獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

2006F1開幕戦に思うこと

2006年03月13日 | CARS&F1
 '89年以来、私の大きな楽しみの一つである、F1が開幕した。
 表彰台の顔ぶれは、アロンソ・マイケル・ライコネンと、ま、順当な顔ぶれであった。今年はココにどれだけホンダが絡めるのか、そこが一つの楽しみではある。
 ライコネンは、予選グリッドの位置にかかわらず、いつも上位に食い込んでくるところが、私のお気に入りである。しかし、予選中にリアウイングが飛ぶなんてのは、全く危険である。マクラーレンらしくないですなぁ。
 バリケロとフィジケラのベテラン二人が(マシントラブルがあったとはいえ)精彩を欠いているのも、私にとっては残念なことだ。若いチームメイトに全く歯が立たない彼らの姿は、見ていて悲しい。二人とも速いドライバーだったはずなのだが・・・
 で、近年のF1のレギュレーションは策を弄しすぎなような気がしてならない。あの煩雑な予選を見ていると、日本のプロ野球のプレーオフ制度を思い出してしまう。燃料の積載量や、レース戦略などを含めずに、純粋に「速い者が前のグリッド」でいいのではなかろうか。ドライバーが持てる全てのスキルを出し切って戦った、かつてのスリリングな予選が懐かしい。
 だから、マイケルがエヤトンのPP記録に並んだといっても、かつての予選と現代の予選の意味合いがかなり異なっているがゆえに、素直にマイケルの偉業を称える気分になれないのだ。あの、エヤトンの「スーパーラップ」を見ることが出来た私は幸せだった。プロストも、マンセルも、バーガーも、セナのあまりにも精魂込めて突き詰めた走りに、モニターを見つめながら苦笑していたものだ。一周を走る速さでは、今もセナの右に出るものはいないであろう。あの鬼神のような走りをリアルタイムで見ることができた、あの当時のF1ファンは幸せだったと思う。もう、あれから12年も経つのですネ。
コメント (4)
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