ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

衆参両院の議運委員長、同意人事「早期収拾」で合意

2007年10月31日 23時05分28秒 | 第168臨時会(2007年9月~1月)法案の嵐作戦

[最初のエントリー2007-10-29]
同意人事巡り対応協議・衆参議院運営委員長(日経)

 衆参両院の議院運営委員長が29日会談し、今国会の同意人事案件について、早期に事態収拾をはかることで合意しました。

 参院第一党、民主党西岡武夫さんも「時間をかけて対応を考えたい」としながら、「何らかの方向性を見いだしたい」としました。

 自民党笹川尭さんも歩み寄りの姿勢を示しました。

 民主党の同意人事3原則

①新任は65歳未満
②女性を入れる
③行政官は半分まで

 を与野党のルールとして定着させたい考えのようです。

 なお、来年の通常国会では日本銀行(日銀)総裁の人事が待っています。


[追記2007-10-31]

 なんとか今国会での同意の方向性が見えてきたようです。11月10日(土)の会期末までに政府系14機関の28人の新任・再任人事ができそうです。

 具体的には6人の合同会議をつくり、政府から内示を受けます。

メンバーは
 ①衆院・議運委員長(自民)
 ②衆院・議運委与党側筆頭理事(自民)
 ③衆院・議運委野党側筆頭理事(民主)

 ④参院・議運委員長(民主)
 ⑤参院・議運委与党側筆頭理事(自民)
 ⑥参院・議運委野党側筆頭理事(民主)

 というメンバー、衆参3人ずつ、自民・民主3人ずつ。無難かつ良いアイディアだと思います。この後、両院の議運委理事会に正式に提出する運びになるようです。これについて、

10月30日の福田首相と小沢民主党代表の党首会談を受け、「ねじれ国会」のルール作りで与野党が合意する初のケースとなる

 と読売は伝えています。

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【関連エントリー】10/26付(10/25発生事項)
国会同意人事案件 政府リストが朝日新聞に流出 政府が候補者さしかえ作業


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