ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

来週1月14日(火)参・政倫審で弁明「え」まで「不本意な安倍派」だったはずの江島潔議員は何を語るのか

2025年01月08日 18時21分04秒 | 閉会中審査
[写真]国会議事堂の青い空と白い雲、今から7年前の2018年8月23日、宮崎信行撮影。

 参議院政治倫理審査会は、来週、令和7年2025年1月14日(火)の午後12時45分から、上野通子、江島潔両議員の本人申し立ての弁明を各々10分間ずつ聞き、それぞれに対して73分ずつの質疑をすることを決定しました。両議員はともに次の選挙は非改選で、まだ3年半の任期があります。

 参議院自民党(武見敬三会長・松山政司幹事長)は新体制で、安倍、二階派のパー券ノルマ超過分還付金不記載問題で、弁明を始めました。五十音順で、14日を過ぎても「え」の状況で、衆では当初予算案審議のための部会も始まる季節を迎えます。

 このうち、江島議員は「安倍派」は不本意だったと想像できます。下関では、安倍晋三ファミリー、林芳正官房長官ファミリー、江島ファミリー、初村ファミリーの自民党4家が対立していました。安倍さんは、林さんを参議院、江島さんを下関市長、初村さんを政策担当秘書として配置し、盤石な体制をしいていました。江島さんは、市長時代に公共事業などの関係で、安倍さんに弱みを握られていたとの情報も、私はかなり前から山口に事務所がある人から聞いていました。このため、江島さんは清和政策研究会会員として安倍派に移行するしていくなかで忸怩たる思いを、過去に持っていたと考えられます。誰かが立憲民主党保守派に回るということは、現実的ではなかったかもしれません。が、自民党が強い山口県でも現状への疑問を持つ人が出てきたようです。政権交代ある政党政治が日本に根付いていれば、安倍晋三さんを物理的に取り除こうという思惑が醸し出されなかったかもしれません。

 野党は勢いづいており、国民民主党が埼玉4人区に、50代後半女性の公認を決定。れいわ新選組も、60代男性が新人として市議選にでるはこび。立憲も山梨県で、6年前より100日早く公認が上申されそうです。

 蛇足ですが、私はきのう、生まれて初めて、石破茂さんに似ていると言われました。眼鏡を、総理の方が、私に寄せてきている影響もあると思います。60歳前後が、20歳前後が、初出馬したり、関心を持ったりする動きが出てきました。きょねん9月の「トリプル党首選」からの顔ぶれを変える流れは、夏も続くと思われます。ここを乗り切った議員と後援会は、その後、十数年以上視界が良好になるかもしれません。

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