昨年は財政難により開催されなかった、赤平市の「北海道クラシックカーフェスティバル」。だが、関係各位の熱き情熱が実を結び、今年はめでたく復活した!鶴沼キャンプから帰宅するやいなや、私は尾車親方と共に、いそいそとその会場に出かけた。
では、出場車の中から、私のハートに響いたクルマたちを、ご紹介しましょう。
360cc時代の軽自動車たちは、限られた寸法の中で、おのおのが強烈に個性を発揮していた。その、バラエティに富んだリヤスタイル!上から順に「三菱ミニカ」「三菱ミニカ・スキッパー」「スバル360」「マツダキャロル」「ダイハツフェロー」。
日産のバンも、なかなか魅力的である。「スカイライン・バン」と「サニー・バン」。スカイライン・バンは、斜め後方視界がとても悪そうなのが、素晴らしい。
そしてトヨタの2ドア車たち。「カリーナ・ハードトップ」「コロナ・ハードトップ」「カローラ・クーペ」。いまやこの手の車も絶滅してしまったが、70年代には当たり前のように存在していたのだ。
初代ランサー。子供の頃の私には、トヨタ・日産とは違った、三菱ならではスポーティーな味のあるクルマに思えた。
ブルーバードU2000GT。通称「サメブル」。なんだか喰いつかれそうですネ。
プリンス・スカイライン・スポーツ。デカく見えるが、5ナンバーサイズなのだ。
日産チェリーF-Ⅱ。巨大なグラスハッチが、嬉しい。「黄色いチェリー」なんてCMもありましたネ。
メッサーシュミット。コレは、果たしてクルマなのかバイクなのか・・・
そして、驚いたのがこのクルマ。カウンタック自体は、この手のイベントでは結構見かけるクルマなのだが・・・
なんと、このクルマは右ハンドル!カウンタックの右ハンドル仕様が存在していたとは知らなかった。英国仕様なんでしょうかねぇ。
このイベントでの、私のモストインプレッシブ・カーは、この「ボルボ1800ES」であった。長く、幅広く、大きく見えるが、このクルマも5ナンバー枠に収まっている。そのシューティングブレークのようなスタイルは、まさにC30の直系の祖先といったところ。480もそうだが、ボルボは、なぜかこの手の3ドアハッチをラインナップするのが好きである。そして、私もボルボの作るこの手の3ドアハッチは大好きである。
実に楽しいイベントであった。来年、また、開催されることを祈っている。