【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

無役の蓮舫さんが芳野友子連合会長を批判、参院選で対抗馬(小池都民ファ・玉木国民)に深入り応援の腹いせか、「国葬出席より労働者支援を政府に求めろ」

2022年09月15日 23時32分21秒 | 立憲構成員である読者を想定した2021-22選挙・組織情報
[写真]蓮舫さん、きょねん、宮崎信行撮影。

 蓮舫さんは「国葬よりも優先されるべきコロナ禍、物価高の労働者支援を政府に求める立場なのでは」とつぶやき、芳野友子・連合会長を批判しました。

 立憲民主党議員の芳野連合会長批判はこれが初めて。



 蓮舫さんは、第26回参院選東京区(定数6)で辛勝。芳野友子さん(JAM副会長)は、連合東京初の女性事務局長の斉藤さん(電機連合・日立労組)とともに、ファーストの会の荒木ちはる候補(前都議、都民ファーストの会の顧問が小池百合子さん)を応援。国民民主党の玉木雄一郎代表や、矢田わか子全国比例候補(電機連合・パナソニック=落選)とともに、東京の街頭に繰り出しました。


[写真]小池ゆり子・都民ファーストの会顧問と耳打ちする連合の芳野友子会長=右端=と荒木ちはる候補の応援演説をする玉木雄一郎国民民主党代表、3か月前の2022年6月18日、東京・新宿駅前で、宮崎信行撮影。


[写真]蓮舫さん、きょねん、宮崎信行撮影。

 6年前、岡田克也代表を「つまらない男」と批判し民進党代表になった蓮舫さんですが、今回は「予算委員会に出過ぎだ」との身内のやっかみもあり、党では無役、会派でも無役となりました。

 岡田克也さんは参院選で蓮舫さんではない男性新人(前衆院議員)を応援しました。

 18年前の初当選以前から主要メンバーの「花斉会」は党内から「サークル感覚」と批判されつつも野田佳彦政権の樹立を成し遂げました。しかし10年経っても、第26回選挙後に指宿温泉で合宿をしましたが、山形の主要メンバーの落選、現職の退会で、東京と千葉の議員しかいないところまで縮小しました。

 参議院議員は、本会議散会後、国対控室でお菓子をつまみながらだべったり、週刊誌を読んだりして仲間内で過ごしますが、先の第208回通常国会では、私が議員会館地下1階のタリーズコーヒーでパソコンを打っていたところ、「ファッションモデルみたいなハイヒールを履いた女性が1人で歩いてきた」と思ったら、本会議後にすべての議員に先んじて議員会館に1人で帰る蓮舫さんでした。私は18年間、蓮舫さんをファッションモデルとかニュースキャスターとか認識する機会がなかったので、自分としても意外な経験でした。

 このようなことから向こう6年間、芳野批判で自らの存在感を発揮しようという考えとみられます。東京都連は全国で6都県のみ統一地方選前半戦から外れますが、後半戦は逆に定数が大きい大乱戦となりますので、そこで一定の戦果を納めれば、2028年7月までの任期で再び存在感を示す機会はかなりの高確率で来そうです。

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