東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

真空管ラジオ 高一+並三 テレビアン PM-8の修理(1/x)

2022年02月17日 | 古ラジオ修理工房

 2年前にTELEVIAN製の真空管ラジオの修理を始めました。ところが、私が経験したタイプの真空管ラジオではなかったため躊躇していました。そんな中、倉庫を整理していたら、タイプは違いますが同じTELEVIAN製の真空管ラジオが出てきました。10年位前に故障品として手に入れたように思います。同じ製造メーカーなので、これを先に修理してみることにしました。もしかして回路が似ているかも知れません。同じ並四型?真空管ラジオのように見えます。このラジオ、倉庫に10年位放置していたため埃が溜まっていました。この埃を取り除くことから修理を始めました。

         TELEVIAN製真空管ラジオPM-8(並四型?)


 このラジオを机の上に置いて内部を見ました。すると、電源コードが中に巻かれていました。外に取り出してみると懐かしい布巻線でした。スピーカーに繋げるコードも出てきました。スピーカーから外れていました。ネジが外れていたためスピーカーを取り出すことができました。これまた懐かしいマグネチックスピーカーでした。このスピーカーは音質は悪いのですが、出力トランスが不要です。次にシャーシを取り出しました。

  コード類を取り出す  マグネチックスピーカー    シャーシを取り出す
  

 シャシーも埃だらけでした。シャーシと言えばアルミですが、これは鉄板を折り曲げたものです。もしかして、物が不足していた昭和20年以前に製造されたラジオでしょうか。シャーシには真空管が4本並んでいました。二本は高周波用なのかアルミのシールドケースで覆われていました。1本は低周波増幅用で、1本は直熱型の整流管でした。真空管を丁寧に抜いて綺麗に吹きました。そして、鉾のだらけのシャーシを手帚などを使って綺麗にしました。

    並四コイルから外れた線         高周波用の真空管
 

コメント
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