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「できる」に向く人生観

2014年07月28日 | 雑記帳
 久しぶりにビジネス誌を読んだ。

 特集名が「孫正義の褒め方・叱り方」である。ソフトバンクユーザーではないが,同時代に生きる者として孫正義には多少なりとも関心がある。

 要するにポジィティブということなのだろう。
 それを示す,圧倒的な言葉があった。

 「できる」と「できない」の決定的な違い

 そう問われれば,切り口はいくつかあろうが,孫はこんなふうに語るという。

 「『できない』と『できる』ではどっちが簡単だと思う。『できる』というのは,100でも1000でも一万でも,ありとあらゆる方法を自由に考えて,その中から一つでもゴールにたどり着く方法を見つけ出せばいいんだ。」


 「できない」の結論は一つだが,「できる」の方法は多数ある,ということだ。

 ここには,失敗や成功に重きを置いていないとも思われる人生観がある。

 もちろん孫が成功者であることには変わりなく,その言葉を成り上がり者の傲慢さと揶揄する人もいるだろう。

 しかし私達の目の前の課題も,大小に関わらず「できる」と「できない」の選択の場合がかなり多い。

 ぱっと解決の難易度を考えてしまう習慣に陥ったり,メリットデメリットで慎重に天秤にかけたりするより,できる方法のあれこれを楽しむ見方を強めた方が,幸せに近い気はする。