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絶壁の間を船で行く

2014年07月22日 | 雑記帳
 三連休明けなので、ちょいと達成感が下がるが、とにかく一学期終了。お疲れ様でした。「大過なく」という形容を高評価とみてもいいかどうかは別にして、安全管理的な面では騒動になるようなことがなく終えられそうでほっとしている。ただこの安堵感は、なんとなくまだら色の感じで、これが時勢というものか。


 先週、警察から依頼され、朝の挨拶運動に町健全育成関係者等が立ち会い、ほんの少しイベント的なことが行われた。決まったのが最近だったので、特に保護者に連絡していなかった。ところがその朝、パトカーが数台学校の方へ向かっているのを見て、心配になったという保護者の声を直接聞いた。そんな時代だ。


 子どもを取り巻く事件、事故の数が統計的に増えているのか、定かではない。しかし情報として私たちに届く量は昔とは比較にならない。それへの対応も増えるばかり。情報は危険回避のための材料なのだから、処理の仕方に追われるのは本末転倒ではないか。リスクの原義は「絶壁の間を船で行く」だそうである。


 保護者アンケートの集計が終了した。データとしては良好だった。自由記述には検討課題はあったが、励まされる意見も多く寄せられた。その意味では、「絶壁の間」は結構幅があるのかもしれない。もちろん、安心して気を緩めるわけではない。よく行先を見定めて、前後左右を注視し舵を切ることはいつも通りだ。