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Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
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Lake Griffin
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『風流武辺』

津本 陽、2002、『風流武辺』、朝日新聞社 (朝日文庫)

茶道の宗箇流の創始者、上田宗箇の生涯を描いたのが本書。元々は、NHKの番組で徳島の千秋閣庭園と広島の宗箇流和風堂が紹介されていて、たまたま、最近のマイブームである茶道(といって、茶をたてるのではなく、千利休をめぐる人々に対する興味としての)に引っかかったので、上田宗箇を知りたいと思い、手に取った。
小説だから史実かどうかはおくにしても、本書の主人公であるのは、織田家の家老丹羽長秀の小姓あがりの戦国武将である上田佐太郎が、戦国時代のブームであった茶道を嗜むのはわかるが、かれが、茶道の流派をたて、作庭をするようになるのは、やはり、飛躍がある。本書でも、若い頃の佐太郎の周辺で茶道が触れられることはない。長秀亡き後、秀吉の旗本になった佐太郎が利休の茶会にでて、それまで習った訳でもないのに利休に目をかけられるようになるのは小姓であったからというのは、どうも合点がいかない。秀吉晩年、利休を切腹に追い込むのはアンチ茶道派とでもいうべき三成もまた小姓あがりである。
作庭するようになる伏線も、佐太郎が秀吉に命ぜられて大坂城の城壁の石積みに従事することが描かれるが、これもまたわかりにくい。石積みに携わった者がすべて、作庭ができる訳でもなかろう。
本書ののキャッチは「上田宗箇の修羅と数寄の生涯」というのだが、修羅はおくとしても、数寄はうまく描けていないのではないだろうか。えらく恬淡とした後半生にみえてしまう。千秋閣庭園庭園や和風堂は半端じゃないこだわりに見えるのだけれど。
まだまだ、数寄者への疑問と興味が残ったという意味で、まあ、いいか!!

風流武辺 (朝日文庫)
津本 陽
朝日新聞社

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2009-04-05 23:48:28 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


カツオの漬け

昆布とカツオ、日本酒で濃いめの出汁をとっておく。

わさび菜の煮浸し(先の出汁に薄口醤油と塩少々で味を付け、茹でて好みに切ったわさび菜をつけて、花鰹をのせる)
酢ごぼう(新ごぼうを包丁で皮をこそげて酢水に放つ。すりこぎでたたく。好みのサイズに切る。塩ゆでする。すりごまをあたり、米酢、薄口醤油であじをつけ、これとごぼうをあえる)
カツオの漬け(溜まり醤油と日本酒、唐辛子粉でつけ汁を用意する。カツオの冊を斜めに5ミリほどに薄切りしつけ込む。わさび、切り海苔とともに)
頂き物の明太子
納豆
あおさのみそ汁(先の出しに八丁味噌と信州味噌の合わせ味噌を溶いて、あおさを加え、柚胡椒を少々。薬味のネギを散らす)

2009-04-05 22:38:06 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )