセイを改訂する仕事に集中している。だが、それだってなかなかである。

ワードの文書をlatexのソフトのところへ持っていってそれをコピーする。そこからようやく仕事が始まる。

冊子体の本を出さないつもりであり、電子書籍として出せないかを模索したい。

難しい分野ではなかなか自分の納得したものができないので、少しやさしいところから始めている。これは小学校程度から中学校程度か高校程度の内容である。

(注)このときに学生にアルバイト料として数十万円は払ったと思うので、ただ働きをさせたわけではない。

コロナワクチンの予約

2021-05-10 13:07:37 | 本と雑誌
コロナワクチンの予約をインターネットでした。

もっともはじめに接種をしようとしていた愛媛生協病院では7月末くらいまで予約ができない状況だったので、私がいつも検診に行っている診療所に接種場所を変更した。

妻の予約も同じ診療所でしたが、6月下旬に接種日がなるらしい。こうい事態が起きるとは予想もしていなかった。

まだ『四元数の発見』の海賊版が出ている

2021-05-08 16:18:01 | 本と雑誌
まだ『四元数の発見』の海賊版が出ている。出版社に頼んで海賊版を駆逐してもらったつもりだったが、まだよく探すとpdfで無料でダウンロードできると書いたサイトがあった。

そこには本の定価が3000円を超えた定価が書いてあったが、この本の定価は2200円で消費税が10%かかるとして2,420円である。

とても安く本を著者の努力で売っているのに、3800円を超すなどとはウソも甚だしい。

ぜひ、著者を助けると思って書店でかってほしい。今野紀雄先生の『四元数』だって定価2800円であり、これに10%の消費税をつけると、3080円の定価がつくが、これよりも高い定価が私の本についていた。これはまちがいであるので、『四元数の発見』pdfでは買わないでほしい。海鳴社にはまだ十分在庫があるはずだから。定価も上げてはいないと思う。


クロスワードパズル

2021-05-08 13:01:31 | 本と雑誌
今朝朝食後に妻が朝日新聞のクロスワードのパズルを真剣にやっているのを見ていたが、どうも難渋しているらしいので、つい口を出したら今度は私の方がはまってしまった。

それでいい年をした老人が二人かかってようやく全て解けたが、なかなか惑わすような問もあって難しかった。

一つは妻が展望台として入れたところだったが、展望台では困ることがわかった。それではタテのカギの言葉のはじめが「ン」ではじまることになってしまう。

他のところを見たら、2番目はハで、3番目はラだということが分ったので妻がアから順に入れて行って、「見晴らし台」にたどりついた。意味は展望台とほとんど同じだが、語彙が豊富でないと解けない。

ロシアの改革開放政策のことをどう言ったか思い出せなかったが、ぺで始まると聞いてペレストロイカをようやく思い出した。

さすがに二人がかりで解いたので、全部解けたが、一人で解けば絶対に解けないねと言い合った。

みんな頭がいいな

2021-05-07 12:32:40 | 本と雑誌
昨夜もzoomでドイツ語のクラスがあった。

音声のドイツ語を聞き取ってそれを再生するのだが、なかなか会話が長い。
それをテキストなしで、音声で聞いて即席で覚えて再現するというようなオーラルメソッドで話が進む。このときには音しかなく、それを字に書かれてはいないのだ。

ところが参加者は私も含めて4名だが、かなりうまく会話をほとんどうまく再現されるから、みなさん頭がいいなと思ってしまう。

わたしなどついて行くので「ふうふう」である。男性と女性を比べるとたいてい女性の方が外国語は上手だというが、それは確かであろう。

先生をのぞく、クラスの4名のうちで男性は私だけで他はすべて女性で、言葉は女性にはかなわないというのが私の感慨である。

NHKのフランス語のテクスト

2021-05-06 09:22:20 | 本と雑誌
NHKのラジオのフランス語講座のテクストを廃棄するように妻に迫られている。

当面は、ここ10年分くらいだが、私の家にはたぶん1977年4月からだから43年分くらいはあるだろう。それを順次廃棄する必要がでてきた(注)。

やはり1977年以降のドイツ語のテクストもある。2004年度まではテレビのフランス語とドイツ語のテクストもあった。だが、テレビは視覚的なものなので、テクストはあまり必要ではないから、大学退職時に費用の軽減のために購読を止めたから、2005年度からはテレビのフランス語講座とドイツ語の講座のテクストはない。

ひょっとすると、これらのテクストは私のうちには1970年前後から残っているかもしれない。これらのテクストの廃棄は紐にくくってリサイクルゴミとして出すだけだから廃棄は簡単なのだが、どこかにその雑誌が一部は残っていることは必要だろう。

国会図書館には日本で出版されたすべての本や雑誌が収容されているはずなので、記録としては私の所蔵しているものを廃棄してもかまわないのかもしれない。本当のところはどうなんだろうか。特にこのテクストを発行しているNHK出版には全部残っているのだろうか。

ドイツ語のほうはいまのところ廃棄を迫られてはないが、これは妻もドイツに私と一緒に行って住んでいたから、少しはドイツ語をわかるのでちょっと猶予をくれているのであろう。

そういえば、自分の死後に遺族がその蔵書等の処理に困るだろうからというのであろうか、2月の半ばに亡くなった2つ違いの次兄はかなり以前から自分の持っていた蔵書のうちで文学書等を自分の若い知人たちに譲っていた。

兄のもっていた蔵書が亡くなったときに、皆無になっていたわけではないが、かなり少なくなっていた。彼は世界文学全書とか日本文学全書みたいなものももっていたはずだが、もうそれはなかった。

4つ年上の長兄は交通事故で60歳の時に突然なくなったので、蔵書がそのまま残っていた。小説等の文学書は私は譲り受けなかったが、理科系の書籍のかなりの部分は私がもらった。

もっとも中学校の理科の教師だった長兄の蔵書はそれほど私の役に立ったわけではない。それでも中学生のための理科の読本風のものはときどき取り出して読んでいる。

(注)1977年4月はドイツでの一年の留学から帰ってきたときである。外国語が話せることが重要だという認識を新たにしたのがこの時期であった。



女性の社会進出が要望されるが、

2021-05-05 11:15:32 | 本と雑誌
女性の社会進出が要望されるが、政治の社会ではなかなか女性の社会進出がままならない。

男性社会だと思われる、物理学会だが、今期の会長は女性であるらしい。これで3人目の女性会長の出現である。だから物理学会では女性会長はもうそれほど珍しくはない。

一人目は社会活動でもよく知られた、米澤富美子さんであり、朝日新聞の書評委員等も務められたし、『人物で語る物理入門』上、下(岩波新書)の著書でも知られている。残念ながら数年前に亡くなられた。 

二人目はカリスマ性のある、坂東昌子さんでこの人は湯川秀樹先生の研究室の出身だが、助手の時代だったか、大学院の最高学年の時代だったかに、もっと学生を指導するようにと湯川先生に年下の院生を連れて直談判におよんだとかでとてもカリスマ性のある、豪快な方である。

お二人とも優れた研究者でもあったし、周りの物理学者からも人望も厚い方であった。

たまたまだが、お二人には私も面識があった。そして、米澤さんが物理学会の会長さんをされていたとき、私も1年間物理学会の委員をしたという経験がある。

もっとも、だからと言って女性の社会進出が一般的になっているとまではなかなかいうことができないのは残念である。これからも大いに努力を要することであろう。



Fussballzitate (3.5.2021)

2021-05-04 11:51:00 | 本と雑誌
昨夜のNHKのEテレの「旅するためのドイツ語」から。

サッカー選手の名言をここに記録しておく。

 Mal ist man der Hund,
       mal ist man der Baum.     (Maris G"otze)
 (マール イスト マン デア フント、
  マール イスト マン デア バウム)
  犬になるときもあれば、木になるときもある。

ドイツ語の得意な人はカタカナの発音は無視してください。これはドイツ語を知らない人のためです。

サッカーにおいては自分が活躍してゲームに勝つこともあるが、負けることもあるという意味らしい。木には犬がおしっこをかけられるという日常で見かける風景もここでは考慮されているらしい。

(2021.5.5付記) ドイツ語の読みとしてmalをマルとしていたのはミスでマールと伸ばして発音すると思う。一日たって見たら、発音カナがおかしいことに気がついた。昨日は気づかなかった。

ちなみに、イストはこの音だけを聞くと「食べる」という語に対する2人称と3人称に対する変化と同じとなる。文の内容からこの場合にはものを食べるとは関係がないことがわかる。

五捨五入

2021-05-03 16:15:06 | 本と雑誌
この歳になっても不眠症になったことはない、私だが、昨夜は昼の間にコタツで昼寝をしたせいか、昨夜めずらしく眠れなかったので、起き出して自分が昔書いた本を取り出して読んでみた。

最近、同じことを書こうとしていることとかもあるのだが、我ながら昔もけっこう面白いことを書いていたのではないかという気がした。

残念ながら私にはなかなかテクスト風の本は書けないので、いつもエッセイ風の文章のあつまりではあるのだが。

部分的には昔とりあつかったテーマを最近またまた重複して2度3度と取り上げる傾向にあるのはしかたがない。

昨夜読み返した文章の一つに「五捨五入」という文章があった。短いエッセイで、日本の小学校の算数では「四捨五入」というけれど、数値計算を連続して行うような時には「四捨五入」よりも「五捨五入」のほうがいいのではないかという、私が大学で応用数学の授業で学んだ占部教授の意見を述べたものである。

そして、これを私が大学を定年退職を記念して出版した『数学散歩』(国土社)の5番目のエッセイかに収録した。ところがこの本を定年退職の記念パーティー来てくれた数少ない卒業生の一人から、その直後にメールをもらった。

それは、アメリカの工業規格では実は四捨五入ではなく五捨五入が実際に採用されているということであった。彼は神戸にある、S社の教育担当の社員にその当時なっていたが、アメリカからの注文仕様では五捨五入が使われており、注文を受けた技術者はこれがなぜだか理解できず、「アメリカは遅れている」と教育担当のK君にクレームを述べたのだという。

それで K 君は応対に困って「カスタマーの要求だから従ってください」としか言えなかったという。彼は私の本を読んで、五捨五入の方が計算誤差が少ないために精度が上がるのだ、とようやく悟った。それで自社の技術者にようやく納得させる自信ができたと書いていた。

いや、これには私のほうがびっくりしてしまった。「アメリカでの工業規格が五捨五入を採用している」とは私は知らなかった。

ひょっとしたら、アメリカ留学の経験もある占部教授はそのことも講義中に話したのかもしれないが、私の知る限りではそういうことは聞かなかったような気がする。

単にアカデミックな話と思っていた五捨五入が、実はアカデミックな話ではなく、アメリカの工業規格では標準として採用されていたのである。

学問もここまで行かなくては本物ではあるまい。

(2021.8.17付記) 
最近このブログを読んでくれた方がおられたので、付記する。この五捨五入のエッセイは「数学・物理通信」11巻3号で読むことができる。インターネットで検索してみてください。すぐに名古屋大学の谷村先生のサイトにすべての「数学・物理通信」のバックナンバーがあります。



『サイン、コサイン、タンジェント』読了

2021-05-03 15:42:17 | 本と雑誌
『サイン、コサイン、タンジェント』(ニュートンプレス)を読了した。たかだか1505ぺージとかそんなものなのに結構時間がかかった。

これは夜の就寝前とかの数十分とか使って読んだのだから時間がかかったのである。それによくわからないところもあった。地震の振動解析の話は専門家の方が書かれていて、あまり詳しくはわからなかった。

それはある程度は三角関数のフーリエ変換にかかわり、専門研究にかかわるので仕方がないところもあろう。

それとこの本は数値に頼った説明もあり、もうちょっと数式を使った話をした方がよいのだがと思うところもあった。

だが、イラストがきちんと描かれているとかの長所もあった。第一、私はあまり本を最初から最後のページまできちんと読むことはきわめてすくない。

わかったことばかりではないが、まがりなりにも表表紙から裏表紙まで読んだ数少ない本の一つとなった。

100%わかったなどとはいわないが、それでもほとんどはわかったつもりである。そんなことは私の歳になれば、当然でもあろう。

それでほかの三角関数の本も読んでみたくなった。

憲法集会に参加した

2021-05-03 15:35:34 | 本と雑誌
5月3日なので、憲法集会に参加した。とはいってもオンラインによる参加である。

zoomによる参加が140人を越えたとの報告が主催者側からあった。確かに画面で見たら、1画面25人だが、それが6画面はあった。

私はパソコンでの参加だったが、妻はスマホで参加した。

八法亭みややっこさんの話はおもしろかった。ちょっと長々とした話であったが、弁護士としてだけではなく、噺家としても話はおもしろかった。



つい先ごろ2021年が始まったと思ったのに

2021-05-01 11:12:36 | 本と雑誌
つい先ごろ2021年が始まったと思ったのに今日はすでに5月1日である。

明日の2日は日曜日だが、明後日の5月3日は憲法記念日である。いわゆる憲法擁護の憲法集会がある。

コロナ禍でオンラインを併用した集会となる。私たちは昨日zoomでの参加申し込みをして、午後遅くにはそのIDとかパスワードとかを受け取った。

昨年は憲法集会は休会になったが、今年はオンライン集会ができることになった。1年での急速なオンライン会議の普及である。

私の家族でも東京といつだったかオンライン家族会を開いた経験がある。これは二人の子どもとその家族とのオンライン家族会であった。

オンラインのそれも小さな限られた画面の中ではあるが、子どもやその家族、特に、孫の成長をみることができるのはいい時代になったものだ。

もちろん、コロナ禍がなければ5月には家族の誕生日が続くので、上京して家族の再会を喜ぶのが普通だが、昨年からそういうことができなくなっている。

もっとも孫は元気で最近とみに、おしゃべりになっており、自分のお得意の歌をスマホの向こうで歌ってくれたりはする。

ブログを書き始めたころは

2021-05-01 10:52:14 | 本と雑誌
ブログを書き始めたころは書くことがなくなるのではないかといつも思って、思いついたことを書かないで残しておくこともあった。

ところが、そうして見てもその書きたかったことを書かないでいてもそれを忘れるのがオチであった。

結局、わかったことは思いついたことがあれば、そのときに書けばよい。人が生きていれば、書くことが尽きることはないということを思い知った。。

だから、思いついたことでブログの話題になりそうなことを残しておく必要などない。

少なくとも、小さな思いでも大切にしてそれを表現していけば、書くことなど尽きることなどない。それが人間が生きているということであろう。