田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

南の島へ Ⅲ

2010-02-19 19:50:17 | 道外の旅

 旅する形でエキサイトするのではなく、旅の内容でエキサイトするとは? 私は次のように考えた。 

 旅する目的はさまざまである。しかし、最大公約数的にまとめると旅する目的とは非日常的な空間に自分自身をおくことだろう。
 そしてその非日常的な空間の中で何をするかだが、これも最大公約数的にいうと風光明媚なところや名所旧跡を訪ね歩いたり、その土地ならではの味覚などを味わうことに集約されるだろう。
 昨年の私の「沖縄離島の旅」はまさにこうした旅の典型であった。その旅は、自分で移動の手段や宿を手配し、民宿という初めての宿泊形態に泊まり、日本最南端、最西端を旅するという、いわば旅する形がエキサイティングだったのだが、今年はそれとは少し違うのだ。

 南の島へ Part 2で「旅の内容でエキサイトする」と書いた。
 その旅の内容とは・・・、屋久島を訪れ「縄文杉」登山をすることにしたのだ。
 ガイドブックによっては登山と云わず、トレッキングと称しているところもあるから、そう大げさなものではないと思うのだが、往復の行程がかなり長くきついらしいのだ。往復約8時間にわたって山を登り降りするという。
 60才以上には山小屋での一泊コースが勧められるということだから、自分にとって今がラストチャンス(年齢的には過ぎているのだが)なのでは思ったのが、屋久島を目ざそうとした動機である。

 「縄文杉」とは、屋久島で確認されている屋久杉の中で最大最長寿の杉として有名であるが、樹齢は3,000年以上(2,500年説もあり)、樹高30m、幹周16.1mという巨大な杉だ。屋久島が世界自然遺産に登録されてからは、その象徴的存在となっていて、一度は目にしたいとずっと憧れていたのだ。
 まあ、ミーハー的な興味の域を出ないのだが…。

        
      ※ こうした雪道を毎日通勤していると、南の島が恋しくなってくる…。

 ところで旅する時期についてだが、屋久島は小さな島ながら一つの島に亜熱帯から冷温帯までの植物分布が見られるらしい。だから1~2月だと高いところは雪に見舞われるということだが、冬山登山はご免こうむりたい。3月に入るとその恐れは遠のくとのことで、旅する時期を3月にしたのだ。

 今回の旅は「縄文杉」登山以外の他の日々はありふれた観光になる予定だから、今回の最大・最高のイベントが「縄文杉」登山ということになる。
 情報によると「縄文杉」登山は大人気で相当数が訪れているということだ。
 まあ、私のような者でも行く時代だからそれは当然なことであろうと予想はしている。

 旅程としては屋久島に4泊するのであるが、4泊5日のうちの前後2日は北海道からの移動に取られてしまうので、実質的には3日間の滞在である。
 そのうち1日を「縄文杉」登山、1日を屋久島内観光にあてようと考えている。
 残ったもう1日を・・・、「さてどうしよう?」と考えたのだが・・・。(次回に続く)