東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町少年少女発明クラブ、10月の木工工作の見本を制作(1/2)

2017年09月20日 | ふるさと

 毎年10月、田布施町少年少女発明クラブでは木工工作をしています。2年前は竹とんぼ作り。去年と一昨年は、玉転がし台を作る木工工作でした。今年は巣箱を作ります。木工の基本的な道具である、のこぎり、金づちなどをとことん使います。子供達の見本となる巣箱作ってみました。小学生の工作ですので、最も簡単に作ることができる形にしてみました。

 長い板をのこぎりで切断    釘を板に打ち付ける    背板と横板を接続
  

 最初、長い板に線を引くことから始めます。次に、引いた線に沿ってのこぎりで板を切ります。そして、一枚の板を六つの板に切り分けます。決められた位置にちゃんと線を引いていないと、切り分けた板の大きさが合いません。すると、巣箱に隙間が空いてしまうか、そもそも巣箱の形になりません。

           巣箱の底板を釘で打ち付ける


 背板に横板二枚を打ち付け、底板を打ち付けました。次に前板を打ち付けますますが、前板には鳥が入ることができる穴を開けます。その穴の大きさ(直径)は、巣作りさせたい鳥に合わせます。シジュウカラのような小さな小鳥だけ入らせたい場合は28mmです。比較的多いスズメも入らせたい場合は30mmです。シジュウカラでもスズメでもよい場合は30mmです。なお30mmの場合、先にシジュウカラが入って巣作りしても、やや体が大きいスズメがシジュウカラを追い出して巣を乗っ取ることがあるようです。巣作りする小鳥の種類にこだわらなければ30mmがお勧めです。

   スズメなどが好む30mmの穴        穴を開けた前板を打ち付ける
 

 今回見本として作った巣箱は、今から15年位前にも作りました。作った後に裏山の木に取り付けました。翌年の春に観察するとちゃんと巣作りしていました。今回の巣箱作りは、単に工作して終わりではなく、実際に樹木や軒下に取り付けて欲しいと思っています。そして、春になって小鳥が巣作りする姿を観察して欲しいと願っています。

       10月、子供達に作ってもらう一番簡単な巣箱

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする