よたよたと走り(滑走し)ながら、体力のなさを痛感し「もうそろそろ引退かなぁ…」などと考えながら、野幌の原始林の中を走ってきました。
2月7日、私にとって今シーズン3戦目となる「原始林クロスカントリースキー大会」が江別市で開催され参加してきた。
吹雪模様で当初どうなるかと心配されたが大会は予定通りに行われた。
今回はレースと同時進行で、私の心の内を描く形でレポートしてみることにする。

※ 10Kmの部のスタート前の様子です。スタート時は雪が
舞い降りるコンディションでした。
午前10時、10キロの部が一斉にスタートした。
今回は無理して前の方には出ずに、後方からスタートした。「すぐに辛くなるんだからゆっくりゆっくり」と自らに声を掛けながら…。
それなのに1キロも行かないくらいの頃から、呼吸も、脚の筋肉も辛さが顔を出し始めた。
ぐっと我慢しながらペースを守って走り続ける。すると、中に周りのペースより遅い人が私の前に来たりする。やむを得ずそうした人を抜こうとするとペースを上げねばならない。これが呼吸にも、脚にも相当のダメージを与える。
大した山坂はないコースなのだが、こうした繰り返しの中で体力をすっかり使い果たし4キロも行かないところで我慢の限界を超えた。一呼吸入れるために立ち止まった。後続のスキーヤーが次々と追い抜いていく。
立ち止まりながら考えた。「そろそろ引退かなぁ」と…。
一呼吸おいて再び走り始めた。
「10Km中間点」の表示を目にしたとき、「え~、まだ中間点?」と思い、ガックリきた。
空はいつの間にか雪が止み、雲間には青空さえ見え始めている。
スピードは出ないものの、懸命にストックで押し、足を前に出しスキーを前へ進める。
背中も、額も汗びっしょりだ。
この頃になると、後方集団は前にも後にも人が見えず、一人旅となる。
この状態が精神的には良い。ひたすら自分の世界に入って、ただただスキーを前へ押し出すことに専念できるからだ。すると不思議なことに身体の状態も良くなってくる。疲れてはいるものの、辛さをそれほど感じなくなるのだ。いや、それは不思議でも何でもなく、自分の体力に合ったペースで走っているということなのだろう。
「あと3Km」、「あと1Km」の表示も激励してくれている表示のように見えてくる。
今回もまた、1時間も雪上で格闘の末にゴールした。
サポート役で一緒に来てくれた妻は私の成績には大して関心がないらしく「そんなに遅い方ではなかったんじゃない」と慰めにもならないノー天気なことを云ってくれた。
ゴール後のブタ汁が美味しかった…。

※ 出場者のために用意されたテント内で準備する選手たちです。
2月7日、私にとって今シーズン3戦目となる「原始林クロスカントリースキー大会」が江別市で開催され参加してきた。
吹雪模様で当初どうなるかと心配されたが大会は予定通りに行われた。
今回はレースと同時進行で、私の心の内を描く形でレポートしてみることにする。

※ 10Kmの部のスタート前の様子です。スタート時は雪が
舞い降りるコンディションでした。
午前10時、10キロの部が一斉にスタートした。
今回は無理して前の方には出ずに、後方からスタートした。「すぐに辛くなるんだからゆっくりゆっくり」と自らに声を掛けながら…。
それなのに1キロも行かないくらいの頃から、呼吸も、脚の筋肉も辛さが顔を出し始めた。
ぐっと我慢しながらペースを守って走り続ける。すると、中に周りのペースより遅い人が私の前に来たりする。やむを得ずそうした人を抜こうとするとペースを上げねばならない。これが呼吸にも、脚にも相当のダメージを与える。
大した山坂はないコースなのだが、こうした繰り返しの中で体力をすっかり使い果たし4キロも行かないところで我慢の限界を超えた。一呼吸入れるために立ち止まった。後続のスキーヤーが次々と追い抜いていく。
立ち止まりながら考えた。「そろそろ引退かなぁ」と…。
一呼吸おいて再び走り始めた。
「10Km中間点」の表示を目にしたとき、「え~、まだ中間点?」と思い、ガックリきた。
空はいつの間にか雪が止み、雲間には青空さえ見え始めている。
スピードは出ないものの、懸命にストックで押し、足を前に出しスキーを前へ進める。
背中も、額も汗びっしょりだ。
この頃になると、後方集団は前にも後にも人が見えず、一人旅となる。
この状態が精神的には良い。ひたすら自分の世界に入って、ただただスキーを前へ押し出すことに専念できるからだ。すると不思議なことに身体の状態も良くなってくる。疲れてはいるものの、辛さをそれほど感じなくなるのだ。いや、それは不思議でも何でもなく、自分の体力に合ったペースで走っているということなのだろう。
「あと3Km」、「あと1Km」の表示も激励してくれている表示のように見えてくる。
今回もまた、1時間も雪上で格闘の末にゴールした。
サポート役で一緒に来てくれた妻は私の成績には大して関心がないらしく「そんなに遅い方ではなかったんじゃない」と慰めにもならないノー天気なことを云ってくれた。
ゴール後のブタ汁が美味しかった…。

※ 出場者のために用意されたテント内で準備する選手たちです。