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「やさしい刺激をし続ける」法

2014年07月06日 | 読書
 ちょっとした健康オタクである。というより「健康法」オタクと言った方がいいか。だから、その系統の本も結構読んでいる。
 愛読している小西先生のブログ「福禄寿」に、「佐田式健康法」のことが出ていたので興味を持ったので、購入してみた。

「2014読了」65冊目 ★
 『佐田式健康法』(佐田欣夫 たにぐち書店)


 こういった個人の唱えるものはなんとなく胡散臭く思われたり、結局商売に結び付けようという魂胆があると考えられたりしている。
 しかしそんなことを確かめてどうにもなるわけではなく、要は自分に合うかどうか、なのだと思う。
 実践してよければ取り入れればいいだけの話である。と言いながら、実際にやってみるのは1割程度か(笑)。

 この健康法は、「指のコチョコチョ」「お腹グルグル」に象徴されるいわば刺激法の一種が中心になっている。
 特徴的なのは、軽く、やさしく、という点である。
 「やさしい刺激がよい刺激」ことが繰り返されている。

 これは、なかなか今までなかったなあと思う。
 「指もみ」も結構長続きしてやってみたが、それは強い刺激であり、そのことで健康になるような実感を得ていたように思えるのである。

 弱い、いわばなでるような刺激で効果があるのかなあ、と素直に思う。
 しかし、例えば「指のコチョコチョ」は1本10分という、結構な時間をかけて行われるものである。
 このぐらい続けてみると、少しずつ快感めいたものになってくるから不思議だ。


 そんなことを考えていたら、毎日の仕事にも共通点があるのではないかと思えてきた。

 つまり「やさしい刺激」をずっと続けることが、効果が上がるのではないかという仮説だ。

 「強い刺激を連続して行う」「ふだんはあまり刺激せずに、時々強い刺激を行う」と比較してみたときに、それはどんな流れを形づくるだろうか。

 具体的な刺激の「なかみ」によって違うのかもしれない。
 例えばある教科の特定の内容(国語の漢字習得など)をイメージみたときは、どうだろう。

 実際場面を思い浮かべれば「やさしい刺激をし続ける」がおそらく一番効果的だ。そして、一番難しい。
 まさしくそれは「法」である。
 人は、ある意味で「法」によって、人間になっていく。

 「やさしい刺激をし続ける」という法は、ずいぶんと汎用性があると思う。