お地蔵様を過ぎて、山の間をどんどん進んでいる左手にお堂が見えました。気になるので寄り道すると周北第二十七番札所でした。中に二体のお地蔵様が安置されていました。このお堂に限らず、周北八十八ヶ所霊場は今なお大事にされているようです。どのお堂も、小さいながら綺麗に清掃されたり花が生けてあるのです。
きれいに管理されている周北第二十七番札所
周北第二十七番札所から折り返して常安寺に向かっていると、今度は周北二十八番札所のお堂が見えてきました。その近くに、このお堂の由来が書かれていました。それによると、四国八十八個所霊場の第二十八番霊場から勧請されたそうです。つまり、周北霊場は四国八十八個所霊場から勧請されたもののようです。おそらく、一番霊場があるお寺のご住職が、周北霊場を創設したのかも知れません。
周北第二十八番札所 常安寺の虎ヶ岳登山案内 虎ヶ岳へ通じる登山道
周北霊場を今回初めて知りました。これまで、防陽霊場,周央霊場,周南霊場,南陽霊場,平和,南平和など知りましたが、いったいいくつ巡礼ルートがあるのでしよう。周北二十八番札所を過ぎてしばらく行くと、最奥部の常安寺に着きました。車ではこれ以上奥には行けません。周りをよく見ると、虎ヶ岳登山ルートの案内板がありました。
最奥部にある常安寺、ここが虎ヶ岳登山のスタート地点
常安寺は駐車場のスペースが十分あるようです。ここからウォーキングを始めて、虎ヶ岳へと登り、渓月院に降りて、そしてこの常安寺へと戻るコースが妥当かなと思います。このルートは周北霊場との重なっているため、楽しみなウォーキングになると思います。なお、田布施町竹尾の龍泉寺は、この渓月院の方が江戸時代初期に開いたと記録に残っています。去年、龍泉寺は400年祭をしました。つまり、今から400年前に渓月院の和尚さんが、竹尾まで来て龍泉寺を開いたのです。2月下旬に仲間と下見をしようと思います。
虎ヶ岳ウォーキングのために調査した個所