秋も深まり、春に植えた二種類のサトウキビが収穫時期を迎えました。1つは、沖縄で主に栽培されている普通のサトウキビです。去年から今春にかけて冬越しに成功した、茎が1本だけありましまた。その一本が分げつして大株に育ったものです。汁を絞ると黒砂糖を作ることができます。その茎を何本も冬越しさせて、来年は沢山育てて黒砂糖作りに挑戦しようと思います。そして、和三盆のような自家製砂糖作りをしようと思っています。
1本の茎から大きく育ったサトウキビの株
もう一種類のサトウキビは、正確には砂糖モロコシと言っているものです。瀬戸内ではこれをサトウキビと呼んでいるようです。私の祖母もサトウキビと呼んでいました。この茎をかじると、とても甘い汁を楽しむことができます。昔は子供おやつの一つだったそうです。お祭りでこの茎を子供が売って、おこずかいにしたとの話を聞いたことがあります。汁を煮詰めるとシロップができます。さらに煮詰めると水飴のようになります。ただ、やや草の味が残ります。この草味を取り除くことができれば、ご当地シロップとして市販できるのではないかと思っています。その草味を取り除く方法をいろいろ探しています。
なお、砂糖モロコシの穂は箒(ほうき)に加工できます。実は粉にすると食べることができます。さらに、乾いた茎は薪の代わりにすることができます。山口県で昔から穂モロコシを育ててきた理由は、そのような多目的に使うことができたからではないかと思います。
穂が茶色く染まって、そろそろ収穫時期の砂糖モロコシ、3m近い高さ
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