まずは、出張報告書の作成、書類の確認。
フンギとビーフのリンギーネ:玉ねぎ薄切り、カラーピーマン薄切り、国産肉焼肉用、戻したドライフンギの戻し汁をオリーブオイルで炒める。塩胡椒。フンギの戻し汁、生クリーム。茹でたリンギーネをしっかりと湯切りしてソースと絡める。
サラダ

「Birdman」
2015年のアカデミー作品賞監督賞であったようだ。主人公の内的表象とストーリーがダブルトラックになっていて、また、映画のカットが予想とは違う連続を示すという意味でストーリーと映像表現がともに興味深い。バードマンという役でスターになった俳優の復活劇(復活しようとする試みと逡巡と葛藤)がえがかれるのだが結局のところ、どうなったのだろう。めずらしいアメリカ映画、つまりは、ヨーロッパ映画的に象徴的なシーンが繰り返し現れ、ストーリーは輻輳するという意味で、それらしくない。
「Strangerland」
オーストラリア映画には、意識しているかどうかわからないが失踪や放浪というオーストラリア人のエートスが繰り返し現れる。主要人物の失踪や放浪が映画の重要なトピックとなってしまうのがオーストラリアのひとつのタイプかもしれない。また、乾燥したサバンナや先住民のアボリジニが何かしらバックグラウンド・ストーリーとして絡んでくるのも特徴のひとつだ。また、映画の作り方からすると、最後のシーンが思わせぶりで、何を言いたいのか、観衆に委ねてしまう傾向がある。この「Strangerland」もまた、これらの条件に当てはまる典型と見える。ただ、ハリウッドに進出したニコール・キッドマンの主演になるということが、どうなんだろう。キッドマンのオーストラリア回帰ということなのか。
オーストラリア映画ではたとえば、「ウォークアバウト」(1971年)を思い出した。この映画では、白人の少女とアボリジニの少年のすれ違いをえがく。また、「ピクニク・アット・ハンギングロック」(1975年)では、寄宿舎からの少女たちの失踪事件がえがかれるのだが、いずれも、オーストラリアの景観と先住民が係る。「Strangerland」もこのタイプの作品の一つで、しかしまあ、ハリウッド女優となったニコール・キッドマン(オーストラリア人)が主演というのはなんとも、それらしい。
というわけで、映画は、相当文脈依存であり同時に、相当文脈飛躍をしている。なぜ、オーストラリアのリモートの町で砂嵐であるのか。また、セッティングは現代なのだ。主人公たちは、セックスレス夫婦、よそ者、田舎町の保守性、しかし、世代隔離(若者と親世代とは認識に大きな隔たりがある)。とんでもなく、色っぽい姉と夜間徘徊癖のあった弟が失踪する。事件が背景にある(若者が絡む。くしくも、この2015年8月に起きた大阪での中学生の夜間徘徊と関連した殺人事件が思い起こされる)と想像される。アボリジニの若者が何らかの関わりがありそう。また、その母や祖母が、アボリジニのレインボーサーペント伝説を持ち出し、映画のなかに繰り返しオーストラリアの荒涼とした印象の景観として繰り返し描かれる。
また、姉が残したノートのメッセージに引き込まれた母(ニコール・キッドマン)の裸体のサービス(遠景でぼかしが入る)がある。母は娘の残したメッセージに惹かれた砂漠で衣服を脱ぐ。なんというか、安直な設定ではっきりいってこれは、駄作ではないかと思う。オーストラリア映画のセオリーを踏んでいるのだけれど、だから?というところなのだ。オーストラリア映画分析家(いれば、いいな!)に題材を提供してくれたといえよう。
話はちがうが、1984年、オーストラリアに始めていった頃、中央砂漠のアボリジニの町の一つキントーに向かおうとしていた、しかし、折り悪く、そのキントーに「放浪していた」アボリジニが現れたのだ。「ファーストコンタクト」(1788年のオーストラリア植民の後、先住民のアボリジニとファーストコンタクトを重ねてきたのだが、そのファーストコンタクトの可能性も限りなく減っていた)かもしれないというので、外国人の我々は、キントーへの入域はかなわなかった。実のところ、かれらは、一旦は白人とのコンタクトの後、砂漠に消え去った人々の一部だったという。だから、厳密な意味ではファーストコンタクトではなかったらしい。しかし、放浪の間に生まれた子供にとってはファーストコンタクトであったという。
数年経って、ディンゴ殺人事件が起こった。砂漠でキャンプをしていた白人夫婦の子どもが失踪し、その原因が野生犬のディンゴの仕業(乳幼児をさらって食い殺すという所業)であったというのだ。結局のところ、親が子供を殺そうとしたのか、遺棄しようとしたということになって、母親が逮捕され、また、ディンゴは子供を殺さないと云う結論になったものの、この裁判はえらく長期化したと記憶している。
「Thunderbirds are go」
帰国してすぐの29日土曜夜に吹き替えでNHK総合で放映されていた。
わたしは、個人的にはパペットのサンダーバードの世代で、アニメ担った今回作品は、なんか、逆に違和感がある。奇妙なものだ。

16日からのオーストラリアとニュージーランドへの出張、気分としてはずいぶん毎日が長く感じたのだが、現地10泊だった。
オークランドで現地5時に起きて、8時40分発の便で成田に順調に着陸。日本時間で16時過ぎだったのだが、乗り継いだ中部国際空港行きのANA便、荷物の積み込みに時間がかかり、そのせいかどうか、タラップを離れてから離陸までに1時間を要するという始末。以前も同様のことがあった。
名鉄で金山に出てタクシーで帰ったのだが、個人タクシーの運転手さん、今年70歳になられると。悠々とタクシー稼業を楽しんでおられている様子。車中話が弾んだ。
夕食は家内が用意してくれていた。
鰆の塩焼き
小松菜とアゲさんの炊いたん
いちご煮ご飯(留守中、妹が旅行先から送ってきてくれたらしい)
浅漬(茄子と胡瓜)