一昨日、別所小学校に堆肥場のカブトムシの幼虫を持っていきました。その幼虫を探した時、たくさんの幼虫が死んでいました。去年、その堆肥場にはたくさんの幼虫がいたのですが。カブトムシの幼虫は、特に冬場は暖かい所にいないと死んでしまいます。人間などの動物は食べ物のエネルギーで体温を作っていますが、爬虫類や昆虫などは気温によって体温が上下するので冬場は暖かい所にいないと確実に死んでしまいます。カブトムシの幼虫も例外でなく、やはり暖かい所にいないと死んでしまいます。冬はどうしているかと言うと、比較的暖かい昼は堆肥場の表面近くに出てきて、寒い夜は暖かい堆肥場深く潜ります。このように、堆肥などが腐る発酵熱で生かされています。つまり、堆肥場の堆肥を持ち出しすぎると発酵する熱が少なくなってカブトムシは体温が下がり死んでしまいます。カブトムシを生かすのであれば、堆肥を半分程度は残す必要があったと思います。だれが堆肥を大量に持ち出したのか分かりませんが、来年は少しカブトムシの幼虫の生態を考えて堆肥を持つ出す必要があると思います。左はかろうじて生き残った幼虫、右は寒さで死んで溶けてしまった幼虫です。
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