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決定力不足の…

2008年10月17日 | 雑記帳
 決定力とは何か。

 サッカーファンではない私ではあっても、一応W杯予選などを見て「なんでええ」と熱くなったりする。
 そして引き分け、敗戦のたびに繰り返されるこの言葉…「決定力不足」。
 この「決定力」という言葉、これでいいんだろうかとふと思う。

 ネットの「はてな」ではこう載っているが、野球ではそんなに多く使われる言葉ではない。まあサッカー専用といってもいいくらいだろう。
 いろいろと考えが浮かぶ。
 この決定力、たとえばシュート力や攻撃力とどう違うのか。
 競技については全く素人の自分なので、あくまで言葉にこだわって考えてみると

 攻撃は点を入れるためにする。
 シュートは点を入れるために打つ。
 決定とは、その攻撃やシュートが決まらなかったことを指しているわけだ。
 すると、攻撃が良かったのに、いいシュートだったのに、決まらなかったということは当然あるわけだ。
 ではその理由は、相手の守りが堅い、偶然、惜しい…となる。
 偶然や惜しいがこれほど頻繁に重なるわけがないので、結局は相手の守りを崩せないということになるだろう。
 では、どの段階で崩せていないか。そこが一番の問題なのではないか。

 野球で使う場合はあきらかに「得点力」と同義なのに、なぜサッカーではそう言い切れないように感じるのか。この「決定」とは勝負に絡むことばだ。つまり、1対0でも1対1でも3対3であっても、日本が勝利できなければ使われるのではないか。あまり得点に関係なく言われたりしていないだろうか。

 ということは何かメンタルな面を感じる節もある。そこを突っ込んだら入るだろうが…、どうしてあそこで蹴らない…といった弱気を責める雰囲気もしてくる言葉だ。

 やはり「決定力」は、比喩として有効なのだ。

 と、なんだかあまり決定力のない文章だなあ。
 つまり、キレがなくて、相手を揺さぶっていない…動きが遅くて、考えられていないということでしょ。