獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

あいの里公園でバードウォッチング '21.05.08

2021年05月09日 | バードウォッチング


幸いにして雨が降らなかった、土曜日。
いつもながらの公園で、いつもながらのバードウォッチングである。



9時43分。
公園内の「トンネウス沼」には、白い一羽の鳥が居た。
ここでよく見かける「ダイサギ」さんとよく似ているが、体がやや小ぶりなようにも思える。
また、「くちばしが黒く・目元が黄色」なので、おそらくは「夏羽のチュウサギ」さんではないのかと、推測される。


彼(もしくは彼女)は、くちばしを水面に突っ込んだかと思うと・・・


みごとに小魚(あるいはオタマジャクシ)をGET


そして、続けざまに・・・




今度は、ちょっとだけ大きい魚を、GET


そして9時44分には・・・




またまた、小魚GET
2分間足らずで、すべて小物だったとはいえ、3匹の獲物をミスなく捕獲したのでありました。





9時59分。
枝の高いところには、「シジュウカラ♀」ちゃんが。



10時03分には、「カワラヒワ♂」くんを発見。



そして10時04分には、「ヒガラ」さん。
いつもの定番的小鳥たちが、次々と現れたのだった。







10時06分。
地上をちょこまか歩いていたのは、これまた普遍的野鳥の「ハクセキレイ」さん。




あらためて見てみると、スレンダーかつモノトーンで、なかなか素敵な鳥さんだと思う。



10時16分に、電線で美しく通る声でさえずる、「ヒヨドリ」さんを撮影。


10時29分。
針葉樹の枝に止まっていたこの鳥さんは・・・
たぶん「アオジ♀」ちゃんだと、気弱に思う。



10時33分。
地面に落ちていた松ぼっくりをついばむ、「イスカ♀」ちゃん。
オリーブなカラーが、「鳥の♀」としては、なかなかシックな装いである。


そして、そのすぐそばでは。
紅の鳥「イスカ♂」くんが、同じく採食中だった。
「松ぼっくりのあるところには、イスカあり」が、私の中での格言である。


食事中のイスカさん夫妻の背後にいたのが。
鮮やかなイエローの、「マヒワ♂」くん。
この採食場は、オリーブ・赤・黄色の3種の鳥さんで、シグナルカラーそろい踏みだった🚥





10時45分。
トンネウス沼ほとりの樹上では。
これまた鮮やかなイエローなおなかの、「アオジ♂」くんが、声高らかにさえずっていた。





10時50分。
さきほどの「チュウサギ」さんは、場所を変えながらも、トンネウス沼に君臨中。


そして、またまた水面にくちばしを突っ込むと・・・


今度は、なかなかの大物をGET




ああ、グッと、丸呑み。
これで彼のお腹も、結構満たされたことで、ありましょう。





「ヒガラ」さんが、樹上でバランスを取って羽ばたいていたのは、11時14分。





そして、11時17分。
私の愛する鳥さんのひとつである、美白王子の「コムクドリ♂」くんが、目前に現れてくれた。




クリーム色基調の地肌に、茶色いほっぺ。


そして、ブルーグリーンのグラデーションの、翼。


そのカラーリングもさることながら。
スレンダーなボディに、くりくりの黒目が、可愛らしいのだ。






首をかしげる姿や、


少し上を見上げる、目線。


さらには、端正な横顔。
どの部分を切り取っても、金太郎飴のごとく、キュートである。




本年初の、コムクドリさんとの出会いに。
私のハートは、この時点で、おおむね満たされたのでありました





11時28分には、「アオジ♂」くん。


そして11時33分には、またまた「アオジ♀」ちゃん。
アオジという鳥は、この公園では、もっとも「遭遇頻度の高い小鳥」かもしれない。



トンネウス沼の定番水鳥「バン」さんと出会ったのは、11時31分。




写真で見ると「結構大きい鳥」のようなイメージだが。
実際には「マガモ」さんよりもふた回りほど小さい鳥なのだ。


そして、11時35分。
2羽のバンさんたちが、枯草の陰にやってきた。


うち、1羽が体を低くしたかと思うと・・・


もう1羽が、その上に乗り、


大きく翼をバタつかせる♂


そして、乗っていた1羽はバランスを崩して、「おっとっと状態」に(^^;
私には、「バン」という鳥の雌雄の区別はつかないのだが・・・
おそらく、この2羽は交尾をしており、上に乗っかっていたのが♂くんで、下で受け入れていたのが♀ちゃんだったのではないかと、予測する。


そして、11時36分に、コトは終わったのだが・・・


この2羽は、なかなか離れない。






そして、先ほど同様、1羽は低くなり・・・


もう1羽が、上に乗る。




そして、上に乗っていた1羽は、またすぐに、沼に落ちる。




バンさんたちの、愛のダブルヘッダーでした💛



11時38分。
「カワラヒワ♂」くんの横顔は、「角刈り系演歌歌手」のようである。



11時40分には、またまた「アオジ♂」くんが、目前に。



そしてそれは、11時42分に、芝の上に降り立った、この鳥さん。
最初は「ツグミさん」かなぁ~と思ったのだが・・・
よくよく見ると、それとはかなりカラーリングが、異なる。




帰宅してから、蔵書で調査したところ。
この鳥さんは、どうやら「マミチャジナイ」さんだったようだ。
札幌ではいわゆる「旅鳥」で、そのみられやすさは「ややまれ」だという。








くりんとした大きな瞳に、白いアイラインが印象的な、この鳥さん。
はっきりとした顔立ちで、なかなかの美形である。





12時06分に、電線に止まっていたスズメさんを撮影し、この日の「バードウォッチング午前の部」は、これにて終了。




夕方16時過ぎに、「バードウォッチング午後の部」を、開始した。
トンネウス沼に目をやり、まず発見したのは・・・


体長30センチ以上はあろうかという、「アカミミガメ(=ミドリガメ)」である。
このカメさんは、昨年「東屯田川遊水地」でもお見かけしたが、いわゆる「特定外来種」なのだ。
北海道の冬を、このカメさんが越すことが出来たことに驚くとともに。
トンネウス沼の生態系に悪影響を及ぼすのではないかと、私は危惧する。
カメさん自身に、罪は無いのだけれど・・・



16時23分。
中州に佇む、「マガモ♂くんツインズ」。
私は、マガモという鳥を見ると、ほっとするというか、心が落ち着く🦆





そして、16時35分。
トカゲというか、ヘビというか、なにやらそんなカラーリングを纏う鳥さんが、忽然と現れた。


どことなく「ミイラ」を連想させる、そのルックス。


「アリスイ」さんである。
この方とは、昨年7月以来の、出会いだった。






鳥なのに、トカゲのようにも見える、その姿。
まるで「爬虫類が、鳥類に進化する過程」のようだといったら、彼(もしくは彼女)に、失礼だろうか。






一見「ツグミ系」に見えるこの鳥さんだが。
分類上は「キツツキ目キツツキ科」で、キツツキの仲間なのだ。
しかしながら、北海道では夏鳥の「渡り鳥」であることや、木の幹に縦に止まらないとか、そもそも「木をつつかない」とか・・・
一般的なキツツキとはむしろ真逆の、生態を持つ。
鳥の分類とは、まことに複雑怪奇だと思う。


まるでカメレオンのように、その長~い舌を伸ばして、アリを舐めとる。
この辺の生態も、なにか「爬虫類的」である。






そのみられやすさは「まれ」であると言われる、この「アリスイ」さん。
そのような鳥さんにお会いできて、私は、ちょっと、嬉しかった(^^)





16時59分に「シジュウカラ」さんを撮影し、この日のバードウォッチングは、終了。
「あいの里公園」の探鳥地としての奥深さに、あらためて感銘した、私なのでありました。



コメント (2)
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