東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

手回し式ミシンの修繕と調整、油さし

2022年02月23日 | 建設,工事,修繕

 

 使っている手回し式ミシンの調子が悪いので修繕しました。一番の問題はボビンに糸を巻きつける箇所です。長い間にゴムの輪が硬くなり摩擦が無くなったのか回りにくくなりました。手でぎゅっと押さえないと回らないのです。これまで、そのような時はゴムを紙やすりで擦って直していました。先日、地元のミシン修理屋さんに行って、そのゴム製品を購入することができました。ゴムを取り替えた後、ボビンがよく回るように微調整しておきました。そして、ミシンの何ヶ所かに油を差しておきました。

          手回し式ミシンを修繕後にボビンに糸を巻く


 そのゴム部品を購入したのは、柳井市のサンビーム柳井近くにある山崎ミシン商会です。来年の史跡巡りウォーキングの候補を調べている時に立ち寄りました。すると、店主が這いずりながら出て行きました。ご高齢のためか、転倒して足腰を痛めて歩けなくなったそうです。店内には分解したいろいろなミシンが置いてありました。探していたゴム部品がありましたので即購入しました。私が愛用しているのと同じ手回し式ミシンも展示してありました。店主がおっしゃるには「最近はミシンを売るばかりで責任もって修理する店がない」と不満を漏らしておられました。

 立ち寄った山崎ミシン    交換前のゴム製品    交換のため取り外す
  

 私も最近思うのですが、店主がおっしゃるように修理できる技術を持った店が無くなりました。修理するよりも新しく購入する使い捨ての社会になってしまいました。マイクロプラスチック公害もそのような社会が原因の一つだと思います。もったいない精神は死んだも同然です。何でも修理してしまう私のような人は、今や変わり者かも知れません。あまりの社会の変わりように、ため息をついてしまいます。

   右が新しく購入したゴム製品       新しいゴムに取り替え後
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする