東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町郷土館 大波野神舞のイラスト展示会開催

2020年02月27日 | ふるさと

 山口県指定文化財の大波野神舞は今年3月29日、10年に1度の八幡八幡宮式年大祭で年期神舞奉納をします。その前哨戦として、今週から田布施町郷土館で大波野神舞のイラスト・写真展示会をしています。その展示会の準備を先週しました。イラストは地元のイラストレーターT氏が描いたものです。
 私が大波野神舞を最後に見たのは3年前のことでした。江戸時代から現代まで引き継がれてきたこの神舞は、今のように映画,テレビ,テレビゲームなどが無かった当時、たくさんの方々が集まったと思います。今年もたくさんの方々が集まるに違いありません。

   山口県指定文化財 大波野神舞のイラスト・写真展示会


 大波野神舞は江戸時代の享保の飢饉をきっかけに始まったとされています。飢饉で亡くなった方々を弔うためとのことです。当時の飢饉の記録によると、里人の1/3の方々が亡くなったそうです。当時の人口ピラミッドを考えれば、亡くなったのはほとんどが子供達のようです。食べ物が無くなると、やせ細り免疫が弱くなります。すると、ちょっとした病気で亡くなります。そのような飢饉の言い伝え、古老を訪ねるとよく耳にします。最近聞いた話では、光市の島田にある人丸神社に伝わる話があります。

  看板の取り付け      印刷物を置く     イラストを仮置き
  

 今年3月29日、10年に1度の八幡八幡宮式年大祭の年期神舞奉納です。いつもは見ることができない演目がたくさんあります。10年前に演じられた演目「綱下り」は、高齢化の影響で10年後には演じる人がいなくなるのではと危惧しています。そのため大変貴重な演目です。ところで、コロナウィルスの影響で神舞そのものが中止になるのではと心配しています。私もなんとか見に行こうと思っています。

  神舞イラストハガキの予約     大波野神舞の写真やイラスト
 


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