あいの里公園のあと、我々夫妻が探鳥地としてチョイスしたのは、水鳥の宝庫である「東屯田川遊水地」だった。
メインの狙いは、飛ぶ宝石である「カワセミ」さん。
過去、5月4日・5月9日の2回遭遇しているだけに、私の胸は期待ではちきれんばかりに膨らむ。
10時51分に、そこに到着🚙
マーガレットが咲き誇り、そこはまさしく初夏の風情だった。
だがしかし。
夏が近づくにつれ、水鳥たちは北に渡ってしまい、先月までの賑わいが嘘のように、遊水地は静かだった。
10時56分に、とりあえず見つけたのは、1羽のマガモ♂くん。
彼は、しきりに、水中のエサを漁っていたのでありました🦆
11時10分。
いつものように、カワセミ観測ポイントである「野鳥観察デッキ」に、我々夫妻は陣取る。
しかしながら・・・
草の背が高くなり、池はほとんど見えない状態。
5月の始め頃と較べると、観察条件は、かなり悪い(^^;
そこで、11時14分。
私は「観察デッキ」を一時離れ、「東遊水地」を西側から望む。
そこでまず発見したのは、マガモの♂さんペア。
そして、かな~り遠くに、「カイツブリ」さんが居た。
この鳥は、北海道では「夏鳥」なのだそうだ。
そしてすぐに私は、また「観察デッキ」に戻り、カワセミさんが現れるのを、じっと待っていた。
待つことしばし。
それは11時28分のことだった。
まさに「青い鳥」がすぅーっと飛んできて、観察デッキから見て左側の枝に止まったではありませんか
ようやく会えた、カワセミさんである
ブルーメタリックなその背中は、まさに「アカムラサキブルーアゲハ」のようだ。
このカワセミさん、なかなかサービス精神旺盛で、私のカメラの方を向いて、ポーズを取ってくれた。
遠い位置だったので、精一杯のズームでも画像がやや粗いが・・・
まあ、それはそれとして、私は感激に浸りながら、シャッターを切り続けた。
11時29分に、彼は水面にダイビング❣
魚を獲ろうとしたのだと思われるが、残念ながらこの狩りは、失敗に終わった模様。
水から上がって、羽繕いをする、彼。
いやあ、それにしても、本当に美しい鳥だ。
ブルーの背中・イエローのおなか・ブラックのくちばし・オレンジの脚。
かなり遠くにいたため画質はイマイチ納得できず、「手ブレ」もあったかもしれない。
まあ、それはそれとして。
11時31分まで、カワセミさんは、そこに居てくれたのでありました
せめて「三脚」があれば、もっとイイSHOTが撮れるのかなァ・・・などと、私は夢想する
ともあれ、我々夫妻は、感激に浸りながら、帰路についたのでした
6月21日(日)は、「あいの里公園」にてバードウォッチングすることに。
7時32分に、そこに到着。
「トンネウス沼」を擁する、自然豊かなこの公園は、野鳥も数多く見られるのだ🐦
まずは、7時43分。
「コムクドリ♂」くんを発見
北海道では「夏鳥」で、フィリピンなどで越冬するという、この鳥。
このちっちゃい身体で、よくぞそんな長旅をするものだと、あらためて驚愕する。
「キツツキの古巣」を住まいとして利用することが多いらしく、この公園でもそのようにして暮らしているようだ。
♂のほっぺは、👆ご覧の通り、紅いのだ。
7時48分。
近くの木には、白いほっぺの♀ちゃんが佇んでいた。
クリーム色に近い、淡いグレーのその姿。
なかなか、可憐である
👆こちらの♂くんは、全体がホワイティで、ほっぺの赤みが薄い。
かと思えば。
👆こちらの♂くんは、ほっぺから首まわりまでが赤い。
同じ種の鳥でも、そのカラーリングは、それぞれの個性に溢れている。
これが、また、じつにイントレスティングなのだ。
そして、このコムクドリは、どうやら子育て中。
♂と♀が、交互に飛び交い、ひっきりなしに、巣穴にエサを運んでいた。
そして、巣穴からひょこっと顔をみせてくれた、ヒナちゃん
その口は、まるでカエルのように、大きい🐸
この子が成長すると、親鳥のように「細く尖ったくちばし」になるのか・・・
鳥の生態は、実に興味深いものである。
実に忙しそうな、コムクドリのおとうさんでありました。
そして8時09分。
公園のベンチで不倫中の、「ハクセキレイ」と「スズメ」を発見
私が不倫現場を撮影していると、ハクセキレイくんは、逃げるように飛び去っていってしまった。
残されたスズメさんは、どことなく不満気な表情。
すまん、君たちの恋路を邪魔してしまって・・・(^^;
そして、ちょこまか動く、白っぽい細身の鳥を見つけたのは、8時17分。
なぜか、地面に横たわって、ポーズを取る、この鳥。
一瞬「エナガさん❔」かと思ったのだが・・・
調査の結果、どうやらこの鳥は「ハクセキレイの若鳥」であるようだ。
あのひょうきんな動きには、どのような意味があったのだろう・・・謎である💦
8時42分。
頭上を見上げて鳥を探していると・・・
枝と枝の間に、なにか、いる
なにか、いたずらっぽく笑っているかのような、その表情。
どうやら、このコは、「エゾリス」ちゃんである🐿
彼は、スタスタっと木から降りると、一目散に、走る、走る
そして、ズル剥けになっている樹木に登り、
さらに、その樹の皮を、剥ぐ
ううむ、これは、謎の行動である。
どうやら木の皮を食べているワケではなさそうだし・・・
ひょっとしたら「遊び」の一環だったのかもしれない。
9時01分。
「トンネウス沼」に目をやると、「マガモ」が、なぜか♀ばかり、たくさん泳いでいた。
水を飲んでいるのか。
それとも、エサを探しているのか・・・
この、一見「女だらけ」の、マガモさんたち。
幼鳥とか、ひょっとしたら「エクリプスの♂」も混じっていたのカモしれない🦆
9時07分。
たった1羽だったが、そこに「主として君臨するかのような存在感」を放っていたのは、「アオサギ」さん。
「篠路のコロニー」から遊びにきていたのかもしれない。
その長~い首は、どことなく「鶴」を連想させるほどのシェイプだ
9時14分。
声高らかにさえずっていたのは、「アオジ」くん。
おなかのイエローが、じつに鮮やかだ。
北海道では「夏鳥」で、観察時期は4月~10月。
北海道と本州を行き来しているのだという。
比較的よくお目にかかる鳥だが、その体色と青空とのコントラストは、なかなか美しい。
蓮の花は、咲き始め。
小さなお花も可憐で、マーブルチョコを散りばめたように、カラフル。
大空をトンビが飛び交う風景は、至って平和である。
9時40分。
一瞬、キツツキかと思いきや、それはまたまたコムクドリ♂くん。
このコは一心不乱に、羽繕いをしていた。
その姿は、(♂だけど)髪をとかす女性のごとく、キュートなのだ
9時51分。
グレイッシュでシックな衣装を纏う、コムクドリ♀ちゃんに挨拶をし、我々夫妻は「次なる探鳥地」へと、向かったのでありました。
以下、次号。