新型ロードスター

　３代目ロードスターが発表されましたネ。初代ロードスターオーナーだった私としては、見に行かずにはいられなかった。
　しかし、１６年もの間コンセプトを変えずに、ここまで来ているってのは素晴らしいですね。エンジンは初代の１６００ｃｃから今や２０００ｃｃとなり、幅が広がったため、ついに３ナンバーになってしまった。それでも、先代よりも４センチしか大きくなっていないそうで、むやみやたらに大きくならなかった点をまず評価したい。
　スタイルには、リヤエンドなど特に、なんだか初代のイメージが戻ってきたネ。私は２代目ロードスターのフロントマスクはどうも親会社のフォードっぽい匂いがしてあまり好きでなかったのだが、３代目のフェイスはけっこうイイね。だけど、やっぱり初代が一番キュートで、シンプルで好もしかったネ！３代目は言ってみれば「厚化粧になった初代」という印象ですなあ。
　　　
　インテリアの質感はなかなか良くなりました。限られた室内空間に、小物入れやら収納スペースを多く備えたことはほめてあげたい。トランクにあったバッテリーはエンジンルームに移されたが、エンジン自体がドライバー側に寄せられたので、重量配分はさらに５０：５０に近づいたそうだ。スペアタイアが廃止され、パンク修理キットになったことで、トランクルームも広がった。最近スペアタイヤを廃止してパンク修理キットにするクルマが増えているが、実用上どうなんでしょうねえ。私はこの１０年程で２回パンクを経験しているが、スペアタイヤ廃止の流れに不安を抱く一人である。
　とにかく、クルマはまず乗ってみないとネ！近日試乗後に、このクルマのインプレッションを詳細にレポートします。
　　　

ルノー・カングー

　友人のニータ有恒氏が興味を示しているルノー・カングーを見にオートフランス札幌まで出掛けた。
　対応してくれたのは女性スタッフだったが、あの位の年齢であんなにフランス車を熱く語る女性を見たのは初めてであった。いやあイイね、ああゆう人。
　で、カングーであるが、残念ながらこの店に試乗車の用意はなかった。決して安くはない買い物なのだから、クルマを買う時はやはり試乗して、自分の考えているフィーリングと合うかどうかを確認したいものだが・・・ブルーライオン札幌（プジョー）には試乗車があるのだから、その辺はぜひご検討いただきたいものだ。
　　　
　インテリアはチープで、鉄板がむき出しの部分が多々あったりする。ま、そんなことは私にはゼンゼン気にならないが、一般的なユーザーの方には納得いかない部分もあるだろう。展示してあったカングーは黄色だったが、割とグレイッシュな感じのイエローで、このクルマにとてもよく似合う。この黄色のカングーは（ホントかどうかは怪しいが）セールス嬢によると、日本ではこのオートフランス札幌の展示車が最後の一台なのだそうだ！カングーは近々マイナーチェンジするらしく、そうなるとバンパーやサイドプロテクションモールがボディ同色になってしまうとのこと。そうしないで樹脂色のままの方がデザイン上のアクセントになる上、実用上も傷が付くリスクを少しは回避出来るので、今のままの方がいいと思うんだけどねぇ。私だったら、限定車の「オーセンティック」のインテンスブルーの５ＭＴにするであろう。
　それと、気になるのはこの店の近くの北海道日産に置かれていたホワイトメーターの白いカングーであった。これは、カタログには載っていなかったが、これから出る限定車なのだろうか？ニータ氏よ！ミニカーなんか注文してる場合ではないぞ。買うなら今しかない！長渕も言ってるじゃないか！やるなら今しかねえ！
　　　

めん三郎の塩ラーメン

　１０年振り位でめん三郎のラーメンを食した。最近私は他の店でも塩ラーメンばかり食しているので、比較検討の意味を込めて今回も塩ラーメンを注文したのだった。
　この店は、イイ店だよネ。奇のてらいの無い、真っ当な、真実の札幌ラーメンが味わえる。熟成麺のモチモチ感、ばら肉とモモ肉の２枚のチャーシュー、メンマの質感、どれを取っても手抜きが無い。店主の心配りが感じられる。
　　　
　私は、熱くないラーメンに旨いものは無いと信じている。かつてこの店がまだ麻生にあった頃、職場の上司とともにココを訪れた時のこと。上司曰く「ココのラーメンは熱すぎる！これじゃあ客の８割は舌をヤケドしてると思うヨ。ここがアメリカだったら訴訟モノだネ！」と語っていたものだ。私はその非常識に熱いココのスープに店主の「ポリシ」を感じたりしていたものだったが、子供が出来た今となっては、あの熱すぎるスープでは危険すぎて、妻子連れでここのラーメンを食べるのには躊躇していた。そんなワケで久しぶりの訪問となった次第である。
　で、昨日食べたココの塩ラーメンのスープには、ラードがビシッと熱を封じ込めていた、かつての危険な程の熱さは影をひそめ、普通に熱いスープに変わっていた。さて、これをどう見るかである。私は、肯定したい。大衆に媚びて日和ったというよりは、尖がっていたココの店主も、年とともに大人になったということなのだろう。あの無口で無愛想だった彼が、赤味噌を注文していた友人に対し「味濃くないかい？この味はちょっとクセがあるからネ。どうですか？」などと問いかけていたのを目の当たりにして、私はひっくり返りそうになった。価格も基本的には６００円とリーズナブルで、家族連れにも自信をもって推薦できる、正統派ラーメン店です。
　　　　　　
　
　

長崎の今日は晴れだった

　あの後川清とホットファイブがイトーヨーカドー新川店にやって来た！この会場では近所のお年寄りの方が大多数で、我々取材班３人がもっとも若かった。果たしてこの会場に彼らを見ることが目的でやってきたのが、我々３人以外にいたかどうかは謎ではある。後川氏は前川清というよりは、実際には間寛平風であった。
　さて、この「長崎の今日は晴れだった」は、あの有名曲「長崎は今日も雨だった」とほとんど同じ曲調であるが、作曲者が同じなので著作権等の問題は発生しないようだ。作曲者の彩木雅夫氏もこの会場に来ていた（下の写真の白ジャケの方）。彼は、私が小学生の時ごく近所に住んでいて、子供の頃私は彼の家の前を通る度「なぜ表札が 新居一芳（彩木雅夫）なんだろう？」と疑問に思っていたものだった。彼が「長崎は今日も雨だった」の作曲者だと知ったのはもう成人してからのことであった。こんな近所にあの名曲を作った人がいたのか！と私は愕然としたものだ。ちなみに、彼はこの曲を作った時点で長崎には行ったコトがなかったそうで・・・
　　   　
　ホットファイブと言いながらも実は二人で、この二人は「クールファイブ」のオリジナルメンバーである宮本さんと小林さんである。今回宮本さんがリードボーカルで「中の島ブルース」を唄ってくれたのだが、宮本さんも意外に野太い声で、私はすっかり魅了されてしまった。小林さんは、当初はなんだかやる気が無さそうな感じだったのだが、ソロで「アンチェインド・メロディー」を熱唱し出すと、彼は突如として内田裕也に豹変したのだった。
　いやあ、おなかイッパイの３０分でしたネ。このＣＤの将来のお宝珍盤的価値や、彼らのサインがもらえたはずだったことを考慮すると、購入しておくべきだったと、今非常に後悔している。
　　   　

拓味の檸檬ラーメン

　９月だというのに残暑厳しいですなあ！
　もう２週間程前だが、我々一家は最近お気に入りの店である「拓味」にラーメンを喰いに出掛けた。私は当初はつけ麺の「しおちゃん」にしようと思っていたのだが、店内に「夏期限定檸檬ラーメン」とあるのを見て、そちらを喰うことにしたのだった。
　この檸檬ラーメンが運ばれてきた時、「添付の檸檬をギュッと絞って食べてくださいネ」と店員は言った。妻はこの日「ノーマル塩ラーメン」を注文しており、見た目は檸檬の添付の有無だけでまったく同じ塩ラーメンに見えた。私は「なんてこった！同じ塩ラーメンに檸檬が付くか付かないかだけの安直な違いなのか！それで夏期限定とは！ホワイ！シット！ナーカメント！」と叫びそうになってしまった。
　ところがだヨ。妻にスープを飲ませてもらったところ、檸檬ラーメンのスープとノーマル塩ラーメンのスープは見た目はまったく同じだが、味がかなり違っている。ノーマル塩ラーメンの方は、やや味が濃厚でニンニクが利いており、檸檬ラーメンのスープはシンプルな味わいながらも、檸檬を絞り入れると実に爽快な、いかにも夏向きのラーメンになるのだ！うーん、流石は秘境の行列店。プロの仕事ですネ。
　記事をアップするのが遅くなって申し訳ありません。今（９月２日）現在、このラーメンを食せるかどうかは不明です。