相変わらずのミーハーで、『読書進化論』(勝間和代著 小学館101新書)を手にした。
この本でそんなに目新しい視点はなかったが、改めてこうした類の本のターゲットになっている層がわかる気がした。
私のような年代、こんな職業や環境にいる者は、あまり手にはしないだろう。
興味が示す読者の条件は、文中にある言葉でいえば、
雇用流動性がある環境にいる
ということになるだろうか。
だからこそベストセラーになった『年収10倍アップ勉強法』という表現に、自己啓発意欲を沸き立たせる者も結構多いだろう。
だが、いみじくも著者も書いているように、実際に「努力すれば報われる環境」にいるのは
東京のごく一部の、専門職に近い人たちだけでしょう
が現状だ。
少し悲しい気持ちも湧いたりするが、その現実は簡単には変わらない。
もちろん、だからといって読書が無駄なわけではない。本に価値がないわけではない。
その本が目指しているもの、説いていることを、いや本だけではなくウェブ上の情報も含めて、それらを早く見抜き効率的に処理していく、ツールとしていかに活用できるか、ということにつきる。もっとも本のジャンルによって「処理」の仕方は違うし、そのことも意図的でなければならない。
そんなことがわかりやすく書かれている本だ。(「もっと本買って」という体裁を取りながら)
従って?この本のサブタイトル(というよりコピーみたいなものだが)
人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか
という問いに対して答えてみれば、それは「変わらない、負けない」…という意志を自分が持つことが全てとでも表わしてみようか。
「読書進化論」という意味はなかなか深い。
この本でそんなに目新しい視点はなかったが、改めてこうした類の本のターゲットになっている層がわかる気がした。
私のような年代、こんな職業や環境にいる者は、あまり手にはしないだろう。
興味が示す読者の条件は、文中にある言葉でいえば、
雇用流動性がある環境にいる
ということになるだろうか。
だからこそベストセラーになった『年収10倍アップ勉強法』という表現に、自己啓発意欲を沸き立たせる者も結構多いだろう。
だが、いみじくも著者も書いているように、実際に「努力すれば報われる環境」にいるのは
東京のごく一部の、専門職に近い人たちだけでしょう
が現状だ。
少し悲しい気持ちも湧いたりするが、その現実は簡単には変わらない。
もちろん、だからといって読書が無駄なわけではない。本に価値がないわけではない。
その本が目指しているもの、説いていることを、いや本だけではなくウェブ上の情報も含めて、それらを早く見抜き効率的に処理していく、ツールとしていかに活用できるか、ということにつきる。もっとも本のジャンルによって「処理」の仕方は違うし、そのことも意図的でなければならない。
そんなことがわかりやすく書かれている本だ。(「もっと本買って」という体裁を取りながら)
従って?この本のサブタイトル(というよりコピーみたいなものだが)
人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか
という問いに対して答えてみれば、それは「変わらない、負けない」…という意志を自分が持つことが全てとでも表わしてみようか。
「読書進化論」という意味はなかなか深い。