8月3日版
[写真]民主党の小沢一郎代表代行
さあ、あすはいよいよ公示前日です。明朝は新聞休刊日なので、珍しくビール(缶半分)でも飲んで、ピアノ音楽を聴いて1、2時間夜更かししてから、床につこうと思います。
民主党の小沢一郎代表代行は18日の公示日に届け出る全国11の比例ブロックへの届出名簿のついて、「17日深夜までかかるかもしれない」と述べました。
小選挙区立候補者は全員が1位に同列で登載され、仮に小選挙区で落選した場合は惜敗率上位者から当選することになります。三重3区の岡田克也候補予定者などが、比例重複を辞退する意向であると報じられています。
小沢さんは「順位付けは、皆から嫌われる」としています。小沢さんは過去に労組系議員から順位付けが低いのは組織の力を見くびっているからだ、という趣旨で当日に立候補辞退された苦い経験があります。
とにもかくにも、立候補者も私たち有権者も、まずは小選挙区です。
小沢氏、名簿確定「17日深夜」 衆院比例代表で - 47NEWS(よんななニュース)
民主党の小沢一郎代表代行は16日、衆院選比例代表名簿の確定について「17日深夜までかかるかもしれない」と述べ、18日の公示日直前まで発表がずれ込む可能性があるとの見通しを示した。盛岡市で記者団に語った。
小沢氏は「比例代表の順位付けは、皆から嫌われる。誰もやる人がいない」と指摘、自ら調整に当たる考えを示した。
同党は全国11ブロックの1位に小選挙区との重複立候補者を並べ、比例単独候補はその下位とする方針。多くの候補が小選挙区で当選すれば、単独候補にも議席獲得の可能性があるため、単独候補の名簿順位をめぐる党内調整が難航しているとみられる。
単独候補は元議員など30人を超える見通しだ。
民主党幹事長の岡田克也さんは15日、福井県内を遊説しました。衆院予算委員をともに務めた笹木竜三さん(福井1区)、松宮勲さん(福井3区)らと演説した中で、「私たちがこの4年間を掛けて作り上げたマニフェストは魂の結晶だ。自民党のように官僚の作った政策をホッチキスで留めただけのものとは違う」と述べたそうです。民主党ニュースが伝えています。
報道によると、マニフェストは100万部がはけ、200万部を増刷したそうです。
民主党:岡田幹事長、福井で演説 ささき・同1区、松宮同3区両総支部長と国民のための政治実現誓う
岡田克也幹事長は15日、福井県を訪れ、県内各地で民主党の各総支部長らとともに街頭演説を行い、私たちがこの4年間を掛けて作り上げたマニフェストは魂の結晶だ。自民党のように官僚の作った政策をホッチキスで留めただけのものとは違うと話し、更なる民主党への支持を求めた。
福井市内の会場では、ささき竜三・同県第1区総支部長(前衆院議員)とともに1000人の聴衆に向けて演説を行い、政権交代の必要性を訴えた。
ささき総支部長は演説の中で、「本当の豊かさとは、能力を発揮できる(働く場)所があること。老後の不安が無いこと。そして子どもたちの将来が安心できること」と三点を上げ、4年前と比べて良くなったことは何もないとして小泉政権以来の自民党政治を厳しく批判。そのうえで、「民主党が政権を取れば、私たちは皆さんに約束したことを果たす責任を持つ立場になる。その覚悟は十分にできている」と話し、変える勇気を持ってほしいと求め、幕末この越前藩は変えるときは毅然として変えて前に進めてきたと表明。「一緒に変えよう」と力強く訴えた。
敦賀市の敦賀駅前では松宮いさお・同第3区総支部長がマイクを持ち、自民党政治による停滞から抜け出すために民主党を応援してほしいと、700名の聴衆に向けて支持を求めた。
松宮総支部長は、「今日で戦後64年。日本は平和憲法のもとで一貫して専守防衛でここまで発展してきたが、それを破ろうとしている」と自民党のマニフェストに対し強い懸念を露にした。また、自民党の政策の失敗、政治の怠慢により国民の生活は停滞したままだと話し、「4年前に圧倒的多数の議席を与え、構造改革という弱者切捨て政策により、米国に次ぐ格差大国になった」とも指摘。こうした日本の現状を変えるのは国民の皆さんお一人お一人の行動しかないとして、民主党をもっと応援していただき、政権交代を成し遂げ、国民の生活のための政治を取り戻そうと訴えた。
岡田幹事長は、「この4年間、何が変わったというと、総理大臣が4人も代わっただけだ。毎年トップが代わるような会社があったらそんな会社はとっくに倒産している」と分析し、国のリーダーとしての責任がまったくなく、人気や選挙目当てで総理を選ぶ自民党の体質を厳しく批判した。
そして岡田幹事長はマニフェストを手に取り、「ひとつの国会に50本も60本も法律を出すなど、これはわれわれが4年間をかけて作り上げてきた結晶だ。自民党のように、官僚の作った政策をホッチキスで留めただけのようなものとは違う」と話し、私たちならしがらみの無い政治ができる。民主党を応援してほしいといっそうの支援を求めた。
橋下徹・大阪府知事と中田宏・横浜市長が11日、大阪府庁で記者会見し、「首長連合」として民主党を支持することを表明しました。橋下知事は自民党・公明党推薦を得て、府知事に当選しています。
橋下知事も加わる「全国知事会」は、民主党の地方分権政策に関するマニフェストに関して、低い評価を出しました。しかし、これは、民主党の分権政策が「基礎自治体の強化」を柱としていることから、広域自治体(都道府県)の首長である知事にとって、低い評価になるのは当然のことだと思っていました。
大阪府など近畿の場合は、基礎自治体再編のほかにも「近畿州」などの広域的な連携も可能です。つまり、政権交代後の「地方分権、地域主権」は「仕組みそのものを地域が決める時代」になる、といっていいと思います。
当ブログでは、「オピニオン・リーダーをつかまえよう=民主党支持にしよう」とずっと主張して参りました。まさに大阪府知事はこの国を代表するオピニオン・リーダーです。政権交代にむけて、オピニオン・リーダーをつかまえる作業にはメドがつきました。あとは1人1人、しっかりと最終確認作業に入ったといえると思います。確認、確認、また確認。
asahi.com(朝日新聞社):橋下知事ら首長連合、民主支持を表明 - 政治
大阪府の橋下徹知事と横浜市の中田宏市長は11日、大阪府庁で記者会見し、「首長連合」として総選挙で民主党を支持することを表明した。自民、民主両党のマニフェスト(政権公約)を比較した結果、民主には「(地方分権に必要な)政治的リーダーシップが発揮される政権運営の仕組みが盛り込まれている」(橋下知事)と評価した。
全国知事会は8日に自民、民主、公明3党のマニフェストで、地方分権にかかわる政策の採点結果を公表。自民が60.6点、民主は58.3点、公明は66.2点で、民主の評価が低かった。橋下知事は、首長連合が知事会とは異なる政党支持を表明する可能性を示していた。
日曜(9日)付の日本農業新聞、政治評論家・小林吉弥さんが毎週日曜日に寄稿している『ズバリ核心』第694回(!)に民主党“姫刺客”30人の戦績予想が載っていました。このコラムは農業王国・北海道9区選出の鳩山由紀夫代表も楽しみにしているそうです。
小林さんは民主党“姫刺客”は18勝11敗と予想しています。高知1区は無所属の前知事の勝利を予想しています。全般的に私も感覚的には、これに近い感覚を持っていますのでご紹介します。
ちなみに“姫刺客”というのはマスコミ用語ですからね、民主党が付けたニックネームではありませんから。
一つ付け加えると、愛媛1区で永江孝子元アナウンサーが「○=有力」となっていますが、永江さんは、昨年中に当落線上まで浮上したようですが、5月の調査でもギリギリ抜けきれない状態が続いている、という話を聞いたことがあります。ですから、永江さんは「△」または「▲」ではないでしょうか。愛媛1区は松山市の大部分ですが、松山市は四国唯一の50万都市、中村時広市長(元日本新党衆院議員、父・中村時雄は民社党結党メンバーのひとり)が永江さんの背中を全面的に押せば、決定打になるような気がしますが、時広さんの心中はいかに?
民主党代表の鳩山由紀夫さんの改革の原点が9日付日経2面「風見鶏」に載っていました。
これは鳩山さんが7年前の会合で明かした話だそうです。
鳩山さんは自民党経世会(自民党竹下派)に在籍していた当選1・2回生のころ、金丸信会長から事務所に呼ばれ、200万円の札束(現ナマ)を目の前に置かれ、「君らが派閥解消を唱えるなら、派閥を出てからにしろ」とすごんだそうです。鳩山さんは「お金に目がくらんで、いただいて辞した」とし、「その悔しさが私のその後の行動を規定した」そうです。
鳩山さんは派閥の親分から200万円の現金を渡され、それが欲しくて受け取ってしまった。それが改革の原点だったようです。
このような話は当選1回生以上のほとんどが「あーっ」と思うでしょう。
民主党本部の収入は私たちの税金が原資の政党助成金が9割以上です。が、代表代行でありながら一部の予算は小沢一郎さんが握っています。小沢さんは鳩山代表の都立小石川高校の5年先輩ですから、まるでジャイアンのように振る舞っています。
例えば、7月21日に現職、新人・元職に500万円の現金を手渡ししましたが、これだって小沢の金ではなく、民主党の金、国民の金です。
しかし、小沢の手癖は直りません。
小沢はこの後、党本部から定宿の八重洲富士屋ホテルに移り、小沢グループ「一新会(倶楽部)」の連中と会合を持ちました。解散当日にもかかわらず、この会合は予定時刻を過ぎても続きました。本当に強い議員は、会合をさっさと失敬して新幹線や飛行機に乗り込んで選挙区に帰ったはずです。
ところがこの後、一新会(倶楽部)に属しない有力新人らが八重洲富士屋ホテルに呼ばれ、小沢さんから激励を受けています。これは大多数の新人のみなさん、一新会(倶楽部)のみなさんにとってはショックでしょう。これが国会名物、“小沢のダブルスタンダード”です。
悪の代行=小沢一郎。
札束を見せられたら、心が揺らぐのは人間として当然だと思いますよ。こういう手法を今でもやるのは、民主党では小沢さんだけです。このような小沢的手法を封じこめるには、政治の透明化、ディスクロージャーがイチバン良いし、楽だと思いますよ。平岡秀夫さん(山口2区)はブログで、公認料の手渡しは初めてだ、とディスクロージャーしています。平岡さんはスッキリ、山口2区での活動に入れたことでしょう。
政権交代し、政治を国民(自分)の手に取り戻すためには、不透明な“小沢的要素”の排除が不可欠です。とにもかくにも圧倒的な個人票で当選したら、さっさと当選のための道具にすぎない“悪の代行=小沢一郎”を切り捨てて、“小沢卒業”してください。圧倒的な個人票で勝ち上がることが“小沢卒業のキップ”です。
県議会「新進石川」と金沢市議会「会派市民」の両グループは5日、民主党県連に対し、元自民党参院議員の沓掛哲男氏(79)を衆院選比例北陸信越ブロックに擁立するよう要請した。民主党県連の一川保夫代表は「(要請を)受け止める」と述べ、検討する意向を示した。沓掛氏もこの日、金沢市であった民主党・鳩山代表の演説の際に姿を見せるなど意欲を見せた。
沓掛氏は旧建設省出身で国家公安委員長などを歴任。現職の07年参院選の際、いったん高齢などから不出馬の意向を表明したが、無所属での立候補を模索した経緯がある。4日に東京で沓掛氏と会談した新進石川の宇野邦夫幹事長は「道路行政のエキスパート。県政課題を確実に解決できる人」と強調した