すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

憧れの解散宣言

2010年04月17日 | 雑記帳
 今週で、新年度に関わる会議等は一段落である。
 まだ事務処理するものは結構残っているが、本務に集中できる時間は格段に多くなるはずだ。

 様々な外部の会に出て、毎度同じような事柄を毎度同じようなメンバーで続けていくことに少し疑問やら疲労やらを覚えているのは私だけではないだろう。

 毎年「何か一つは新しいことを」と思い、それなりに提案めいたことを言ったりするのだが、実現は半分もいっているだろうか。
 そういう外部のものは流れに任せればいいと達観している方もいて、時には羨ましくも思うのだが、これも自分の性なのだから、仕方のないことだろう。

 ある組織の事前準備で、少し前話題になった「ホームレス中学生」の父親のように、「解散!」と思いきって言えたらどんなにすっきりするだろうと笑いながら話したことがあった。

 冗談ではあるが、一面では各々の心の中にあることかもしれない。しかしよくよく考えてみると、そういう心構えは傲慢さにつながるのかもしれない。

 解散したら、何が出来るというのか。
 解散した一人一人が、各々の場で組織に関わらない分だけ大きな力を発揮できるというのか。
 何かもっと建設的な新しい組織を作れるとでもいうのか。
 それだけのエネルギーがあるならば、組織改革など容易いことではないかとも思うのである。

 「いろいろなしがらみが…」という言い訳は、やはり自分自身の意欲の低さの裏返しに過ぎない。
 やっぱりこの会では駄目だ、と断言できるほどのことは、何一つやっていないと気づく。
 そして、この会で得られたことは結構多かったなあと振り返ってみて、しみじみ思うのである。

 そんなふうにして、今年も頑張らねばと心を奮い立たせてみる。

 と書いてみましたが、何やらどこぞの政党のような気もしてきました。きわめて日本的な心象なのでしょうね。