【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岡田克也・民進党代表初陣は1勝1敗、民共合作で戦争法廃止に弾み 平成28年春の統一補欠選挙

2016年04月24日 22時17分48秒 | 岡田克也、旅の途中

[写真]NHK総合テレビさん映像からスクリーンショット、2016年4月24日

 NHKは、2016年4月24日午後8時00分01秒過ぎ、「衆院京都3区補選 民進党・泉健太氏6回目の当選確実」と報じました。

 この後、午後10時過ぎ、北海道5区では自民党が公認し、公明党と日本の心を大切にする党が推薦した、自民党最大派閥かつ総裁派閥の領袖の娘婿が初当選することが確実になったと報じました。

 北海道5区は補選としては稀な高投票率になりました。しかし補選は比例復活がありません。それは告示前から分かっていたことです。負けは負けです。

 4月第4日曜日の、春の統一補欠選挙、京都3区と北海道5区で行われました。

 筆者・宮崎信行が唯一絶対のご忠誠をお誓い申し上げる、岡田克也さんが、2015年1月に最大野党党首(ネクスト総理)になってから初めての国政選挙でした。

 初陣の京都3区大勝で、参院選、衆院選に弾みがつきました。

 (2014年)7月1日の閣議決定後に総選挙がありましたが、戦争法(平和安全法制)成立後では初めての国政選挙。地球の裏側に自衛官を送り込み、武器を輸送し、弾薬を補給する戦争法に国民が強い不信感を持っていることが明らかになりました。

 

[写真]日本共産党の志位和夫幹部会委員長と、民進党の岡田克也代表、2015年7月10日、国会議事堂中央部常任委員長室、筆者・宮崎信行撮影。

 民共合作は一定の成果を収めました。

○泉さんは北海道出身で京都3区で41歳6期、池田さんは東京出身で北海道5区で出馬。ともに40歳代前半。

 党営選挙の民進党らしく、北海道5区の池田真紀候補は東京都板橋区出身、京都3区の泉代議士は北海道出身です。

 英国庶民院の二大政党は、保守党は党本下傘、労働党は県連公募が比較的多いのですが、岡田さんが敷いた、党本部ないし県連の公募方式がしっかりと根付き、小選挙区ゆえに逆に非世襲でも当選しやすい土壌が現実のものとなりました。党営選挙なので、泉さんは早々に比例近畿ブロック選出議員としての辞職、補選出馬を決断。これにより、泉健太(泉ケンタ)さんは41歳にして「当選6回生」「閣僚適齢期」という金看板を手に入れました。これにより、世襲の方が当選期数の出世が早くなるという弊害も解消されつつあります。

 この記事の本文は以上です。



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