年に2回ぐらいは買うだろうか。
『ダヴィンチ』(メディアファクトリー)という読書系の月刊誌である。
コンビニで何気なく表紙を見ていたら、こんなコピーが…
保存版 中島みゆき 大特集
ちょっと惹かれた。そしてその横に「寄稿 谷川俊太郎 井上荒野…堀江敏幸」と続いている。ぐんと惹かれる。さらにその横にこうあった。
対談 中島みゆき×糸井重里
もう買うしかあるまい。
ということでレジへ。家でどっぷりと読む。
さすがの糸井重里である。
相手からの引き出し方や言葉をうけての喩え方など糸井は非常に巧みでいつも感心させられるが、今回は逆に質問されて答えている場面が印象深い。
中島みゆきが、「糸井さんにうかがってみたいことがあったんですよ」と問いかけたことは「なぜ誰もが知りたがるのか、どうやって詩や曲を書くのか」ということであった。
記者やファンだけでなく、たまたま出会った人でさえそのことをまるで挨拶代わりのように聞くのは何故か、「みなさんはそれを知ってどうするのか」と中島は疑問をぶつける。
これに対して糸井は「教えてあげましょう(笑)」と受けとめて、次のように言う。
人は繋ぎ目が好きだからですよ。
これこそ糸井重里という返答である。
このシンプルさとこの明快さ。そして奥深さがたまらない。
キョトンとしている中島に対して、糸井はこう繰り返す。
人間の性として、あらゆる繋ぎ目に興味を覚えてしまうんです。
そのあと「解説」が続き、中島はこうおどけるほど納得した。
目から10枚くらいコンタクトレンズが落ちました(笑)
「繋ぎ目が好き」という見方、これはかなり広範囲な場で刺激的に響くような気がする。
すべての素晴らしい芸術の魅力について語るとき、「繋ぎ目」がどこなのか想像してみることは結構興奮することではないか。
そして、すべての素晴らしい「仕事」について語るときも、「繋ぎ目」という見方は鋭い視点になるのではないか。
もしかしたら自分はそれを探しているのかもしれない、と思い始めた。
『ダヴィンチ』(メディアファクトリー)という読書系の月刊誌である。
コンビニで何気なく表紙を見ていたら、こんなコピーが…
保存版 中島みゆき 大特集
ちょっと惹かれた。そしてその横に「寄稿 谷川俊太郎 井上荒野…堀江敏幸」と続いている。ぐんと惹かれる。さらにその横にこうあった。
対談 中島みゆき×糸井重里
もう買うしかあるまい。
ということでレジへ。家でどっぷりと読む。
さすがの糸井重里である。
相手からの引き出し方や言葉をうけての喩え方など糸井は非常に巧みでいつも感心させられるが、今回は逆に質問されて答えている場面が印象深い。
中島みゆきが、「糸井さんにうかがってみたいことがあったんですよ」と問いかけたことは「なぜ誰もが知りたがるのか、どうやって詩や曲を書くのか」ということであった。
記者やファンだけでなく、たまたま出会った人でさえそのことをまるで挨拶代わりのように聞くのは何故か、「みなさんはそれを知ってどうするのか」と中島は疑問をぶつける。
これに対して糸井は「教えてあげましょう(笑)」と受けとめて、次のように言う。
人は繋ぎ目が好きだからですよ。
これこそ糸井重里という返答である。
このシンプルさとこの明快さ。そして奥深さがたまらない。
キョトンとしている中島に対して、糸井はこう繰り返す。
人間の性として、あらゆる繋ぎ目に興味を覚えてしまうんです。
そのあと「解説」が続き、中島はこうおどけるほど納得した。
目から10枚くらいコンタクトレンズが落ちました(笑)
「繋ぎ目が好き」という見方、これはかなり広範囲な場で刺激的に響くような気がする。
すべての素晴らしい芸術の魅力について語るとき、「繋ぎ目」がどこなのか想像してみることは結構興奮することではないか。
そして、すべての素晴らしい「仕事」について語るときも、「繋ぎ目」という見方は鋭い視点になるのではないか。
もしかしたら自分はそれを探しているのかもしれない、と思い始めた。