昨夜は急に雨が降ったり、真夜中も降ったり止んだり、朝方も雨だったり。なんでなのか雷まで鳴り出す始末。
日中も晴れたり曇ったり、時々降ったり。またもや雷様が脅かしたり。
何という不安定な天気であることか。それでも、竿を出す準備をしていると、妻冷たく曰く、「止めたほうがいいんじゃないの」と。思わず気弱になりかけた自分が情けない。
午後も2時半くらいにすっかり準備して、自宅を出て川に向かう。スリムウエダーをはいて、ベルトをして、左手に引船、右手には30cmのタモと今年購入した「天平・本流」(75-80)を持って。
今年初めての広瀬川に入る記念すべき一日を祈念する。
場所は牛越橋と澱橋の中間点、西バイパスのトンネル下の岩盤の瀬に向かう。水量はやや多いと感じられるくらい。当然?誰もいない。
竿は天平本流、水中糸は大物がかかったら大変?なので0.8号、目印は4個、ハリスは0.6号、ハリはやまめ6号。オモリはゴム付きの2B、餌はレギュラーサイズのぶどう虫。
第1投は、午後2時40分。流れが速いか、上手く流れに乗せられない。おもりが軽い感じ。
渓流釣りの第一人者、伊藤稔名人は極力細い糸を使い、零釣法とかで、ナチュラルドリフトやなんとかドリフトでやれば誰でも釣れるとか言っていますが、それはあくまでもヤマメ等の魚がいる川の場合の釣りでしょう。
個人的な感想では、この辺の広瀬川にはヤマメ等はいない、いたとしてもせいぜいハヤくらいだろうと思っている者にとっては、そもそも魚がいないのだから、どんな釣法を駆使しても釣れないはずだと思いつつ、それでも先週川で出会った釣り人の話を信じて竿を出してみようか、買ったばかりの竿を、ニジマスの放流前に一回は使ってみるのも悪くはないだろうという気持ちで竿を出しているので、半分以上は釣れなくても構わないという気持ちが正直なところでした。
案の定あたりは全くなし。川の汚さというかゴミばかりが目につきました。猫の死骸があったり、自転車も流れ着いていました。プラスチック製品は言うに及ばずです。
下って定点観測しているところで竿を出すも当りなし。まあこんなものかなと変に納得して納棺ならぬ納竿としました。3時40分。一時間ばかりの釣行でした。
ここの岩盤が去年よりもかなり小石で浅くなっていることがわかりました。岩盤の露出が少なくなっていて、その分滑りにくくなっていました。
話し変わって、東京都知事選挙は早々と石原の当選確実との報道。何とも情けない話で、がっかりしています。東京都民の意識ははこんなものかと、石原と頭の構造がなんにも変わっていないということがわかりました。こんな恥知らずな、傲慢な、強がりだけの、強者の論理を振りかざす、どこからみてもまともな人間とは思われない人物を三回も都知事として選ぶなんて、東京の恥以上に、日本の恥としかいいようがありません。日本の三バカ、小泉・安倍・石原、彼らがこれからますますこの日本をアメリカの属国にして、世界の、アジアの嘲笑を受け続ける国にしていくことを思うと、お先真っ暗で暗澹とした気持ちになってしまいます。アジア人として、アジアの国々・人びとと団結して世界平和のために邁進しようとは思わないのでしょうか。何かというと馬鹿の一つ覚えのように日米同盟、日米同盟としかいえない日本人の魂を売り渡してしまったとしかいえないアホな政治家にこの日本を任せて続けていいのでしょうか。そんなにアングロサクソンがいいのなら、アメリカに行ってしまえといいたいくらいです。戦争にはめっぽう強い民族に、どうしてそんなに憧れるのでしょうか。何とかして戦争をしたい国にしたいのですね。防衛省への昇格、愛国心教育を推し進めるために教育基本法の改悪、憲法改正をねらった国民投票法案の拙速な審議、集団的自衛権の拡大解釈、全てはアメリカの防波堤になろうとしている、防波堤となってアメリカの大統領に褒めてもらいたいということのために我々日本人を売り渡し、犠牲にしようとしている、イラクに日本海軍を派遣してアメリカのご機嫌をとり続けている浅ましさ、・・・きりがないのでやめますが、同じ日本人として恥ずかしい限りです。