昨日のイギリスグランプリは、雨のせいで大荒れの展開だった。だが、ウエットレースというのは、マシンの優劣以上にドライバーのスキルの差が如実に出るので、実に面白かった。セナも、雨ではダントツに凄かったものだ。
やっぱ、今回のレースでのガッカリは、ウェバーとマッサですなあ。特に、ウェバーは、フロントローからのスタートだっただけに、大いに期待していたのだが・・予選はいいけど決勝はダメという、典型的な「かつてのウェバー」のレースになってしまった。
マッサのレースも、相当とっちらかっていましたネ。速いが、やはり波のあるドライバーとしかいいようがない。久々のブラジル人チャンプを期待しているのだが・・・無理かもネ。
それとは対照的に、ウェットコンディションのレースを、落ち着いてまとめ上げて優勝したハミルトンは、やはり本物だと思う。若いのに、エライね。
そんなわけで、今年も混戦だ。ハミルトン・マッサ・ライコネンの3人が48Pで並び、46Pのクビサが続く。残り9戦、さて、どうなるか・・・
そして、なんといっても素晴らしかったのが、私の愛するバリケロが、予選16位から3位表彰台を得たことである。今年のホンダのマシンでは、彼が表彰台でおどける姿を見ることはもう出来ないのだろうと、半ばあきらめていたのだが・・・残り9戦、全部雨になってほしいくらいである。久々に私の胸が熱くなったレースだった。