東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 思いがけず、城南の古墳内部に入る

2012年07月18日 | ふるさと

 曇り空でしたが、午後に城南に行ってみました。行った理由は、中学生時代の親友の実家を訪ねるためです。本人は田布施町の隣りの光市に養子に行っているのですが、永い間に住所が分からなくなったため実家に行ってその住所を聞くためです。
 彼は高校卒業後に大阪の三菱電機に入社しました。私もそのころ大阪に出張していたため彼と大阪で会いました。ところが、彼は結婚して山口県にUターンしました。その時にもらった手紙に「山口県に帰った時に逢おう。」と書いてありましたが、住所が分からなくなってしまい困ってしまいました。

     田布施農業高校の校門           古墳隣りに住むおばあさん
 

 しかし、城南の彼の実家に行くのはほぼ40年ぶり。確か田布施農業高校前の道を通って彼に実家に行けたはずでした。しかし、道が変わったのか私の記憶があいまいなのか見つけることができません。そこで、見当をつけた家に行って聞いてみました。すると、そこは城南ではなく波野の西端だとのこと。そして、私の行きたい彼の実家ではありませんでした。
 私ががっかりしていると、そのおばあさんが「すぐそこにある古墳を見ないか?案内するよ。」と言いました。もともと古墳に興味がある私は、気落ちしながらもそのおばあさんの後に付いて古墳に行ってみました。荒れ果てた丘の竹藪を5分位藪こぎすると、大きな石の入り口が見えました。

              古墳の入り口、内部は暗いがけっこう広い(8畳位)


 地下内部は真っ暗でしたが、人が立っても頭が当たらないほどの高さで、広さは8畳位でしょうか。副葬品は山口市の博物館に保管してあるそうです。もしかして、この古墳は田布施町郷土館内で見た御蔵戸古墳かその支古墳かも知れません。友達の実家を探しに来て、古墳内部に入ることになるなど思いもよりませんでした。古墳に入った後、そのおばあさんにお礼を言って城南から離れました。

         入った古墳は波野の御蔵戸古墳群の1つ? 田布施町郷土館資料


 今度は光市に行ってみました。彼の実家が分からないので、彼が住んでいたアパートに行ってみることにしました。すると、そのアパートは数年前に解体されたとのこと。そこで、家具店に養子に行ったとのことですので、そのアパート近くの家具屋さんに行って聞いてみました。しかし、「そんな人は知らない。」とのことで、またまたがっかりしました。そこで、田布施町役場に勤めているT君に調べてもらうことにしました。それでも分からない場合は、光市役所に勤めているY君に聞いてみようかと思っています。思いがけず古墳内部に入った不思議な一日でした。

   古墳内部から入口を見て、真っ暗     親友が住んでいた光市戎町付近
 

コメント
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