【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

第27回参院選自民党は「壺扱いの屈辱を受けた臨床検査技師会」撤退か「日本遺族会」「佐藤信秋氏」「長崎県連」「合区」先送りへ

2024年07月25日 23時31分31秒 | 第27回参院選(2025年7月)
[写真]自民党本部、今から8年前の2016年5月16日、宮崎信行撮影。

 自民党はきょう令和6年2024年7月25日(木)第27回参院選の1次公認を発表しました。

 臨床検査技師会は、前回、安倍晋三さん(暗殺)・伊達忠一さん(引退)の票寄せで、統一教会からも支援を受けてしまいました。くれぐれも名誉のために言いますが、臨床検査技師で、壺はいません。が、今回のリストにはなく自民党から撤退するかもしれません。

 日本遺族会も前回、議院運営委員長が落選しました。鹿児島県区でも元会長の参議院議長が引退して公認が出ておらず、遺族会も自民党から徹底となるのでしょうか。

 全建設業連では、見坂(けんざか)茂範さん51歳が公認。佐藤信秋さんは新潟県連会長として、新潟県区(改選定数2)をめざします。同党は、県連は月会費5万円を払えれば入れて、役員は2まで、会長は1県連までとなっています。

 来年の通常国会で「土地改良法改正案」を審議する見通しですが、参院選では、現職の宮崎雅夫さんが引き続き公認され再選をめざします。

 全国郵便局長会は、新人の犬童周作さん56歳にスイッチ。

 もめている長崎県区は現職の公認が決定されませんでした。

 6年近くまで、旧立憲民主党がさわやかな風をふかせた神奈川県区では、若くして亡くなった島村大(日大二高卒)さんの後釜がみつからず、公募が始まりました。

 橋本聖子さん、有村治子さん、中田宏さん、和田政宗さん、赤池誠章さんらも公認が出ました。

 分かりにくい、鳥取、島根、徳島、高知の県区と特定枠での公認はすべて見送られたようです。

 概算要求基準は、4兆円の「重点政策枠」ができそうです。
 適正検査の不祥事で、能動的サイバー防御法案の臨時国会提出に暗雲がたれこめました。公職選挙法改正案は、総務省の論点洗い出しにそった改正となりそう。首相は先端半導体の支援法案を出したいと視察先で語りました。選挙を前にした来年の通常国会は、下請法改正案、年金法改正案、上述の土地改良法改正案などが準備されています。

 あす2024年7月26日(金)は、あちら時間でパリ五輪が開幕。東京オリンピックでは、100メートルでイタリアの白人が金メダルをとる歴史的快挙がありました。英国は労働党へ14年ぶりの政権交代、フランス極右伸長に大統領が苦慮、アメリカはバイデン大統領の再指名拒否で、カマラ・ハリス副大統領が出馬へ。もはやコロナではないめまぐるしい7月。クーベルタン男爵の出生地フランスではどんなドラマを人類は繰り広げるのでしょうか。日本人だけが人類から置かれていった「逆・真珠湾」を、日本人が知る夏にもなりそうです。

 以上です。