Activity(アクティビティ-)…、活気とか、活動を表す名詞だそうだが、特にリゾート地などでの遊びを指す言葉だそうだ。小笠原を満喫するにはどうしたら良いのか?知恵を絞ってみたのだが…。
プラン1でも触れたように、予約作業の遅れは様々なことで影響が出ている。
当初私は、船を運行する会社(小笠原海運)が提案する、船が着いた日の午後のバス半日観光と、船が小笠原を出港する日の午前にあるクルーズ半日観光を予約しようと考えた。
つまり、島に着いた午後は、島内事情を把握するためバスで巡ろうと考えたのだ。帰る日の午前の半日クルーズはこの時期出没するというクジラに出合いたいとの思いがあった。
ところが、バスの半日観光はすでに満席のために断念せざるを得なかった。かろうじて半日クルーズの方だけは予約することができた。
この一件は、私をすっかり慌てさせた。
あまり考えもせずに、残り2日の日程の中に、一日かけて島の南部をトレッキングするツアー(ハートロックツアー)と、もう一つは戦跡ツアーに予約を申し入れた。さらに2日目の夜にはナイトツアーも押し込んだ。
ホッと一息ついて何日か経ち、よく考えてみると私が自由に歩き回れるのは船が着いた日の午後だけということに気づいた。できれば行ってみたいと考えていた「母島」にも行くことができない。
改めて考え直し、再度作戦を立てることにした。
「父島」の方は世界自然遺産の関係もあり、単独ではむやみやたらに島内を歩き回ることはできないようだ。しかし、自然遊歩道で巡ることができるコースもあるようだ。
そして、やはり「母島」も行ってみたいと思った。母島の方は父島ほど規制は厳しくなく、単独で歩き回ることができるトレッキングコースがいくつかあるようなのだ。
そこで、私は次のように考えた。
まず、予約した二つのツアーはキャンセルを申し出ることにした。
そして、1日目、2日目はレンタルバイクで島内を巡り、島内に5~6ヵ所ある展望台を巡りながら、電信山遊歩道という往復4kmくらいのトレッキングを楽しもうと考えた。
そして3日目は「母島」にわたって一日を過ごそうと思う。母島の方には、前述したようにトレッキングコースが充実している。今のところ島の中央にあって約6時間を要するとされる小笠原諸島で最高峰の「乳房山」に登りながら、南海の孤島特有の植物に触れることができたらと考えている。
ガイドの案内が付くのは、ナイトツアーとクルーズだけなので、小笠原特有の動植物を見逃してしまうことになるかもしれないが、今のところ私が立てたプランが最も私らしい旅のスタイルだと思っている。
現地について多少の軌道修正があるかもしれないが、基本はこの形で小笠原を満喫しようと思っている。
マリリンは女を上げた?
すっかり「そだねーJAPAN」にはまっている。
平昌冬季五輪の女子カーリングで見事銅メダルに輝いた「LS北見」を立ち上げ、主将ながらリザーブにまわり、陰で選手を支え続けた本橋麻里選手は見事に女を上げたと言えるのではないか。
これまでの実績からも十分な力量があるにもかかわらず、若い選手に活躍の場を譲り、サポート役に徹していた姿は印象的だった。
メディアが伝えるには、選手が休む深夜にリンクの氷の状態を確かめたり、休憩タイムのおやつの調達をしたり、時には先輩としてアドバイスを送ったりと、黒子に徹していた。
さらに彼女の功績は、地元北見においてはチームの活動資金を得るために奔走し、頭を下げて歩いたという。
そんな苦労を微塵も見せず、またその苦労を語らず、選手たちの活躍に涙する本橋選手がとてつもなく大人に見えた。選手たちが「麻里ちゃん、麻里ちゃん」と慕うのも当然である。
優勝インタビューでも自らのことなど何ら誇ることなく「北見の皆さ~ん、ありがとう!」と発していたのは、支援してくれた北見の人たちへの心からの感謝の気持ちが表れた言葉だろう。そんなところに彼女の人柄がうかがえる。
今オリンピックで最も女を上げたのは紛れもなく本橋麻里選手である。
カッコ良かったよ!マリリン!