[写真]2005年総選挙にのぞむ、民主党の岡田克也代表(ネクスト総理)、NEWSWEEK2005年8月22日号から撮影。
それから10年の時がたちました。
金曜日ですから、岡田克也さんの民主党代表としての定例記者会見。
平成17年2005年9月11日(日)の第44回衆議院議員総選挙、いわゆる郵政選挙から、きょうでちょうど10年の月日が経ちました。郵政選挙は民主党は小選挙区・比例代表とも2000万票を超える得票をしたにもかかわらず、自民党は議席占拠率が49%から61%に増えてしまいました。あんまり思い出したくないところですが、まだ10年しかたっていないとは驚きです。その間に、日本の総理大臣は6回変わったので、そう感じるのでしょう。有権者は1割以上入れ替わりました。
岡田さんは「あのときの自民党マニフェストは郵政を民営化すれば、景気も良くなり、経済も良くなり、地方も良くなり、外交も良くなり、財政も立ち直るというとんでもないマニフェストだった。すべてがバラ色になることはありえない」と振り返り、「ああいったことに対して、国民のみなさんはどう思っておられるのか」 と言葉を選びながら、有権者に問いました。
[写真]2005年郵政選挙から10年経って、当時を振り返る、民主党の岡田克也代表(ネクスト総理)、2015年9月11日、国会内、筆者(宮崎信行)撮影。
「あの辺から日本の政治はおかしくなった」とし、「民主党の2009年マニフェストは、小泉マニフェストに引きずられて膨らまし過ぎた。ご批判いただいてもしかたがない面もあった」と反省。
「小泉さんは国民に良いことだけ約束して、できなくてもいいやと放り出した。私たちのマニフェストもできないことも約束してしっぺ返しをうけた。安倍さんも、景気回復、この道しかない、と言いながら、安保法案をやっている」とし、第48回衆議院議員総選挙では
「国民のみなさんに良いことも悪いことも全部お話しして選挙をやりたい」
と決意を表明しました。
ところで、10年前の官房長官人事については、「考えていなかった」とし、小泉郵政劇場のもと余裕がなかったことを明示しました。まあ、負けた選挙というのは後から振り返るとそういうものです。選挙は公示日には半分以上決まっています。
第48回衆議院議員総選挙はどうなるでしょうか?
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(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki
(http://miyazakinobuyuki.net/)
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