F1マレーシアグランプリは、大荒れのレースであった。
まさか、フェラーリが勝つなんて!
雨でめまぐるしく変わる路面状況に上手く対応し、見事優勝した、アロンソ。
今年のフェラーリのマシンは速さに欠け、予選もトップテンに入るのがやっとという状況でありながら、勝ってしまうとは・・・アロンソ、凄い。
さらに素晴らしかったのが、ザウバーのペレス。なんとなんと、2位表彰台をGET!
レース後半での力強い走りは素晴らしく、彼が勝ってもおかしくないレースだった。その昔、ベッテルが初優勝した時のことを連想した。将来有望なドライバーだと思う。
チームメイトの小林可夢偉クンは、今回はトラブルに祟られて、不運な週末だった。願わくば、このペレスより上、つまり優勝を勝ち取ってほしいものだ。
そして、フェリッペ・マッサ。
アロンソ優勝の陰で、15位に沈んでしまった、もう一台のフェラーリ。
2008年の彼は、本当に輝いていたのだが・・・2009年の不幸な事故以来、彼の走りは輝きを失ってしまった。なんとか復活してほしいと、私は願っている。