すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

コスモスに心をうつす

2007年09月06日 | 教育ノート
 学区ではコスモスを地域の象徴としてとらえ、沿道に苗を植えたり、その名前をつけた各種の催しを行ったりしている。
 昨年そのメインとなる「花まつり」会場へ子どもたちの短歌を掲示してもらえるように頼んだら大歓迎され、また当日は参加者に大変喜んでいただいたという。
 継続的な形で短歌作りを奨めてきたので、その際も自習時間など活用できるようにプリントを作成して全員分を掲示できるようにした。

 今年は一学期中あまり取り組んでこなかったが、この機会にぜひと思い、4年以上の合同授業という形で取り組むことになった。
 小学生であれば素直に気持ちなどを31文字に読み込めればいいと思うのだが、「コスモス」という限定があるので、どうしても風景の短文のように終わってしまう傾向があったのが昨年の反省である。

 具体的に手順を踏みながら作り方を教えたいと思い構想を練っているとき、俳句には「取り合わせ」という技法があるが短歌でもそんなイメージでできないものだろうか、と考えた。
 つまり、自分の行動、思いなどとコスモスのある景色などを結びつけてみるという作り方である。
 具体的にどう進めたかは、いずれ何らかの形でまとめたいと思う。

 小学生にとっては少し背伸びをした印象であったが、なかなかさまになる作品もできたと感じている。
 いくつか紹介する。

 晴れた日のコスモスラインきれいだな練習試合勝ててよかった (4年)
 コスモスもきれいな星をみてるかな楽しかったよプラネタリウム(4年)
 コスモスが笑顔いっぱい咲いているあいさつするぞ元気におはよう(5年)
 コスモスがはちと一緒に話してる思ったことをきちんと言えたよ(5年)
 つぼみでもこれから咲こうと日々がんばる新しい曲チューバで吹くよ(6年)
 コスモスも楽しみながらおどってるチャンゴの音色ひびきわたるよ(6年)