土曜日の朝、8時42分。
チャロ君と朝のお散歩に出かけたところ、街路樹に、声高らかにさえずる「ヒヨドリ」さんがいた。
なんというか、土着的な鳥さんではあるが、そのさえずりは、透明で美しい。
そして、手持ち無沙汰な時間があると。
ついつい「鳥見」に行ってしまうのが、私の性分というか、性癖である。
その日の夕方17時過ぎ。
散歩がてら、「あいの里公園」にでかけた。
17時21分。
「コン、コン、コン!」と木を叩く音が聞こえたので、その方向に目をやると、案の定「アカゲラ♂」くんが居た。
白・黒・赤の、シンプルなジャパネスクカラー。
その愁いを秘めた横顔は、なかなか知的。
羽繕いするその姿は、まるでアゲハチョウのようである。
公園内の「トンネウス沼」には、いつもながらの水鳥さんたちが、いつものように居てくれた。
17時23分に撮影したのは、この季節のここでは少数派の、「マガモさんペア」。
そして、17時28分。
最も多く回遊しているのは、この「ヒドリガモ♂」くんである。
第2の勢力として、相当数の個体が観察できるのが、「コガモ」さん。
レッド基調に、ゴールドの縁取りのブルーグリーンなアイマスク。
その彩りに「JPSロータス」を連想したのは、きっと、私だけだろう。
この日はあいにくの曇天模様だったが。
晴天だったなら、彼のカラーリングは、もっと映えたことでありましょう。
17時32分の、「ヒドリガモ」さんご夫妻。
そのユーモラスな、一挙手一投足に、私は思わず微笑んでしまう。
黒・赤・黄のドイツ国旗風カラーを纏う「バン」さんと遭遇したのは、17時50分。
「クイナ科」だけに、その脚は、意外と、長い。
でっぷりとした体形なので、イメージは「結構大きい鳥」なのだが・・・
実際の大きさは、マガモさんより、25cm以上小さいのだ。
そして彼(もしくは彼女)は、そこはかとなく不器用に、飛び去っていったのでありました。
そして、日曜日の朝。
近所の公園の桜は、満開というか、「まさに見頃」となった。
7時17分。
その桜の枝に、すっくと立っていたのは、「ヒヨドリ」さん。
なにやら「花蜜」を、舐めていた模様である。
7時18分。
彼は、珍しく、電線へと降り立った。
電線に止まる「ヒヨドリ」さんを見たのは、私の生涯初の「珍事」である。
そして、その横に居た「スズメ」さんを、ついでといっちゃあなんだが、ついでに撮影し。
私は、朝食を摂るため、一時帰宅したのでありました。
朝食を終え、その日のバードウォッチング第2部。
8時20分に、「あいの里公園」に、潜入。
8時25分。
トンネウス沼の中州では、種々のカモさんたちが、休息中。
プロレスラーマスクの、「コガモ♂」くん。
マガモ♂くんの頭も、陽光を受け、輝きを放っている🌞
8時43分。
モスグリーン基調の「カワラヒワ♂」くん。
イエローのワンポイントが、青空に映える。
8時48分の、「コガモ♀」ちゃん。
こちらは、晴天でも、相変わらず地味である。
それは「捕食者に見つからないように」という、抱卵するお母さんの、生きる術なのだ。
8時50分。
いつもながらのひょうきんさを振りまく、「ヒドリガモ」さんご一行。
「写真を撮ってください!」といわんばかりに、目前の枝に「アオジ♂」くんが止まったのは、9時01分。
9時05分には、「カワラヒワ♀」ちゃんが現れた。
彼女は地上に降りて採食し、
そして再び、木の枝に。
9時17分にお会いした、明るいブラウンの頭のこのスズメさんは・・・
白いほっぺの「ニュウナイスズメ♂」くんである。
年がら年中みかける、フツーの「スズメ」さんと違って。
北海道においてこの「ニュウナイスズメ」さんは、南から渡って来る「夏鳥」なのだ。
9時20分には、目元が黒くキリリとした、「カワラヒワ♂」くんが登場。
9時25分に「トンネウス沼」に目をやると。
これまた夏鳥の「バン」さんが、ひょこひょこ歩き回っていた。
9時30分に、「ヒドリガモ♂」くん。
9時41分には、またまた「ヒヨドリ」さん。
そして9時42分に「ハクセキレイ♂」くんを撮影し、この日のバードウォッチングは、終了。
この日もたくさんの鳥たちと出会えて、楽しかった🐦