『地図から読む江戸時代 (ちくま新書)』
上杉和央、2015、『地図から読む江戸時代 (ちくま新書)』、筑摩書房
大雑把な要約としては、残されている江戸時代の地図の表現方法の変化に、世界観が見えるという話。中世から引き継がれてきた行基式地図と言うのは、「クニ」の名前をくるりと囲んで、ウロコが並ぶように「クニ」の隣接関係がわかっている感じの表現、石川流宣が描く地図は、美しく旅人を誘うかのようなイメージ、次に現れるのが、正確に地形を描こうとしてグリッドを用いる地図、この延長線に伊能忠敬の日本図があるが、伊能図は海岸線と街道を正確に表現しようとしたもので、それ以外の部分は空白に残される。
現代の地図は、その空白を詳細に埋めたものということか。かと言って、様々な事情で表現(表示)されないものもあるはずだ。それは、GoogleマップのようにGPSや衛星システムを用いた地図情報も、同様だ。
大雑把な要約としては、残されている江戸時代の地図の表現方法の変化に、世界観が見えるという話。中世から引き継がれてきた行基式地図と言うのは、「クニ」の名前をくるりと囲んで、ウロコが並ぶように「クニ」の隣接関係がわかっている感じの表現、石川流宣が描く地図は、美しく旅人を誘うかのようなイメージ、次に現れるのが、正確に地形を描こうとしてグリッドを用いる地図、この延長線に伊能忠敬の日本図があるが、伊能図は海岸線と街道を正確に表現しようとしたもので、それ以外の部分は空白に残される。
現代の地図は、その空白を詳細に埋めたものということか。かと言って、様々な事情で表現(表示)されないものもあるはずだ。それは、GoogleマップのようにGPSや衛星システムを用いた地図情報も、同様だ。
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