コロナ惨禍のためしばらく休止していた少年少女発明クラブが再開しました。コロナ惨禍がなければ、9月上旬にはアイデア工作を出品する予定でした。しかし、一年で一番工作が忙しい7~8月の工作がコロナ惨禍で中止となりました。そのため、アイデア工作は完成できませんでした。そのため去年に続いて工作を出品することができませんでした。10月から工作再開とのことで、途中まで作っていたアイデア工作を仕上げることになりました。出品はできませんでしたが、12月に田布施町で製作発表しようと思います。コロナ対策が進めば保護者も招待できると思います。
8月直前に中断した工作、活動再開して作品完成へ
今回の活動再開中に作品を完成した子供が3人いました。その子は、自分の作品の紹介文を書いて、作品を写真撮影しました。工作のチャンスは次回までです。次回までに作品を完成しなければなりません。私は、お休みした指導員の子供達の工作を支援しました。うち一人が作品を完成しました。
もう少しで完成 動きをなめらかに 色を塗ったら完成
去年も今年も、コロナ惨禍で一年を通じた工作活動ができませんでした。夏には完成するはずのアイデア工作は完成せず、山口県の展示会に提出できませんでした。さらに、秋に大会があるチャレンジ創造コンテストも中止となりました。アイデア工作完成が8月から10月に延期したため、元々10月にする予定だった木工工作は今年はできませんでした。とにかく、コロナ惨禍で揺れた一年でした。来年はコロナ対策が進み、一年を通じて活動することができたらと思います。
どう工夫すれば良いかな どう組み合わせようか?
麻郷小学校の放課後学習成器塾は今回が3回目です。手芸も3回目で、子供達には1回目から裁縫の練習として簡単な刺し子のコースターを作ってもらっています。コースターの縁取りはミシンで縫います。そのため、私の手回しミシンを持ち込みました。
このミシンは、言わば骨董品に近いミシンです。とても重くて、家庭科室がある3階まで運ぶのが大変です。今回ほとんどの子供達が刺し子を完成しました。コースターにするための縁取りは、私がこのミシンで縫いました。なお、この古いミシンに興味を持った子供が二人いました。私の見守りの中、その子供にこのミシンを使って縫ってもらいました。
私の見守りの中、手回しミシンを使う子供
刺し子を縫っている子供達を見ていて、子供にはいろいろな個性があることに気が付きます。皆よりも早く済ませて宿題を始める子供、縫い目が飛んだり縫い方がやや大雑把な子供、縫い方が丁寧で色の配色も凝る子供、また、集中力が早めに途切れるのかなかなか完成まで至らない子供もいます。など様々です。
たまたまそのような子供が「手芸と料理」コースに集まったのかも知れません。また、これらの個性が、生まれつきのものか、これまで育った家庭環境からきているのか、保護者の興味や教育方針からきているのかは分かりません。今後も個性に合った教え方を模索しようと思います。完成していない子がいるため、刺し子を1回分延長しようと思います。
机上の刺繍糸など 指導員と子供達 完成した刺し子コースター
今日も忙しい一日でした。早朝は婆様の買物介護でお店をいろいろ散策。婆様の大好きなパンや刺身などを購入。家に帰ると郷土館に行きました。そして、石臼を修理するための目研ぎ槌を寄託しました。その後、岩国まで届け物に行き、帰ると小学校の放課後学習に直行しました。それが終わると、畑の草取りなどの野良仕事をしました。
小学校に行ったのは放課後学習で、一昨年から私が開いている「手芸と料理」教室です。今回は刺し子の二回目です。出来上がった子供や半分しか完成しなかった子供などさまざまでした。出来上がりに学年差,男女差,丁寧差などが現れているように思えます。
配色を考えて、どの色の糸にしようか悩みます
私は今回、男子の面倒を見ることが多かったように思います。糸の扱いに慣れないのか、糸がもつれてしまう子がいました。刺繍糸は、数本の細い糸を束ねています。ちゃんと引っ張りながら縫わないと、末端がほつれてしまうことがあります。ほつれる糸を無理に引っ張ると、さらに絡んで収拾つかなくなります。そうなってしまった子には、糸を切って最初からやり直すように丁寧に諭しました。
指導員と二人の子供 糸を変え玉止め 見守る指導員
今回刺し子を完成したのは男子二人と女子一人でした。うち一人は、私が手回しミシンで布の縁取りをしてコースターとして完成させました。ところで、去年手回しミシンで指導員が軽い怪我をしました。昨今、手回しミシンを使う人は少ないようです。そのため、使い慣れた私だけが使うことにしました。この刺し子が終わると、次は簡単なアップリケか刺繍に入ろうかと思っています。去年,一昨年と続けているポケットティッシュケース製作も良いかも知れません。去年作ったポケットティッシュケースを使い続けている子がいるとのことで。
指導員が縫い方を支援 刺し子完成、次はコースターに加工
先日、いつものように田布施町少年少女発明クラブがありました。今は、子供3~4人に1~2人の指導員が付いています。ところで、一昨年までは希望者全員をクラブ員にしていたため、子供が多過ぎるようになりました。そのためか、工作指導する場所ではなく預かり場所のようにもなってきました。工作の指導が十分できず指導員の負担だけが多くなりました。それらを反省して、本当に工作をしたい子供をクラブ員にするようにしました。たまたまですが、今年はコロナ惨禍のためチャレンジ創造コンテスト工作もなく、子供一人一人を丁寧に指導できるようになったと思います。
思い思いに工夫しながら工作する子供達
私は工作の全体を見守りしながら、子供達一人一人の出来具合を聞いて回りました。工作の進捗状況にいろいろと個性があります。自分で図面を描いて、その図面のとおりに工作を進めている子供、すでに工作を作り上げて、別の工作をしている子供、図面の通りに実現できないことが分かり、工作を変更している子供、自分の工作を後回しにして弟の工作を手伝っている子供、などなどです。
手回しドリルで大きな穴 釘打ちをする子供 床を広く使って工作
田布施町少年少女発明クラブには、電動ドリル,電動ノコギリ,電動糸鋸などたくさんの電動工具があります。電動工具はとても危険です。そのため、基本的に指導員の監視の元でしか使わせないようにしています。
ある子供が、私に「穴を開けたい。」との希望を言ってきました。いつもなら、私の監視の元で電動ドリルを使わせて穴を開けていました。今回は、手回し式のドリルを使わせてみました。すると、最初はうまく使えませんでした。手の回し方、回転軸の固定方法などが難しいようでした。それでも、使っているうちに自分で穴を開ける事ができるようになりました。電動工具を使こなせる前に、手動の道具を使いこなせることも大切ではないかと思います。
手回しドリルで小さな穴 ノコギリで板を切断 切った板の張り合わせ
11;30に工作は終わります。工作に熱中している子供達の気持ちを、掃除する気持ちに変えるのはなかなか大変です。毎回の事ですが、工作終了15分前になると、私は「掃除の時間だよー!」と数回大声をあげます。そして、「最初に道具を仕舞う!次に机の上を綺麗にする!次に床を掃除!」などと言います。すぐに掃除し始める子もいれば、ぐずぐずする子もいます。それでも、工作終了5分前には全員が掃除をしています。掃除が終わったことを確認すると、全員整列後に姿勢を正して元気に挨拶して解散します。私の方針ですが「礼に始まり礼に終わる。」をモットーにしています。子供達がいなくなると、指導員が集まり反省会をします。それが終わってはじめて、発明クラブが終わります。
モップで床を掃き掃除 細かなゴミを掃き掃除
10年ぶりでしょうか、我家の倉庫から海釣りに使う小道具やライフジャケットを持ち出しました。理由は、地元の小学校野外授業「魚釣り」の見守りボランティアのためです。私が魚を釣るのではなく、子供達の魚釣りのサポートです。
子供達は、事前に鹿の角で釣針を作ったようです。普通の針に加えてその釣針を数個糸に付けていました。そして、地元の漁港の堤防でサビキ釣りをしました。あいにく数人しか釣れませんでした。小アジを期待した私ですが、潮が悪かったのか小さなメバル、フグ、カサゴなどだけでした。しかし、沖にスナメリが何度も現れるなど退屈しませんでした。わずかばかりの釣果でしたが、子供達には楽しかった野外授業だったと思います。企画した先生やボランティアの方々お疲れさまでした。
地元の麻里府漁港の堤防でサビキ釣り
話を聞くと、鹿の角を釣針に加工中に壊れてしまうことがあったとか。その針には返しがありません。魚が針をくわえたら、すぐに上げないと逃げてしまいます。今回自分たちが作った釣針で、古代人のように魚を釣ることができるか試したようです。
子供自作の釣針 堤防上で海釣り 危険なカサゴ
ところで、私が見守りしていた子供の一人が小さなカサゴを釣りました。この魚は棘があるためとても危険です。私も子供の頃に痛い目にあいました。軍手で注意深くその魚を掴み、小道具を使って釣針を外しました。その魚はリリースしました。
友達同士で糸のからみを直す バケツで堤防を綺麗に洗い流す
潮時が悪いのか、なかなか釣果が上がりませんでした。ただ時間が過ぎていくだけで、じりじりと日差しが強くなっていきました。そんな中、沖にスナメリの群れが何度も波を立てていました。そのスナメリに追われるのか、大きな魚の群れが勢いよく堤防下を通り過ぎました。スナメリは、見ようとして見えるものではありません。釣果は少なかったものの、スナメリ達に会えて良かったと思います。11時に海釣り終了です。堤防を綺麗に掃除した後、子供達は小学校に帰っていきました。
小学校に帰る前、漁港の堤防で魚釣り体験の感想など
今年度の麻郷小学校放課後学習成器塾が始まりました。一斉下校日の午後2時半、子供達全員が校庭に集合しました。その後、下校する子,児童館に行く子,放課後学習に行く子が分かれました。放課後学習には、バトミントンなど校庭で活動するコースと、将棋や人形劇など室内で活動するコースがあります。室内コースの一つである「手芸と料理」コースの指導者4人と子供9人(4~6年生)は、家庭科教室に集まりました。去年までと違うのは、今年は男子が3名です。手芸や料理に興味を持ってくれる男子がいたので少しばかり嬉しく思いました。
好きなデザインの刺し子布を選び、好みの色の刺繍糸を選ぶ
今は初夏、食材が傷みやすい季節です。そのため、料理コースは晩秋から冬にかけてすると子供達に説明しました。活動内容について説明が終わると、チャック付き透明袋を子供達に渡しました。そして、記名してもらいました。これは作りかけの手芸作品を保管し、次回子供達に確実に手渡すためです。準備が整うと、最初に取り組んでもらう刺し子についてお話をしました。そして、何種類かのデザインがあらかじめ描かれている刺し子布を選んでもらいました。そして、好きな色の刺繍糸を選んでもらいました。最後に刺繍用針を渡しました。刺繍糸は途中で自由に変えてかまいません。
手芸と料理の説明 好きな刺し子布を選ぶ 好きな刺繍糸を選ぶ
本来の刺し子は玉止めや玉結びはしません。しかし、玉止めや玉結びができない子が多いので、あえて玉結びをしてから刺し子を開始してもらいました。見ていると、指でつまんで玉結びする子や針にくるくる巻いて玉結びする子がいました。そして、玉結びに長く余分な端糸が出る子もいました。
さあ、刺し子の開始です。模様の縫い目の通りに縫うように言ったはずでした。しかし、だんだん縫い目が荒くなる子が少なくありません。それを見つけると、正しい運針を見せました。そして、荒い縫い目と正しい縫い目を見せながら違いを説明しました。全体的な事ですが。せかすようなことは一切しません。その子の速さに合わせて縫ってもらいました。
模様に合わせて縫う 指導者による運針の手本
先日、子供達に工作を教える少年少女発明クラブがありました。去年はコロナ惨禍で、9月から開催でした。今年は予定通り4月から開催しています。
ところで一昨年までは、その活動に加えてチャレンジ創造コンテストがありました。6月頃、コンテストに参加したい子供達を選抜してチームを組んでいました。県内でコンテストの予選があり、勝ち抜けば県代表として東京大会に出場するのです。しかし、去年に続き今年もコロナ惨禍でコンテストは中止となりました。残念ですが仕方ありません。
密にならないように、皆で楽しく工作
チャレンジ創造コンテストが無くなって良いことが一つありました。子供達がアイデア工作だけに集中できることです。指導員も余裕をもって指導しているように思います。
アイデア工作もチャレンジ創造コンテストも、8月が工作のピークです。さらにスポーツクラブに入っている子は試合などと重なります。アイデア工作は9月上旬が締め切りです。チャレンジ創造コンテストもこの頃にに予選があります。指導員は試合会場も作らなければならず、さらに審判などもしなければならず大変です。その点、チャレンジ創造コンテストが無い今年は、ゆとりをもって工作指導できます。
工作方法に悩む? 図面と照合 指導員と板を切断
今週から麻郷小学校の放課後学習 成器塾が始まります。去年までの成器塾の経験から、今の子供達は手芸をするために欠かせない裁縫があまりできないことが分かりました。例えば玉結びや玉止めです。小学校の家庭科で習っているにも関わらずうまくできないのです。おそらく、習っても使う機会がないからでしょう。また、家庭でも保護者が教えることが無いからだと思います。そもそも裁縫ができなくても、買えば済む世の中になったので仕方のないことです。
せっかく「手芸コース」を希望した子供達に、裁縫が少しで楽しくなるような準備をしました。そのため、玉結びや縫うことが必ず必要な簡単な刺し子をしてもらうことにしました。そのサンプルを作ってみました。そして、実際に使えるコースターにしてみました。ところで、今は食材が傷みやすい季節です。そのため「料理コース」は晩秋から冬にしました。
裁縫が楽しくなる?刺し子コースターのサンプル作り
私は刺し子についてよく知らないのですが、たまたま刺し子キットがあることを知りました。その中で子供にもできそうなキットを選びました。黒い布に刺繍糸を通す模様があらかじめ描かれています。その模様に沿って縫うだけです。ただ、せっかちな現代の子供達がこの刺し子にじっくり取り組んでくれるか心配です。工作をする発明クラブの子供達を見ても同じですが、何か目標が見えないとどうしてもだらけてしまいます。子供は、目標がはっきり見えないと集中力が途切れるのです。手芸でも完成品がないと目標が見えません。子供達の目標となるサンプルを今回作ってみました。
白い刺繍糸を巻き取り 刺繍糸を針に付ける 刺繍糸と針で刺し子
本来の刺し子は黒か白い刺繍糸を使うようです。しかし、子供達が楽しめるようにカラーの刺繍糸を使いました。黒い布に刺繍糸を縫い終わると、コースターにするための縁取り加工を施しました。布の周辺を折り曲げて、手回しミシンで縫いました。そのさい、干す時に役に立つ紐を縫い付けておきました。コースターにする時の縁取り加工は、私がしたり支援者の方々にやってもらおうと思っています。
なお、本来の刺し子は縫い始めと縫い終わりは折り返すようです。そのため、玉結びや玉止めはしないようです。しかし、今回は玉結びや玉止めを練習してもらうつもりです。さあて、手芸コースを選んだ4~6年生の子供達はちゃんと刺し子ができるでしょうか。
手回しミシンで縁取り 刺し子コースターのサンプル完成
去年はコロナ惨禍のため、田布施町少年少女発明クラブは4月からではなく9月から活動を開始しました。そのため、アイデア工作やチャレンジ創造コンテストは全くできませんでした。今年は、4月の開講式後に町内にまたもコロナが発生しました。今後のコロナの発生状況によっては、今年も活動に制限がかかるかも知れません。そのため、去年できなかったアイデア工作だけでも活動できればと思います。一昨年全国大会に出たチャレンジ創造コンテストは、会場である東京がコロナ惨禍の現状では今年も開催が難しいと思われます。東京オリンピック開催が危ういほどの惨禍です。困ったことです。
窓を全開にし、全員マスクを着け、なるべく離れて工作
さて今回の活動ですが、作りたい工作の図面ができた子から工作に入りました。プラモデルのように組み立てだけの工作であれば悩むこともありません。しかし、自分で何を作るかを考えその図面を描くことは、特に低学年の子供にとってはハードルか高いようです。指導員も、アイデアを絞り出す方法から教えなければならずなかなか大変です。なかなか図面を書けない子もいれば、さっさと図面を書いて工作に入る子もいます。8月に完成ですので三ヶ月あります。図面が遅いからと言って慌てる必要はありません。じっくり図面を書いた子の方が良い工作ができることがあるのです。いろいろ悩み・考え・工夫しながら工作して欲しいと思っています。
図面を何度も描く 協力して板を切断 風船に新聞紙を接着
コロナのおかげで放課後学習成器塾が散々です。1月は調理を教えようと、小豆や製粉機などを準備していましたが中止になってしまいました。ちなみに、去年は果物を使った調理やホットケーキ作りをしました。今年度は調理は一度もできずに終わります。2月は幸いにもコロナが収まり放課後学習が再開となりました。今回は、子供達が織りやすい簡単な織物体験を実施しました。段ボール枠を使った織物体験です。
簡単な織物作品を見たり、好きな色の毛糸を選ぶ
最初、私の方から段ボール枠への糸の張り方を教えました。往復して張る方法とぐるぐる巻きして張る方法の二種類あります。今回は、出来上がった後にフリンジ加工しやすいぐるぐる巻きを教えました。経糸をぐるぐる巻き終わると、子供達に好きな色の毛糸を選んでもらいました。その毛糸を段ボール製シャトルに巻きました。そして、経糸の間を段ボール製シャトルを通しながら織りました。ちなみに、筬の代わりはフォークで綜絖の代わりは園芸用名札です。
経糸をぐるぐる巻き 横糸を丁寧に通す もう少しで完成
出来上がると、横糸を変えた時のはみ出し糸を結んでまとめました。それが終わると、段ボール枠から切り離しました。そして、フリンジ加工しました。ここまでの作業はとても簡単です。一度教えれば、小学生でも楽しく織物を作りことができます。楽しかったのか、居残って織りたい子供が何人もいました。そのため、少し時間オーバーして冷や冷やしました。来週も段ボール枠を使い、今度は円状に織る織物を教えます。来週が今年度最後の放課後学習となります。
段ボール枠から外して、末端をフリンジ加工して完成
今年度の少年少女発明クラブは、コロナのため半年ほどの活動しかできませんでした。そのため、毎年4~8月の発明工夫工作はできませんでした。さらに、希望する子供達だけが工作するチャレンジコンテスト工作もできませんでした。そのため、今年は巣箱作り(木工)が最初の工作となりました。そして、今回のプラモデル工作に続きました。プラモデルと言っても、大人でも苦労するような組み立てをします。3コマ(2時間/1コマ)かけましたが完成したのは数人の子供でした。完成に至らない子供もいましたが、細かなネジ、はめ込み、ギヤ、電線接続などと、難度が高い工作に全員が果敢にチャレンジしていました。
工作も終盤にさしかかり、もう少し頑張れば完成
今回工作したプラモデルは、小学高学年か中学生向けだったかも知れません。そのため、完成に近づけたのは5年生や6年生でした。やはり4年生以下の子供には難しかったかも知れず、完成した子供いなかったように思いました。易しい,難しいの二つのモデルに分けた方が良かったかも知れません。
モーターに電線取り付け ギヤBox組み立て 筐体の組み立て
その他、気が付いたのは工作するためのマニュアルを読む力です。今回のようなやや難しいプラモデルには、それなりの分量のマニュアルが付いています。そのため、マニュアルに書いてある文書を理解できるいわば国語能力も問われたように思います。
今回の工作で完成に至らなかった子供も、指先の細かな動作,マニュアルをじっくり読んで理解,焦らず物事に取り組むなどの力の訓練になったのではないかと思います。
熱心に工作に取り組む子供達 完成して動作確認中の子供
田布施町子ども会育成連絡協議会(通称:町子連)主催の凧(たこ)作りがありました。一昨年も去年も仕事と重なったため参加できませんでしたが、今年は恥ずかしながら指導員の一人として参加しました。3年ぶりの凧(たこ)作りです。制作した凧は二種類です。やっこ凧風と六角形の凧です。3年ぶりのため、作り方をすっかり忘れていました。しかし、だんだん思い出しました。私は、子供達やその家族に教えつつ一緒に考えながら作りました。2時間位で全員完成にこぎつけました。家に持ち帰って凧を飾るデザインを描けば完成です。来年1月に今回作った凧を使って凧揚げ大会があります。「上昇賞」と「デザイン賞」があります。
竹ひごを骨組みとして取り付けた2種類の凧
そう言えば、最近お正月になっても凧を揚げている子供を見たことがありません。私が思うに、その転機の一つが30年位前にあると思います。それは凧の種類が大きく変わった年です。それまではやっこ凧や六角凧などの和凧が主流でした。ところが、30年位前にカイトと呼ばれる西洋凧にとって代わりました。凧は作るものではなく、買うものになりました。カイトは糸の調節が不要ですし、空高く簡単に揚がります。凧あげの技術はまったく不要です。ビデオゲームの興隆もあって、単なる消費財としてのおもちゃに成り果てました。そして、流行らなくなりました。
凧の裾を作る 中心の竹ひご取り付け 全ての竹ひご取り付け
やっこ凧風の凧は、初めての方には裾の張り方と竹ひごの取り付けが難しいと思います。一方で、六角形の凧は上下を間違えた方が少なくありませんでした。でもこの間違いは、尾を長くすれば解決します。両者の凧の最後の難関は、糸の取り付け方法です。風が強い時や弱い時など、風に合わせて調節する必要があります。
凧作りが終わった後、用事で町内を車で通りました。すると、作った凧を空き地で揚げている家族を見かけました。糸の調整をしていたのでしょう。来年1月の凧揚げ大会がとても楽しみです。
六角凧を作っている家族 完成して絵を描いている家族
前回の少年少女発明クラブ、用事のため休みました。そのため、今回は久しぶりの少年少女発明クラブでした。毎年のことですが、11月は田布施中学校で実験,体験,工作などをします。今年はリモコンロボット(クローラタイプ)模型の工作です。このプラモデル、簡単には制作できません。小学高学年生用模型ではないかと思います。最初に作るリモコンがまず難関です。十字キーを二個組み立てなければなりません。続いて、ギアボックスを二個組み立てなければなりません。たくさんの部品を前に、子供達は真剣に取り組んでいました。
最初、リモコンロボット(クローラタイプ)模型工作の解説
この工作を完成させるためには、たくさんある部品の説明書を読んで理解しなければなりません。そのため、説明書を読むことが工作のスタートです。また、説明書を読むだけでは組み立てることができない箇所が次から次へと出てきます。例えば、適度な力でしかもこじりながら通さなけばならない箇所がいくつもあります。部品はブラスチック製のため、力を入れすぎると簡単に折れてしまいます。また、バネをかませるように広げて固定する箇所もあります。そんな時は推理力が問われます。
リモコンの組み立て 各種部品を選ぶ 早くもクローラ部完成
工作好きの子供達ですので、もくもくと無言で組み立てていました。難しい組み立て作業の連続ですが、ギブアップして投げ出す子供は一人もいませんでした。予定では、今回の2コマ目で全員完成する予定でした。しかし、全員完成は無理と分かりましたので、来月12月に1コマ追加することになりました。工作している子供達を見ていると、隣の子供と相談しながら仲良く組み立てている子や、たった1人でもくもくと制作している子もいます。また、指導員に頼らないで制作する子もいれば、ためらわず指導員に相談する子もいます。工作の仕方にも個性があります。
説明書を前に組み立て 説明書をじっくり読む
今日の午後は目が回るような忙しさでした。元々は私のミスのためです。午後最初に麻郷小学校の放課後学習 成器塾で手芸と料理教室をしました。子供達が来る前に、本日のテーマであるポケットティッシュケース作りや手作り布マスクの準備をしました。そして、子供達がやって来ると、足早に布マスク作りの手順などを説明しました。その後は、支援者の方々に子供達の支援をお願いしました。続いて城南小学校の講堂に高跳びしました。そして、子供達に教える「むかしのお話」の準備をしました。小学1年生を含む子供達に歴史のお話を理解してもらうのは難解だと思いました。そこで、いろいろ工夫してみました。そんなこんなで、超忙しい午後が過ぎていきました。
麻郷小学校の放課後学習 成器塾で手芸「布マスク作りなど」
まずは成器塾ですが、早めに来てテーブル上に布や小道具などを準備しました。そのためかスムーズに時間が進みました。子供達が到着して挨拶や点呼が終わると、今日のスケジュールを説明しました。今回から布マスクを手縫いします。型紙からチャコペンを使って型取り、切り抜き・・・・最後に糸ゴム通し、の工程別に実物サンプルを置いておきました。ポケットティッシュケースを作り終わった子供から順に布マスク作りに入ります。布マスクは二種類作ります。一つ目は白い布マスクで、次回染色する予定です。二つ目はリバーシブルな模様布マスクです。
使う布や小道具の準備 アップリケ用フェルト ティッシュケース作り
次に城南小学校のこころ教室では、子供達に「むかしのお話」をしました。大人が考える昔と子供達が考える昔に大きな差があると考えました。そこで、郷土館から昔の道具を持ってきて、面白く楽しく説明しました。昔の道具とは、もしもし電話、火であぶって使うアイロン、虫下しなどです。また昔の子供の生活や時間の考え方などもお話しました。子供達の活発な質問に助けられて1時間30分があっというまに過ぎていきました。とにかく無事に終わって良かったです。
成器塾もこころ教室も、支援されている方々お疲れさまでした。
ティッシュケース作りの続き 活発な質問、城南小学校の子供達
9月から続けてきた少年少女発明クラブ、木工工作の最終日(3回目)です。全員が巣箱を作る予定でしたが、巣箱ではなく貯金箱に変更した子供達もいました。ほとんどの子は三日間かけて作り上げましたが、一人だけ事情により今回初めて参加した子がいました。その子は指導員がつきっきりで手伝い、無事に巣箱を完成しました。全員完成できるかどうか心配しました。しかし杞憂でした。最後に全員が前に出て、完成した巣箱を持って写真を撮りました。
切った板を組み立て中の巣箱、もうすぐ完成
3年前の巣箱作りで、私は板に線を引くためのマニュアル(図面)を用意しました。子供達はその図面の通りに板に線を引いて、後はノコギリで板を切るだけでした。つまり、何も考えないで板を切っていたのです。そこで今回は、最初に自分の考える巣箱の図面を書かせました。1枚の板の幅,長さ,そして厚さだけは教えておきました。予想はしていましたが、板の厚さを考える立体図はまだ小学生には難しいようでした。
工作前に注意事項 長短2種類の釘 指導員のアドバイス
今回、長(31mm),短(25mm)の釘を用意しました。長い釘は板と板がしっかり繋がりますが、板の割れや板の外に釘先が出るリスクがあります。短い釘は打ちやすく板の割れが少ないのですが、板と板の接続が弱くなります。どちらの釘を使うかは子供に任せました。釘が外に出た場合は、くぎ抜きで釘を抜きます。なお、貯金箱を作る子供達には蓋を開閉するための蝶番を渡しました。
雨をはじく塗料を屋根に塗る 貯金箱の蓋に蝶番を取り付け
私は野外に取り付ける巣箱を作って欲しいと思っていました。ところが、子供によっては室内で飼っているインコなどの小鳥の小部屋を作っていました。巣箱を「小鳥の家」と思ったようです。それもありかなと思って、子供達にはいっさい口出しをしませんでした。今の子供にとっては、巣箱は縁遠いものなのでしょう。全員が巣箱または貯金箱を完成して、最後にグループごとに写真を撮りました。来年はどんな木工工作にしようかな。
もうすぐ巣箱の完成 巣箱を綺麗に磨く グループごとに撮影