ようやく冬らしい厳冬期に入りました。早朝、外を見ると一面霜が降って真っ白に染まっています。いつものように野菜を収穫するために畑に行きました。すると、小松菜をはじめ野菜はカチカチに凍り、葉の表面は棘のような霜に覆われていました。葉を曲げると折れてしまいました。
昼間、野菜の上に寒冷紗を掛けておきました。寒冷紗を掛けないでおくと、霜にやられてそのうち葉がボロボロに傷んできます。場合によっては葉が枯れてしまいます。これでは食べられません。
霜の棘で覆われた小松菜の葉
小松菜,大根葉,レタスなどに寒冷紗を掛けましたが、白菜は新聞紙を巻いておきました。春がやって来る3月下旬まで、野菜を美味しく食べることができるように霜対策しました。なお、ネギ類は寒さに強いので対策する必要はありません。
霜で白くなった小松菜 寒冷紗を被覆した小松菜
晩秋に種まきした小松菜が収穫適期です。飽きるほど毎日食べています。100株近くあるため、春まで毎日のように食べることができます。私はほとんど毎日勤務などで外に出ており、ほぼ毎朝野菜を調理しています。
今収穫している野菜は、小松菜,大根葉,長ネギなどです。私は調理があまり得意ではありません。そのため、野菜にウィンナか肉を加えているだけです。なお、調味料に塩胡椒を使っています。恥ずかしながら単純な料理の毎日です。
その日食べるだけの小松菜を収穫
今しいたけの収穫時期です。そのため、野菜にしいたけを加えて食べています。主食は食パンを半切れだけ食べます。全体として、食べる量は腹八分といったところでしょうか。しかし、飽きるようなことはありません。
とはいえ、毎日このような単調な料理ばかりなので、たまにはステーキなどのご馳走を食べたくなります。
収穫適期の小松菜畑 小松菜を収穫 近朝の野菜炒め料理
先月、大星山を越えるウォーキングをした時に偶然シャクチリソバを見つけました。このソバは宿根性で別名ダッタンソバと言います。宿根性のため野生化していることがあります。以前栽培していたのですが、食べるわけでもなくいつのまにか消えてしまいました。
ソバと同じ三角形の実ができます。一度製粉して食べたことがありますが、苦くてとても食べられません。食用には適しません。食糧難の時に食べたり、葉を食べることができるようです。挿し木にして10年ぶりに栽培してみようと思います。そして、来年葉を食べてみようと思っています。
シャクチリソバ(ダッタンソバ)の葉茎を挿し木に
畑の近くに放置していたニラが半ば野生化しています。数年前までニラを栽培していたのですが、そのまま放置していたら野生化していました。ただ、葉がとても細くしか育っていません。これでは食用にはなりません。ニラを掘り起こして、ちゃんとした畝に植え替えてみることにしました。
黒マルチの空いた穴に、ニラの株を植え替え
半ば野生化して群生したニラをクワで掘り起こしました。そして、そのニラをほぐしました。数年間放置していたため根が繋がっていました。その繋がった根を葉が二本付くように切り分けました。切り分けた株を、空いている黒マルチの穴に次々に植え付けました。
掘り出した群生したニラ 群生したニラを切り離し 植え付けたニラ
ぎりぎりの10月末に種まきした小松菜、やや成長が遅いので施肥しました。与えたのは即効性ではなく、ゆるく肥料が効く緩効性の肥料です。施肥のついでに小松菜の間に出た雑草を取ったり、混んでいる所は間引きしておきました。来週頃から収穫できると思います。
緩く肥料が効く緩効性の肥料を小松菜に与える
育苗中の晩生タマネギの成長が思わしくありません。しかし、11月中に植え付けしないと12月になるともう植え付けできません。12月になると霜が出て根が浮いて傷んでしまい育ちません。今植え付けさえしておけば、ちゃんとした玉にならなくても長ネギ又は小玉タマネギとして収穫できます。
まだ小さいものの、タマネギ苗を掘り上げる
苗が小さいものの今後条件がマッチすればタマネギになるかも知れません。雑草を取ったり施肥をこまめにしようと思います。仮に玉にならなくても、その葉を美味しく食べることができます。
小さく育った今年のタマネギ苗 掘り取ったタマネギ苗を植え付け
タマネギの苗を育てていますが、何が悪いのか今年はなかなか育ちません。そこで、園芸店に行って晩生の苗を1束(50本)ほど購入しました。手持ちが無くなっていた穴あきの黒マルチも一緒に購入しました。育てているタマネギの苗、育ちが悪いものの来週には苗取りして植え付けるつもりです。
購入した晩生タマネギの苗を植え付け
ところで、園芸店ではいろいろなタマネギの苗を売っていました。早生タマネギ、中生タマネギ、晩生タマネギ、そして根深ネギなどの苗です。
園芸店から帰ると、最初畝に黒マルチを被覆しました。続いて購入した晩生タマネギの苗を植え付けしました。
売っていた様々なタマネギ苗 畝に新しい黒マルチを被覆
そろそろタマネギの植え付け時期です。タマネギの苗を育てていますが、成長が思わしくありません。そこで、先行して赤タマネギ(購入)を植え付けました。
事前に畝を耕しておきましたが、もう一度丁寧に耕してタマネギ用の畝にしました。そして、再利用の黒マルチを被覆後に赤タマネギの苗を植え付けしました。栽培中の普通タマネギは、苗の成長具合を見て来週か再来週に植え付けしようと思います。
再利用の黒マルチを被覆後、赤タマネギの苗を植え付け
タマネギの苗を植え付ける場所は、夏に、食用ヒエ,シコクビエ,そしてピーマンを栽培していました。そのため、それらの太い茎や根が残っていました。それら残渣を取り除いた後にレーキでタマネギ用の畝に整地しました。その上に、この夏まで使っていた黒マルチを再利用して被せました。
レーキで畝を整地 再利用マルチを被覆 赤タマネギを植え付け
赤タマネギの苗を植え付けていると、カマキリがのろのろとやってきました。寒さで動きが緩慢でした。手の上に載せて観察しました。お腹が大きいので卵を産む場所を探している母カマキリのようでした。近くの草むらに放ちました。来春、子カマキリがたくさん生まれるといいです。
動きが緩慢な母カマキリ 根が活着するまで日陰に
二週間ほど前に種まきをした小松菜と大根葉、発芽後だいぶ混んできたため間引きをしました。ついでに、間に生えた草取りをしておきました。小松菜は種が小さいので種を蒔き過ぎた箇所がありました。そんな箇所は混み過ぎて間引きしずらかったです。一ヵ所について葉が3~4個になるように間引きしました。
背をかがめて、葉が3~4個になるように小松菜を間引き
大根葉は種が大きいため適切に種を蒔くことができました。そのため、混みあっている箇所はありませんでした。順調に育っていました。小松菜と同じように葉が3~4個になるように間引きしました。
このところ、雨が全く降る気配がありません。そのため、間引き後にジョロで水をかけておきました。二週間後に再度間引きをする予定です。その時、間引き菜を食べることができそうです。
続いて大根葉の間引きと除草 間引いた後の小松菜
11月になってしまいました。タマネギ苗畑の草を取ったり間引きをしました。園芸店ではすでにタマネギの苗が並んでいます。タマネギの苗の成長が遅いため買おうかどうか心が乱されます。苗を作っていない赤タマネギだけは買おうと思います。
草取りと間引きが終わると、タマネギの苗を植える畝を作りました。軽く草取りをして耕運機で何度も往復しながら丁寧に耕運しました。後日、黒マルチを被覆しようと思います。
成長が遅いタマネギ苗の畝の除草と間引き
ところで、種をまいて育てることができるのは小松菜位になってしまいました。それでも不識布やビニール等で保温する必要があります。しかし、今回はダメもとで花菜を種をまいておきました。この野菜は葉を食べるのではなく、春に出る花芽を食べるのです。この秋に種まきするのを忘れてしまったためです。
タマネギの苗を植える畝作り 遅くなった花菜の種まき
今の季節になると、白菜やキャベツなどの野菜の種まきはもうできません。今後はビニールや不識布を被せるなどの寒冷対策が必要となります。今回、一ヶ月前ならば種まきが間に合ったであろう白菜の苗を購入して植え付けました。また、サラダ菜類の苗を植え付けしました。とにかく秋は寒さが早くやって来ます。流暢に構えていられないのです。
サラダ菜の苗を黒マルチの穴に植え付け
白菜はまだまだ害虫が出ますので、対策として寒冷紗を被せておきました。この白菜、植えたのが遅かったため玉にならないかも知れません。それでも、白菜の浅漬けにできるのではないかと思います。
花菜の種を蒔く 白菜には寒冷紗 サラダ菜とレタス
このところ雨が降りません。そのため、白菜、サラダ菜などの苗にはジョロで水をかけておきました。白菜には寒冷紗、サラダ菜には黒い日陰材をかけいて置きまた。根が活着するまでは毎日のように水をかけようと思います。一週間後には根が活着して葉が生き生きすると思います。
サラダ菜に加えレタスの苗も移植 日陰材を苗の上に掛ける
朝夕がだいぶ寒くなってきました。秋冬野菜の種まきがそろそろおしまいの季節になってきました。来月になって種まきしても育ちません。そのため、今回は最後の小松菜と大根葉の種まきをしました。例年種まきする白菜、大根、チンゲンサイ、タアサイなどは種まきは止めました。あれこれ忙しいため今年は少量だけ育てようと思います。
小松菜と大根葉の種まき後、ジョロで水やり
種まきした場所は、先日耕して再利用の黒マルチを被覆した畝です。軽く穴を掘って、その穴に種を数粒まいて土を被せました。このところ雨が降らず土が乾燥しているため、ジョロで水をまいておきました。虫害が無ければ晩秋から冬にかけて美味しい葉を収穫できると思います。
小松菜の種を手のひらに 一つの穴に数粒の種をまく
やっと秋らしい季節になりました。今回は長ネギの植え替え作業をしました。畑に残した長ネギを掘り起こして、新たな畑に植え替えしました。
このところの好天で畑の土がカラカラに乾いていました。そのため、根付きがよくなるようにジョロで水をかけておきました。この秋冬も美味しい長ネギを食べることができそうです。
掘り起こした長ネギを新しい畑に植え替え
掘り起こした旧長ネギ畑にはたくさんの雑草が生えていました。そのため、最初その雑草を取り除きました。そして、残した長ネギを次々に掘り起こしました。100本位の長ネギを掘り起こしたでしょうか。それらを束にして新しい畑に持って行きました。
旧長ネギ畑の除草 長ネギを掘り起こす 掘り起こした長ネギ
新たに長ネギを植える畑は、先日小松菜を種まきしたりワケギを植え付けた畑です。黒マルチを被覆した場所です。まだ植えていない黒マルチの穴に長ネギを植え付けしました。長ネギは、一つの株が五つ位に分げつしています。その分げつした一本を取り出して、黒マルチの一つの穴に植え付けました。
長ネギの分げつした一株 植え付け後ジョロで水やり
この春に収穫して乾燥保存していたワケギをいくつか植え付けしました。売っているワケギを購入して植え付けてもかまいません。値段もそう高価ではありませんが、この春に収穫したワケギがたくさん余っています。それを使わない手はありません。保存していた袋からどっさりワケギを取り出しました。その中から、すでに芽が出ているものを選んで畑に植え付けました。冬になるまでに美味しいワケギを収穫できると思います。
選別したワケギを黒マルチの穴に一つ一つ植える
植え付ける前に耕運機で畑を耕しました。次に、保管していたワケギの中から元気のよいものを選別しましした。元気の良いワケギは今の季節になると小さな芽が出ています。その後、選別したワケギを持って畑に行きました。そして、一つ一つ丁寧に植え付けました。
耕運機で畑を耕す 少し芽が出たワケギ 選別した元気なワケギ
やぐらネギが葉先で次々に芽を出すようになりました。やぐらネギは変わったネギで、花が咲いて種ができる代わりに芽が出るのです。よく見ると、小ネギの上に孫ネギが出ているではありませんか。この子ネギ又は孫ネギを地面に植えると、根が出てちゃんとしたネギに育ちます。
そして、来年の春にまたそのネギの葉先に子ネギが出るのです。突然変異なのではないかと思います。毎年の事ですが、この子ネギを取ってそばの空いた畑に植えました。
子ネギの上にさらに孫ネギが生えたやぐらネギ
このやぐらネギは、別名階段ネギとも言われているそうです。普通のネギと同じように葉を食べることができます。種の代わりに芽を植えるので、心配しなくても根付くので重宝します。食べてみると、ネギらしい味がやや薄いように感じます。それが欠点でしょうか。
葉先の芽を取り外す 芽を植える穴を掘る 穴に芽を植えて完了
私は葉先の芽をそのまま別の穴に植えて増やしています。しかし、葉先にはたくさんの芽が一緒に付いています。五個以上付いているでしょうか。つまり、五個以上の苗を買ったことに等しいのです。芽を分けて植えても根が出ます。手間いらずのネギではないかと思います。
葉刃に付いたやぐらネギの芽 芽を分けると七つの芽