7月1日。岩見沢の「オールドカーフェスティバル」を見学した後、私を乗せた尾車親方のアルファ155は、歌志内市へと進路を向けた。この日、そこでも旧車のイベントが、地味に開催されていたのだ。それが「北海道クラシックカーレビュー」である。
その会場はこじんまりとしており、途中に案内等の看板もなかったので、非常に探すのに難儀した。30台程度の展示車の中で、特に目を引いたのが、やはりこのフェラーリ308GTBである。この、スリークなボディが魅惑的だ。全幅は意外にも1720mmしかなく、現行マツダ・ロードスターと同スペックなのだ。
「足のいいやつ」カリーナ。この当時のカリーナのイメージは、スポーティーで結構若々しいものだった。
日産PAOの元ネタたる、ルノー4。’61年登場のこの車は’93年まで生産されていたという。いやあ、一度新車のコレに乗ってみたかったですネ。
そして、尾車親方のアルファ155。
前席のパワーウィンドゥは、トラブル防止の観点から使用禁止のため、「白いテープで乗員に注意をうながしている」のだそうである。
足元はややへたり気味で、乗り心地にはややバタツキ感が見受けられたが、V6エンジンの咆哮は、やはりこのクルマならではのモノ。この日は結構暑かったのだが、エアコンの効きもバッチリで、水温計の針が危険ゾーンに突入することもなかった。札幌~歌志内間の長距離ドライブを、このイタリアのクルマがソツなくこなしたことは、この日の大きな収穫であったといえましょう。よかったよかった。