東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

久しぶり、クルミの実を収穫

2020年07月16日 | 樹木,果樹

 草刈りをしていて、ふと目を上げるとクルミの実がぶら下がっているではありませんか。収穫するのは少し早い気がしました。しかし、そのままにしておくと自然に落下して見失ってしまいます。落下したすべてのクルミが無くなるのは、リスなどの小動物が持っていくからではないかと思います。動物たちに取られないよう急遽収穫しました。今年は久しぶりに我家のクルミを食べることができそうです。

        知らないうちに実っていたクルミ


 売っているクルミは、殻がむき出しになっています。実は収穫したばかりのクルミは果肉に包まれています。その果肉は土に埋めるなどして放置していると自然に腐ります。腐って果肉が消えた頃に掘り出します。今日土に埋めたクルミは、秋に掘り出すことができます。山口県周辺でクルミを自給自足している人は私位のものでしょうか。晩秋に美味しいクルミを食べることができそうです。

  頭上に実るクルミ   実をバラバラに     土に埋めるクルミ
  

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わずかな晴れ間を見て、急遽我家周りの草取り

2020年07月15日 | 草刈り,整地

 このところの長雨で、我家周りや畑などの草刈りがまったくできません。わずかな間ですが晴れ間が見えたため、急遽我家周りの草刈りをしました。しかしながら、草刈りできたのは我家周りだけで、畑,山,竹林,果樹園などはできませんでした。明日にかけてまた大雨の予報です。梅雨が明けを心待ちにしている今日この頃です。

         急遽草刈りした我家の南側


 最初に草刈りしたのは我家の縁側がある南側です。イチジクやサトウカエデを植えてある広めの庭です。ここは2週間ほど前に草刈りしたため、低い草ばかりでした。そのため、比較的楽に草刈りをすることができました。ただし、樹木の下は枝や幹が草刈機にあたって草刈りしにくかったです。また、イチジクの葉を誤って刈らないように気を使わなければなりませんでした。

  草だらけのサトウカエデ下       綺麗になったサトウカエデ下
 

 我家の南側の草刈りが終わると、西側の草刈りもしました。西側はいろんな木が植えてあります。柿,ナツメ,グミ,ブラシの木,ユスラウメなどです。低木が中心なので、草刈りは大変でした。枝や幹の下を這うようにして草刈機を使わなくてはなりません。しかも、低木の下は蚊の大群が潜んでいます。今の時期は水がたまりやすいので、一年で一番蚊が発生しやすい時期です。蚊には困ったものです。

   低木に囲まれた我家西側       草刈りを終えた我家西側
 

 最後に我家北側と東側の草刈りをしました。北側は山の斜面に接していますので、草刈機が太い幹に接触しないように気を付けながら草刈りしました。キックバックが心配だからです。また、北側と東側にはエアコンなどのアース線が何本か地上に張ってります。その線を巻き込まないように注意します。しかし、草にまぎれたコードをつい刃に巻き込んでしまいます。すると、いったん草刈機のエンジンを止めて、巻き付いた線をほどかなければなりません。

  草まみれの我家西側の通路      草刈り後の我家西側通路
 

 草刈機が終わって気が付くと、体中が蚊に食われていました。蚊は衣服を通しても刺すのでやっかいです。今夜から早朝にかけてまた雨が降るとの予報です。次はいつ草刈りできるでしょう。熱中症に,猛暑に,蚊に、これから一年で最も草刈りが大変な季節が到来します。

   草がびっしりの我家北側        草刈りした我家北側
 

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10年ぶり、やむなくノートパソコンを購入

2020年07月14日 | 農機具,工具

 今使っている3代目ノートパソコン(Windows 7)は10年位前に購入したものです。購入した当時はスイスイ動いたのですが、OSがWindows10になった頃から急に遅くなりました。電源スイッチを押しても15分位経たないと使えないのです。タスクマネージャーでその原因を探ると、一番の原因はディスクが100%で、特定のプログラムがメモリを占有することのようです。どうにも我慢できなくなって、つい購入してしまいました。5代目のノートパソコンです。4代目は職場で使っています。

       新しく購入したNECのノートパソコン


 購入したノートパソコンは、当然のことながら動作が速いです。電源を入れてからの立ち上がり時間が、それまで15分以上かかっていたのがたったの10秒です。CPUが9年前のi5から最新のi7に、ハードディスクが最新のSSDになったことなどが効いていると思います。これから10年位は活躍してくれるでしょう。これまで使ってきたパソコンのOSは、95,98,ME,Vista,XP,7 ,8,そして10です。OSの変遷が分かるように、郷土館で陳列しても良いかも知れません。なお、2代目はゲームと音楽専用にしています。

 1代目:Windows ME    2代目:Windows XP    3代目:Windows 7から10
  

 ところで、我家のマスターパソコンは9年前に私が自作したデスクトップ型パソコンです。当時の最新CPUであるi7-2600Kを使いました。また当時はまだ珍しかったSSDを使いました。デスクトップ型は、一般的にノートパソコンより性能が高く今でも十分通用します。動画編集に絶大な性能を発揮します。そもそもデスクトップ型は、IC,マザーボード,電源,メモリなどを自由に変更できます。つまり拡張性がとても高いのです。唯一の欠点はコンパクトでないことです。私はメインのパソコン作業はデスクトップ型を使っています。そして、仕事など出先で使う時はノートパソコンを使っています。

  デスクトップ型の画面           パソコンケース内
 

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羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 14/29 (経糸径テスト)

2020年07月13日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 

 このところ天気が悪いので、経糸作りに精を出しています。経糸作りで一番の心配は、筬や綜絖を糸が通るかどうかです。そのため、なるべく細い糸を紡ぐように心がけています。しかし、田布施農業工業高校の羊の毛は、太いうえに短くてカールしています。さらに毛玉が多いので、紡ぎに四苦八苦しています。苦肉の策なのですが、紡いだ糸を細い穴(スリット)に通して検査しています。

      紡いだ糸をスリットに通して、毛糸の太さを検査


 毛糸の太さを検査する穴(スリット)は、筬や綜絖の穴とほぼ同じ2.5mmとしました。板に系2.5mmの穴を開けて、その穴を無事に通ればOKとしました。ところで、自分で紡いだ糸の細さを検査する人なんているのでしょうか。あまり聞いたことがありません。そもそも、自分で紡いだ糸を横糸にも経糸にも使う人なんているのでしょうか。経糸に市販の糸を使えば、楽で良いのでしょうけど。

  紡いだ経糸用毛糸    綜絖に通してみる     この穴で検査
  

 試しに紡いだ糸を穴に通してみました。まあまあ通過しますが、時々穴に詰まってしまう箇所がありました。その個所は、毛玉になった羊毛を紡いだ所です。毛玉のためにわずかに太くなって引っかかるのです。これを解決するには、カーディング時に徹底的に毛玉を取り除くしかありません。7月中は経糸作りで四苦八苦しそうです。どうやっても筬や綜絖に毛糸を通すことができなければ、板を組み合わせて釘を打ち簡易織機を作ろうと思います。さて、どうなることやら。

   穴を通過できない毛糸の箇所     太い箇所をちぎって細く  
 

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染め,紡ぎ,織り,綿繰りなど、田布施コットンクラブ

2020年07月12日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 2週間ぶりの田布施コットンクラブです。三密を避けながら、盛りだくさんの手作業をしました。皆さんが集まると、私の方から紅花染めについて、2種類の染料・2種類の劇薬を使うことなどを解説しました。そして次回のコットンクラブで、各自待ちよった糸や布を使って紅花染めすることなどのお話をしました。そのお話が終わると、各自いつものように手作業をしました。糸を紡ぐ方、織物をする方、綿繰りをする方など。私は細い経糸用毛糸を紡いだり、整経台を使って紡いだ毛糸を経糸にするなどしました。

       紡いだり,織ったりなど、各自手作業を楽しむ


 Kさんは色鮮やかな毛を持ち寄り、スピンドルを使って虹のような糸を紡いでいました。その鮮やかな毛や各種スピンドルを見せていただきました。また、Sさんは織物を卓上織物機から外して布の完成です。横糸の茶色は茶綿を,緑は緑綿を使ったそうです。黄色はクチナシで染めた糸を、青は去年藍染めした糸を使ったとのことです。とても落ち着いた色合いの布ができました。

 鮮やかな毛とスピンドル   Tさんの卓上織機    Sさんの織った布
  

 私は足踏み紡ぎ器で、経糸にする細い毛糸を紡ぎました。ボビンいっぱいに紡ぐと、ボビンを外しました。そして、隣に置いた整経台を使って長さを合わせながら経糸を作りました。経糸は5色に分けようと思っています。その色ごとに24本の糸を使います。つまり、経糸の総数は5 x 24 =120本を予定しています。または5 x 22 = 110本でも構いません。

   経糸用に細い毛糸を紡ぐ        整経台で経糸作り
 

 その他、収穫した綿から種をとる綿繰りをする方、また卓上織機を使って織物する方もいました。そして、スピンドルを使って糸を紡ぐ方などです。スピンドルは最初の頃、なかなか使いこなすことができません。私も最初の頃、太い毛をやっとの思いで紡いでいました。練習は裏切りません。2年位してなんとか細い糸を紡げるようになりました。今ではスピンドルから足踏み紡ぎ器に移行して、糸を自在に安定して紡げるように練習しています。

  色鮮やかな毛や糸     スピンドルで紡ぐ    綿繰り作業
  

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我家のスイカ,カボチャ,マクワウリ

2020年07月11日 | 野菜:根菜

 ずっと雨続きで農作業ができません。午後久しぶりにカボチャ畑に行きました。すると、雨ばかり降っている毎日なのに、大きく茎が伸びて葉も茂っていました。そして、黄色の花が咲いていました。その花を見ると雄花ばかりでした。雌花が出ると受粉して実が大きくなります。すると、タヌキやイノシシなどが食べに来ます。晴れたら、すぐにでも電柵を張ろうと思います

       葉が茂り花が咲いていたカボチャ


 ついでにカボチャのすぐ近くに種をまいたスイカとマクワウリも見回りました。カボチャほど育っていませんでした。しかし、この育ち具合ならばスイカは8月末には収穫できると思います。そして、マクワウリは8月中旬には甘くて美味しい実を収穫できると思います。スイカもマクワウリも、タヌキやイノシシの大好物です。カボチャ同様に電柵を張ろうと思います。

   これから大きく育つスイカ      これから育つマクワウリ
 

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とても難しいヘナの育苗

2020年07月10日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 髪を染めたり,布を染色したり,肌が染まるらしい、ヘナと呼ばれる植物の育苗をしています。インドなどの熱帯では普通の育つようですが、温帯である日本では育てるのが難しいようです。そのヘナをあえて育苗しています。最近の日本はだんだん暑くなっているため、もしかしてヘナが育つのではないかと思っています。実際に育ててみて、まずは発芽率が悪いのには閉口しました。

         LEDを使った人工光源で育てているヘナ


 種をまいて発芽するのは、20粒位のうち1粒です。今まで5粒が発芽しましたが、今育っているのは2つです。最初に発芽した三つは育て方を間違えたかも知れません。育苗後に畑に移植したのですが、虫に食われたり、病気になって全て枯れてしまいました。がっくり!今育てている苗は、一つは白い寒冷紗で雨風に当たらないように守りながら育てています。もう一つは屋内でLEDを光源にして育てています。熱帯の作物を育てるのは、ノウハウが無いこともありとても難しいです。

   苗を白い寒冷紗で守る         寒冷紗内で育つヘナ
 

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羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 13/29 (玉巻き)

2020年07月09日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 

 このところの雨で屋内作業しかできません。さて、手紡ぎ毛糸1束をミスで濃く茶色に染めてしまいましたが、とにかく紡いだ毛糸を5色に染めることができました。しかし束のままでは織りに使えないため、玉巻きすることにしました。玉巻きしておけば、編むこともできますし織ることもできます。ところで、織るにあたって紡いだ毛糸を経糸にも使えないかと思っていました。しかし、玉巻きした毛糸を見るとやや糸が太いように思えます。つまり経糸には使えません。筬や綜絖に通す細い経糸用毛糸を、別に紡いでみようと思います。

         5色に染めた手紡ぎ毛糸を玉巻き


 玉巻きの方法ですが、染めた毛糸をかせくり器に掛けます。そして、かせくり器から少し離して玉巻き器を固定します。続いて、かせくり器に掛けた毛糸がスムーズに解けるように毛糸の位置を微調整します。これで毛糸を玉巻きできます。

 かせくり器に掛ける    玉巻き器で巻き取る   玉巻きされた毛糸
  

 手紡ぎされた毛糸は、微妙にけば立っています。そのため、染色している時や水洗いの時に毛糸と毛糸が少し絡みつくことがあります。そのため、絡みつきをほぐすように丁寧にゆっくりと玉巻き器を回します。こうして5色に染めた毛糸を玉巻きしました。次は経糸用に細めの毛糸を紡ごうと思います。

 かせくり器に薄青の毛糸を掛ける       薄青の毛糸を玉巻き
 

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羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 12/29 (染色5/5 ※失敗)

2020年07月08日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 紡いだ毛糸を薄黄色、薄赤、薄青、薄青緑に染めてきました。最後に薄茶色に染めようとして失敗しました。薄く染めようとして、実は濃く染まってしまったのです。タマネギの皮を煮ながら染色していました。ところが、友達が来て会話に夢中になってしまいました。気が付いたら、なんと煮こぼれるほど沸騰してしまったのです。濃く染色されたものは薄くできません。やれやれ。

    濃い茶色に染まってしまった毛糸、何度洗うも薄くならず


 タマネギの皮は、我家のも含めて友達にもいただきました。網の袋から乾いたタマネギの皮を一つかみ分取り出しました。そして、ハサミで細かく刻むように切りました。刻んだタマネギの皮と水をミキサーの中に入れ、撹拌しました。この撹拌だけで水が茶色に染まります。

 皮を網袋から出す    ハサミで刻む      ミキサーで撹拌
  

 ミキサーで撹拌したタマネギの皮を鍋に移しました。そして、熱めの温度になるように設定しました。この電気鍋は正確に温度設定できず、摘まみの回し具合で調温します。最初ぬるい温度でしたが、次は回し過ぎて沸騰してしまいました。やはり、鍋に常についておかないてダメですね。タマネギの皮が毛糸に絡みつき、洗うのが大変でした。再度紡いで薄茶に染めようと思います。

   電気鍋で誤って沸騰         タマネギの皮が絡みつく
 

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羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 11/29 (染色4/5)

2020年07月07日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 第2段の藍染めをしました。普通藍染めと言うと青色です。しかし、必ず青色とは限らず、青緑色にも染まることを知りました。偶然ですが、生葉を発酵した藍染め液を10年近くビンに保管していました。そのビンを綺麗にしようと思っていたらビンの底に取り出し忘れていた布がありました。その布が綺麗な青緑色をしていたのです。今回紡いだ毛糸を、その青緑色に染めてみました。

       やや薄いものの、藍染めで青緑色に染める


 藍染めにはいろいろ苦労しました。一番分からなかったのは還元です。特に微生物を使った還元はなかなか厄介です。また何度か藍染めに失敗しました。またアルカリ剤として、たき火の灰を使ったこともあります。今は薄くとも安定して藍染めできるようになりました。また、藍染めは夏によく染まるのですが、温水を使って冬でも染めることができるようになりました。

  秋収穫の乾燥藍葉    ペースト状の藍葉    瓶に入れて水に溶く
  

 その後、藍染めに使う「すくも」を作ってみました。今のところ、発酵させた藍をペースト状にして使っています。「すくも」のように乾燥させても良いかも知れません。テスト中です。今回はペースト状に発酵した藍葉を使って、紡いだ毛糸を青緑色に染色しました。染色後、綺麗な水で洗い天日乾燥しました。薄いながらも青緑の毛糸ができました。

   藍の染色液に毛糸を浸す      綺麗な水で染色液を洗い流す
 

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雑穀シコクビエの害虫アワノメイガを退治

2020年07月06日 | 麦,穀類,雑穀

 とある方から「シコクビエの葉先が黄色に変色している!」と連絡がきました。「今年も発生したか。」と、その畑に向かいました。すると、やはりアワノメイガが大発生していました。ただし一部だけでしたので、駆除すれば畑全体に広がることはありません。黄色く変色したシコクビエの茎を裂きながら丹念に探しました。その害虫、いました!いました!

      食害されたシコクビエの茎に開いた大きな穴


 アワノメイガがやっかいなのは、茎の髄を食害するため外見だけ見ても分かりません。葉先が黄色く枯れ始めて、被害にあっていることが分かります。また茎の中心にいるため農薬が効かないことです。
 私のこれまでの経験からアワノメイガ対策は、密植しない、肥料をやりすぎて軟弱にしない、害虫(蛾)が入らないよう網を張る、寒い地域で栽培することなどです。もともとこの雑穀は、山梨県などの山間地域の気候が厳しく痩せた土地で栽培されていました。山口県での栽培は容易ではありません。

  黄色くなった葉     2匹見つける      害虫を観察
  

 幸いこのシコクビエは分げつ力があります。ちゃんと駆除してやれば、すぐに芽が出て回復します。8月末頃から鶏か鴨の足のような穂がさかんに出てきます。そして、10月には収穫できます。米ができず気候が厳しい山間地域で栽培されていた作物です。お米のように美味しくはないです。一種の飢饉食です。この日本で栽培している方は、何人もいないのではないかと思われます。

 鶏か鴨の足のような穂(8月末)       収穫したシコクビエ(10月)
 

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古いTELEVIAN製真空管ラジオの調査(2/x)

2020年07月05日 | 古ラジオ修理工房

 農作業,紡ぎ・染色・織り,史跡巡り,そして機械修理などに忙しく、古いラジオの修理をすっかり忘れていました。どの作業もおざなりになっているような気がしてなりません。そして、趣味を絞らなければと思いつつ、いつもそのまま時が流れています。
 今回は戦前の古い真空管ラジオ修理のための調査を続けました。使われている真空管は、古いナス管とST管です。また音量調整もない、言わば骨董ラジオと言っていいでしょう。調査修理が終われば、郷土館に陳列しようかと思っています。

    4個の真空管(ナス管3個,ST管1個)が使われた骨董ラジオ内部


 使われている真空管は、私が子供の頃に使っていた6C6のようなST管ではありません。まずは、電源用真空管のKX-112A(半波整流管)です。ちなみにインターネットで調べると1929製造で、次年に改良版のKX-112Bに切り替わっています。つまり、この真空管ラジオは昭和4年頃製造と推定できます。続いてラジオ放送を受信する1段目のUX-12A(増幅),2段目UX-226(増幅)と続きます。

  整流管KX-112A      増幅管UX-12A     増幅管UX-226
  

 最後にシールドに囲まれたナス管UY-227(検波増幅)です。当時は直熱管が主流だった時代に、ハム雑音を減らすための傍熱管です。私が子供の頃、直熱管は12F位でほとんどが傍熱管になっていました。時代を感じさせる真空管です。

  アルミシールドを取り外す     シールド内の検波増幅棺UY-227
 

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田布施町郷土館 天井の電球と蛍光管を交換

2020年07月04日 | ふるさと

 去年大晦日の大掃除時、故障した天井の電球や蛍光灯を取り換えました。それから半年後の今回、その後故障した電球や蛍光灯を20本位取り換えました。蛍光灯が世の中に出た昭和30年頃、故障しない明かりとしてもてはやされました。しかし、最近の蛍光灯は寿命が短いような気がします。値段を抑える代わりに、安くもろい材料を使っているのでしょうか。寿命が犠牲になっているのではないかと思われます。

       普段は外側から見る展示パネルを内側から見て


 特別な鍵を使って展示パネル内に入りました。遺品を傷つけないようにそろりそろりと展示パネル内を移動しました。そして、故障した蛍光管を何本か取り出しました。そして、新しい蛍光管を取り付けました。長寿命と言われるLEDランプが手に入ればいいのですが、まだまだ高価です。蛍光管の他に、ハロゲン電球も取り換えました。なお、特殊な蛍光管1本の在庫が無くなっていたため注文しておきました。

遺品に触らないよう移動   故障蛍光管を外す   新しい蛍光管を取り付け
  

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羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 10/29 (染色3/5)

2020年07月03日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 紅花に続けて藍染めをしました。皆さんと藍の移植をした後、余っていた藍を使って染めました。1ヶ月ほど前、その藍の生葉をミキサーで粉砕しました。そして、3日ほど発酵させたものにアルカリを加えて保存しました。今回は、その液を使っての藍染めです。やや発酵臭が残っていましたが染色できました。紺屋のようには濃く染色できませんが、それなりに味わいがあるのでこれで良しとしました。

     紡いだ毛糸を薄く藍染め、薄くともそれなりの味わい


 藍染めと言うと、化学合成された染料を使ったり、すくもと呼ばれる発酵藍を使うことが多いと思います。私はそれを使うほどには濃く染めません。収穫した藍葉を天日乾燥させた葉を使ったり。生葉だけを使ったりと、数種類の方法で気ままに染めています。

ミキサーで粉砕(1ヶ月前)    汁を絞り取る       粉砕された藍葉
  

 発酵させた粉砕藍葉を、水と一緒にボールに入れて還元剤を加えます。以前は還元菌を増やしたりしていましたが栄養を与えるなど管理が大変です。今は還元剤を使っています。藍染め液に毛糸を10分位浸してから引き上げます。すると最初は黄色に染まっています。しかし、黄色からだんだんと青く変色します。

 藍染め液に浸す       最初は黄色     だんだんと青色に変色
  

 毛糸全体が青く染まったことを確認すると、強く絞ります。そして、流水で藍染め液を洗い流します。この流水に浸けることで、青が引き締まるような気がします。何度も水で綺麗に洗った後、風の当たる場所で天日乾燥しました。

    藍の染め液を絞り取る       流水で、染め液を洗い流す
  

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赤手ガニの子供を捕まえて観察

2020年07月02日 | 生き物

 一年ぶりに、我家のカニを捕まえました。体が少し小さくうっすらと両手が赤いため、赤手ガニの子供ではないかと思います。雨が降って湿気が強いので、餌を求めて歩いていたのではないでしょうか。ところで、ここ数年赤手ガニの数が減ったようように思います。昔は溝や土管にたくさんのカニがいたものです。カニを餌にするタヌキ,アナグマ,アライグマなど獣が増えたからでしょう。たまに赤手ガニを見ても、すぐに穴の中に逃げてしまいます。カニにとって暮らしにくい世の中になりました。

      体が小さくうっすらと両手が赤い、赤手ガニの子供   


 カニがいなくなった一番の原因は、獣の増加以外に海岸の堤防整備だと思います。卵を産みに海に出られなくなり、逆に子ガニが海から陸に戻れなくなりました。田布施町麻郷八海地区に蟹守様の伝承が残っておりその祠もあります。これは、かつて海沿いの八海地区に足踏みできないほどのカニが住んでいた言い伝えです。堤防や防潮堤が無かった昔は、八海地区はカニの天国だったのです。まさに、インド洋のクリスマス島のようにカニが溢れた時代があったのでしょう。

  赤みをおびたハサミ          雄のカニ(腹の模様から)
 

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