田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

頑張っているぞ!札幌大学

2014-04-03 21:18:34 | 講演・講義・フォーラム等
 伊藤俊輔君をはじめとして、教育支援ボランティアを体験した三人の学生の発表は堂々としたものだった。札幌大学が教員志望の学生に対して有効な指導方針の下、学生を育てていることがうかがえるシンポジウムだった。 

           
           ※ 「青少年体験活動奨励制度」について説明する松田東京学芸大教授です。

 3月30日(日)午後、札幌大学において教育支援人材認証協会というところが主催する「大学が地域の教育支援人材育成に果たす役割」という名称のシンポジウムが開催され、参加してきた。
 シンポジウムは教育支援人材認証協会の理事の方が「青少年体験活動奨励制度について」の説明が冒頭にあった。その趣旨は、青少年が様々な体験活動を自主的に継続した実績に応じて、その達成を表彰する仕組みを全国、さらには世界的にも通ずる顕彰システムとして確立することを目ざした取り組みの一環ということだ。

           
           ※ シンポジウムにおいて、ボランティアの体験を発表する札大の学生です。

 続いて、札幌大学の三つのゼミにおいて、地域の教育機関や団体の活動にボランティアで関わっている実践の報告がなされた。
 障害のある子どもたちに対する支援活動、地域の幼児の親子を対象とした野外活動、通信制高校や私立小学校の行事への応援活動、などなど…。
 それぞれ教師がそのねらいを説明し、参加した学生が感想や成果を発表する形でシンポジウムは進められた。

 そして私が何より驚いたのは、学生の発表の様子だった。
 ボランティアを体験する中で悩み、苦しんだこと、そこを乗り越え成長できたこと、などを自らの言葉で堂々と発表していたことだった。
 発表した伊藤俊輔君をはじめ三人はゼミの代表として発表だったから、優秀な学生には違いないと思う。それにしても自分は学生の時に彼らのように人前でしっかりと発表することなどできたろうか?と振り返ってみたとき、彼らの素晴らしさを思うのである。

 コーディネーターの方が、「大学が地域の教育支援人材育成に果たす役割」というよりは、地域や教育機関に学生が育てられている事例の発表となったが…、と断りを入れていたが、
シンポジウムに参加した私は、今どきの大学の学生の育成法に一端に触れることができた有意義なひと時だった。
 頑張っているぞ!札幌大学