ロシアが何故あそこまで執拗にクリミア半島にこだわったか?そこには民族間の争いを調停するという表の理由の他に、もっと奥深い理由があったと、道新解説委員の菅原淳氏は解説した。
チ・カ・ホ空間を会場に行われた「道新ニュースカフェ」で4月11日、「ソチ五輪 カメラを通して感じたこと」に続いて、午後5時からの「これがニュースの焦点だ クリミアの危機、どこから!」という道新解説委員の菅原淳氏の話を聴いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/c3/e784ed28493b4be99f3c19431a9667e8.jpg)
菅原解説委員は、道新のコラム欄「卓上四季」の執筆担当を経て、現在道新の新解説企画で第1、第3日曜に掲載している「ニュースがわかる」を担当しているという、いわば道新のエース記者の一人と言っても良い方のようだ。
菅原氏は「ロシアが何故あそこまでクリミア半島にこだわったか?」について、次のように分かり易く説明した。
菅原氏が用意したのは、何枚ものロシアを中心とした地図だった。
その地図を用いて、ロシアの国が海に向けて開けているところは、北極海とオホーツク海が主であることを眼から理解させた。
そしてもう一ヵ所、ボスポラス海峡を挟んで外海と通じている黒海にわずかに面している。その黒海に突き出るように位置しているのがクリミア半島である。
ロシアにとって、北極海、オホーツク海が冬季に凍結してしまうのに対して、黒海だけは冬も凍らないということで、ロシアにとっては貴重な海になっているという。
それは多分に軍事的意味からなのだが、クリミア半島にはロシアの黒海艦隊が租借権をウクライナとの間で設定して駐留しているそうだが、この租借権を巡ってウクライナとの間で争いが絶えなかったらしい。
そこで今回の混乱の中で、世界からの非難にも耳を貸さず、強引に自国に編入したということが真相のようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/09/ff32b44e3ef68e4940e8cba843b9346a.jpg)
※ 左手の司会の質問に答える形のトークショーの形を取ったのだが、司会が逆効果に思えるほど酷かった。
このことは、新聞報道などから私も概略は理解していたことだったが、菅原氏はそのことを何とかより分かり易く説明することに意を用いていたようだった。
最近は北海道新聞だけではなく、各紙がこのようにニュースを分かり易く伝えるために心を砕いているように見える。
このことはやはり、池上 彰 氏の登場が大きかったのではないだろうか?
彼が世界の中で起こったニュースや世界情勢を分かり易く伝えたことで、世の中から大歓迎を受けたのを目の当たりにして、これまでニュースを伝える側だった人たちは大反省を迫られたのだと思う。
世界で起こっていることが、一人でも多くの人たちにその事象の本来の意味を理解することは、世界の平和を維持していく上でも大きな意味があることだと私は思う。
チ・カ・ホ空間を会場に行われた「道新ニュースカフェ」で4月11日、「ソチ五輪 カメラを通して感じたこと」に続いて、午後5時からの「これがニュースの焦点だ クリミアの危機、どこから!」という道新解説委員の菅原淳氏の話を聴いた。
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菅原解説委員は、道新のコラム欄「卓上四季」の執筆担当を経て、現在道新の新解説企画で第1、第3日曜に掲載している「ニュースがわかる」を担当しているという、いわば道新のエース記者の一人と言っても良い方のようだ。
菅原氏は「ロシアが何故あそこまでクリミア半島にこだわったか?」について、次のように分かり易く説明した。
菅原氏が用意したのは、何枚ものロシアを中心とした地図だった。
その地図を用いて、ロシアの国が海に向けて開けているところは、北極海とオホーツク海が主であることを眼から理解させた。
そしてもう一ヵ所、ボスポラス海峡を挟んで外海と通じている黒海にわずかに面している。その黒海に突き出るように位置しているのがクリミア半島である。
ロシアにとって、北極海、オホーツク海が冬季に凍結してしまうのに対して、黒海だけは冬も凍らないということで、ロシアにとっては貴重な海になっているという。
それは多分に軍事的意味からなのだが、クリミア半島にはロシアの黒海艦隊が租借権をウクライナとの間で設定して駐留しているそうだが、この租借権を巡ってウクライナとの間で争いが絶えなかったらしい。
そこで今回の混乱の中で、世界からの非難にも耳を貸さず、強引に自国に編入したということが真相のようだ。
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※ 左手の司会の質問に答える形のトークショーの形を取ったのだが、司会が逆効果に思えるほど酷かった。
このことは、新聞報道などから私も概略は理解していたことだったが、菅原氏はそのことを何とかより分かり易く説明することに意を用いていたようだった。
最近は北海道新聞だけではなく、各紙がこのようにニュースを分かり易く伝えるために心を砕いているように見える。
このことはやはり、池上 彰 氏の登場が大きかったのではないだろうか?
彼が世界の中で起こったニュースや世界情勢を分かり易く伝えたことで、世の中から大歓迎を受けたのを目の当たりにして、これまでニュースを伝える側だった人たちは大反省を迫られたのだと思う。
世界で起こっていることが、一人でも多くの人たちにその事象の本来の意味を理解することは、世界の平和を維持していく上でも大きな意味があることだと私は思う。