すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

学校のジャーナルを目指して

2008年10月05日 | 雑記帳
 所属団体からの依頼があって、近隣の小学校のホームページを調べる必要があった。
 全部で二十校ほどであるが、あまり状況ははかばかしくない。つまり更新が滞っている学校が多いということだ。

 学校にパソコンが配備されネットにつながるようになってずいぶんと時間が経つが、高速化や操作の簡便化が図られてきたわりには私の周辺では順調には進んでいないようだ。

 7,8年前にはなるが、当時の六年生と一緒に総合の時間にホームページ作りに取り組んだことがあった。レイアウトやリンクなどそれからどの程度進んでいるかという点で、各校のページを見てもほんのわずかではないだろうか。確かにブログ活用をしている学校も半数ほどあったが、これも定期的な更新はほんのわずかである。

 理由は様々に考えられる。勤務している市では昨年まで情報教育支援の非常勤職員がいて、年に数週間ではあるがその面をサポートしてくれたが、今年は打ち切られた。よほど堪能な職員がいれば継続的なことができるかもしれないが、多くの時間を割くのは現状では難しいだろう。

 しかし、なんといっても一番の理由は、必要性や有効性の問題ではないだろうか。
 保護者や地域向けの通信はやはり紙媒体が強いだろう、全ての家庭にネットがつながっているわけではない、また研究面をアップしてもどの程度の目に触れるのか疑問だ、等々、こういう意識が強いのではないか。私の中にだって当然ある。

 ただその考えを盾にして動かないでいることは、やはり怠慢だ。
 将来的に見て組織体としてのネット活用は、日常の仕事の一部として位置づけられなければならないだろう。

 と気張った考えで始めたわけではないが、先週本校のブログをようやく開設した。
 前年、情報教育支援の方とも話していたことだが、少し余裕が出てきた時期でもあるので「日誌」的に写真とコメントをアップしていこうと思う。

 先日読んだ新書に「ジャーナル」は日誌の意味で、正しいことを伸ばし、悪いことを改めるために書くものだという記述があった。正直、悪いことはあまり宣伝できないだろうが、いいことや頑張っていることなら載せられるし、載せたいと思う。
 学校のいいことを知らせ、増やしていくという意味のジャーナルを続けていきたい。